【前編】テーマ「炭酸」で音楽旅!弾ける炭酸songs、大滝詠一からクリープハイプまで。
アイスを浮かべてデートのワンシーンに。。はたまたアルコールを混ぜて酔いに浸ったり。。炭酸は、写実のテーマとして非常に優れている。
炭酸を題材に扱った楽曲は一定数存在する。炭酸と音楽の相性は意外といいのではないか。
今回は、そんな楽曲の中から筆者が選りすぐった10曲をご紹介。
まずは前編、珠玉の5曲をどうぞ。
No.1 空飛ぶ・ウララカ・サイダー_大滝詠一とココナッツ・バンク
1973年9月21日、伝説のバンド・はっぴいえんどの解散コンサートで披露された大滝のソロ曲である。バックバンドには伊藤銀次率いるココナッツ・バンクを従えた、素晴らしい演奏。後の”ロンバケ”につながる大滝の音楽性が垣間見える。
この曲で大きな存在感を放っているのは何といってもコーラス。「シュワッシュワッ」と、”炭酸らしさ”を絶妙に演出している。実はこのコーラス、当時まだ全くの無名であった山下達郎や大貫妙子が参加しているのだ!独特な存在感にも納得できる。
後にシュガーベイブの一員となる、上原裕のドラムも絶品。クラッシュやハイハットの歯切れの良さも”ウララカサイダー”を感じさせる。
No.2 Funk Soda_J Funk Boy
YOUTUBEにて偶然見つけたアップテンポ・チューン。チャンネルを見てもこの曲しかリリースしておらず、謎は深まるばかり。。
冒頭部のタララランとなる16分音符は、ポコポコと浮く泡を想起させる。ミックスもしっかりとされており、飽きずに聴けるナンバーである。
朝のドライブに最適な爽快ソング。
No.3 ソーダ_sumika
初期のsumikaの代表曲。「~だそうだ」という定番の韻が耳に心地いい。
若々しくエネルギッシュなバンドサウンドに自然と体が動く。
加えて、歌詞がとっても良い。別れてしまった彼女への後悔を本来爽快であるはずのソーダに重ね、気持ちの変化を巧みに描写している。歌詞をじっくり味わいながら聴いてほしい。
No.4 いつもチンチンに冷えたコーラがそこにあった_吉田拓郎
「キンキン」にしてはいけない。「チンチンに」冷えているのが、拓郎の炭酸ソングなのだ。
夏真っ只中な曲調。サビの多重コーラスがあたたかみを出している。
コーラを飲んだことがない人はかなり少ないだろう。最も身近な炭酸飲料かもしれない。目を閉じて聞いてみてほしい。誰の記憶の中にも、日常のなかにも。。
チンチンに冷えたコーラがそこにあった。
No.5 ペリエにレモン_松岡直也
ラテンフュージョンの第一人者、松岡直也が持ち出してきた炭酸は「ペリエ」。レモンまで浮かべて、前半は優雅なリゾートソングに仕上がっている。後半にリズムが変わると、演奏の素晴らしさに度肝を抜かれる。クオリティに圧倒される小品である。
以上、前編終了
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。