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小南泰葉×ごとうゆりか、ラフォーレ原宿でおやすみなさい。--「LAFORET PRIVATE PARTY」イベント

12月2日「LAFORET PRIVATE PARTY」で行われた小南泰葉とごとうゆりかのイベントを音楽ライターのトムさんに取材いただきました。

初めまして! 突然ですがお邪魔します。音楽ライターのトムです。音楽を中心に興味がある事は全部首突っ込むスタンスで生きています!

今回は、12月2日にラフォーレ原宿で開催された「LAFORET PRIVATE PARTY」の様子をレポートします。後半には、2人のインタビューもあるので、ぜひ最後まで読んでください!

12月2日当日は、各ブランドの新作のお披露目やスペシャル企画などなど、普段とちょっと違った楽しいイベントが盛りだくさんでした。パーティーは19時からの開場でしたが、18時少し過ぎに到着した時には、もの凄い行列。外は寒いのに、100人以上は余裕で並んでいたような…。 

中に入ってみると、いつものラフォーレ原宿とはちょっと違った雰囲気。店員さんもフランクで、店内で軽食やシャンパンを振舞ったりしているお店も。ちなみに僕は歩いていると、スミノフとハーゲンダッツをタダで貰いました。太っ腹すぎる。 

だんだんと賑わいを見せる中、1階のショップ「HOYAJUKU(ホヤジュク)」さんに小南泰葉さんとごとうゆりかさんが登場!

本人たちを目の前にしてお客さんがざわめくなか、2人は店員さんとなって、服の実演販売をしたり、ファンとの写真撮影に応じたりしていました。そんな2人にお客さんも興味深々。特に、2人の衣装(ナース服とネグリジェ、それぞれを半分半分取ってリメイクしたもの)は店内でもひときわ目立っていました。

その後、小南さんとごとうさんのライブがスタート。

この日披露されたのは、ゆったりと語りかけるような楽曲。いつまでも見ていたくなる、あったかくてフワフワした夢、そんな夢を見ているような感覚になりました。2人によって作り出される世界観に、お客さんたちもどこかおっとり。思わず立ち止まって聞き入るお客さんも。2人を見ていると癒される、ずっと見ていたい、そんな気持ちになりました。 

曲が終わると、店長さんとのトークイベントに突入。イベント終演近くまで店員さんとなってコラボ商品を販売されていました。

そして、イベント終演後、お疲れの2人に無理を言って少しお話を伺ってきました!

▼▼▼ここからインタビューです!▼▼▼

――本日はお疲れさまでした! 本日はイベントをしてみて、どうでしたか?

小南泰葉:
かなり異文化交流をやった感じ! アドレナリン出てます、ずーっと出てます(笑)。こんな薄着やけど、外とか全然寒くないくらい、それくらいすごい楽しかったです!!

 

ライブ途中、2人が投げた枕がカメラマンに直撃

何かこう、『エネルギーの渦に入った!』って感じです。
ラフォーレというエネルギーを感じる場所、渦に入った感じ。皆のエネルギーをたくさんもらいました。洗濯機のなかにはいって、ぐるぐるまわったって感じ。

 ――洗われたって感じですか?

小南泰葉:
そうですね(笑)。

ごとうゆりか:
普段は表に出てパフォーマンスすることってなかったので、なんていうんだろ、新鮮だったというか…見世物小屋の見世物になった感じ。普段、自分は動物園とかで見てる側なのに、見られてる側を演じるって、すごい面白い感覚だなって。途中からは、これは泰葉ちゃんにまかせよって。

――途中でスイッチきりかわりましたよね。

ごとうゆりか:
もういいやって(笑)。自分は素の自分を演じてみようって思いました(笑)。

小南泰葉:
私は普段、彼女の事を見世物小屋の見世物っていうよりは「UMA(未確認生物)」みたいだなと思ってて。。何が出るかわからない、何が飛び出すかわからないっていう感じなので。そんな彼女が、「初めて表舞台に立つ」という貴重な第一歩を一番近くで見させていただいて、とっても楽しかったです。 

ごとうゆりか:
歌うとか、パフォーマンスするって、身を削るような作業だな、痛いなーって思ってたんです。けど、自分一人でできないことを、泰葉ちゃんとならできるって確信があったし、やってみて、『凄いもう一回やりたい』、っていう感覚があったのが新鮮で…鮮度が高まっている(笑)。

曲の合間に枕を敷いて横になった2人

小南泰葉:
それに、今回初めてコラボで絵を描かせてもらって限定4着のロンTを作ったんですけど、それもすごい嬉しくて。ラフォーレに自分の書いた土台の、しかもゆりん(注:ごとうさん)とコラボした商品が並んでるのが凄く感動した。店員をやりながら、「いかがですか」って。今日一日が全部お芝居みたいで、私まだずっとまだ今夢の中にいる感覚、凄いまだふわふわしています。全然私たちの事を知らない子が『めっちゃかわいいやん』って言うて買って行ってくれた人とかがいて、あれとかすっごい嬉しかったよね!

 ――外から見てて「凄く仲良そうやな!」って、感じます。いつ頃から仲良くなったんですか?

