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出会いと別れ
最近思うんです。
出会いと別れは紙一重だと。
人生、出会いもあれば別れもある。
よく耳にする言葉ですが、その対象って同一人物じゃないですか。
すなわち、出会ってしまったら、必ず別れが来てしまう、ということ。
出会いがあるから別れがあるのです。
出会った全ての人と関係を結ぶことなんてできないように、人間には目に見えないキャパが存在します。
そのキャパは人によって違うけれど、一度に親密な関係になれる人数ってある程度決まっていると思うんです。
※人間のダンパー数は150人だそうです
ということは、キャパ一杯の人数親密な人がいたとしたら、誰かがその枠から外れなければ、親密な人は作れない、ということになります。
“大切な人が離れていったら、自分が大切にできる人の枠が空いたと思えばいい、その枠に入れる人を探せばいい“という言葉をよく耳にしますが、これってそういうことなのだと思います。
とあるドラマの一節に、こんな言葉がありました。
“私は新しいペンを買ったその日から、それが書けなくなってしまう日のことを想像してしまう人間です“
私はこの言葉に心底共感し、その表現に感動したのを覚えています。
私自身も、親密な人ができたらその人と会えなくなる日、関係が終わりを迎えてしまう日を想像してしまう人間です。
正直、こんなこと考えなくても人と関わることができる人間でいたかったですが、22年の人生の中で別れがあまりに多すぎて、考えずにはいられなくなりました。
いつでも別れを覚悟していないと、いざ別れが来た時に耐えられなくなるから。
自分はとことん寂しい人間だと思います。悲しいほどに。
でもいつでも“この人と会えるのは今日が最後かもしれない“と思って生きていることで後悔が軽減することもあるので、私には合っているのかもしれません。
これからも、親密な人とプライベートで会える時にはいつも以上に気を遣って家を出るようにしようと思います。