小南泰葉:
知り合ったのは3年前くらい。彼女の絵が書いてある衣装を借りたのがきっかけです。そんで、ライブグッズをデザインしてもらいました。

ごとうゆりか:
泰葉ちゃんとの出会いのきっかけは、その服を着ていただいたとき。泰葉ちゃんからダイレクトメッセージが来て、その文面が凄い心に響いて・・。感想を凄い長文で伝えてくれたんです。凄い『好きかもしれない』って。服とかそういうものに、ここまで心を込めて感情を伝えてくれる方って、今の時代少ないなぁって。 
そのあと連絡取って会ってみたんですけど、泰葉ちゃんがすごい無垢っていうか、ちゃんと目で見て、感じることを表現してるストレートな人だなぁって思って。そこが、小南泰葉という個人のアーティストの、歌詞や曲に現れてると思います。会ったあとに曲を聴いたら、泰葉ちゃんの狂気的な部分や衝動的な部分も感じるようになったし、自分自身と創作がちゃんと一致してる人だなって。そういう部分が私は凄く好き。

小南泰葉:
共感しているところ、似ているところがたくさんあったのでこれだけ深くなったというか。
彼女が『夢遊っ子の夢。』って個展を開いたときに、彼女の絵本の文章をコンセプトに『曲をかいてほしい』って声をかけてくれたんですね。それがほんとに嬉しくて。アーティストの友達がたくさんいるなかで、それでも自分に声かけてくれたのがめちゃくちゃ嬉しくて。それに対して自分なりに答えを出そうと、曲を書きました。そしたら、自分の書いたre:born と、絵本の世界がマッチして。個展が終わった時、ゆりんに「まだまだ終わりたくない!」っていったら、「もっと色々やりたいことたくさんあるよね!」ってなって。

そんな中で私はゆりんを、最初は怖いもの見たさというか、そんな感じだったんですけど、このUMAを解剖したいというか、もっとのぞいてみたいってなって。あけてみると普通の優しい子で、嫌いなものは嫌い、好きなものは好き、そして好きな物に対する愛情の注ぎ方がハンパない。好き嫌いがはげしいし、正直者だからきっと誤解を生むんだろうなと。いつのまにか私は、ゆりんと一緒に『彼女に歌わしたら、演技させたら、どうなるんだろうか、演技できるんだろうか、お芝居できるんだろうか』って、思うようになって。それで曲を書いて、ステージに立ってやってみたりと・・・こう一個一個が固まっていくのが良いなって思います。

――一緒にいる事が多いんですね。

小南泰葉:
よく遊びますし、一緒にご飯もよく食べるんですけど、この前なんて居酒屋で、『白子お願いします!』次は『白子お願いします!』で、次も『白子お願いします!』って三連続で頼むんですよ。『えー!』って。 

ごとうゆりか:
追求しちゃう。何で自分がそれを好きなのか何度も何度も食べて、追求したい。 

小南泰葉:
好きなことは好き、嫌いなことは嫌い。彼女と一緒にいると、いちいち面白いんです、彼女を見ていると楽しいです。 

――2人で今後やってみたいことは?

小南泰葉:
今後ですか? やりたいこといっぱいあります。 

――今回は、その中の1つとしての「音楽」だったという感じですか?

小南泰葉:
そうですね。今後も音楽は私が作って、ゆりんと歌って。そのベースに、写真や映像を乗せたり。で、私は生きづらい人の逃げ場を作りたいです。ずっと楽しく生きていたいじゃないですか。でも、その為には我慢したくないし、無理したくない。私は誰かに、『生きる為に逃げてもいいんだよ、永遠に、地獄まで逃げ続けていいんだよ』って言ってほしかったんですね。だから、自分で自分に向けていったんですけど。だから、きっとゆるゆると…いろんな人を肯定してあげる、いろんな人の逃げ場になればいいな、作りたいなって思います。 

ごとうゆりか:
私、単純に結構『死にたいーっ』て思うって事があるんですけど、自分で自分の事を『大丈夫だよ』っていえなくて。でも、誰か大切な人とかに、『生きてていいよ、大丈夫だよ』って言われるだけで、その場救われたりとか、未来を考えようと思ったりとか。たった単語、一言なのに報われるところがあって。そういう、一言を必要としている人たちと一緒に、未来まで一緒にいたいなって思うからこそ、『〜したい』っていう希望が生まれる。

小南泰葉:
何かずっとさ、目の前に美味しいお菓子をぶらさげて走り続けたいんですよ、私。 

ごとうゆりか:
わかる、すっごいわかる。

小南泰葉:
今日一回のイベント終わってしまいたくなかったから、歌おうよ、歌い続けよっていったり、もっともっと遊び足らないから、クリスマス会しようよとか。とにかく、ずっとずっと目の前にお菓子をぶらさげて走り続けたいなー!

…と、お話の途中ですが、時間の都合上、ここでインタビューは終了。

外から見ているだけで、2人の仲の良さが伝わって来ました。終始ずーっと楽しそうで、「まだまだ遊び足りない!」といった様子。今回のイベントライブも、そんな2人の遊びの1つで、「あれしたい!」「これしたい!」と、もっともっと面白い遊びを考えては遊んでいくのだと思います。そんな彼女たちには、無限が似合うなぁと思いました。無限に続く夢のように、2人の世界観を遊びで表現、クリエイトし続けるのだと思います。僕もまた、夢の続きを見にいきたいなーって思ってます。


そして、話に出ていた通りクリスマスパーティーが高円寺MACARONIC(マカロニック)で緊急開催決定! ご予定が合う方は、ぜひ!

 

<イベント詳細>
小南泰葉とごとうゆりかの 『ディープスリープクリスマス』
12月25日(日)
高円寺MACARONIC
OP/ST 16:00 LAST 18:30予定
¥3,000(+1D) 30人限定
予約:live.yoyaku.mail@gmail.com
※お名前、枚数をご記入ください

 

文筆/文責:トム(@tommyoungs)
衣装:BLABLA HOSPITAL
店舗:HOYAJUKU

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