あとがき
昨日、アイデアがぽんと浮かんだので、2時間くらいご飯も食べずに書いていました。そのきっかけを書いておこうと思います。
「私、あの人呼ぶの反対だから」 https://note.com/music753sabu/n/n0f4341c3c22c
その前にこちらをご覧ください。より言いたいことがわかると思います。
昨日カラオケに行って、一通り懐メロを歌ったあとのことです。カラオケから帰ってきて、ふと、AKB48の『Beginer』が聞きたくなりました。YouTubeで検索すると、もちろん出てきます。再生を押す。
すると、急に胸が苦しくなって、あの時の気持ちを思い出したのです。実行委員長になってしまったプレッシャーから逃れるために何度も休んで、休み時間が来るのが憂鬱だったあの気持ち。
その時のAKB48といえば、ブレイク真っ最中で、とにかく色んなところで曲がかかりまくっていました。『Beginer』もそのうちのひとつで、いつも私がズル休みをして見ていたCSの音楽チャンネルでは特にずっと流れていたように感じます。
匂いが記憶を呼び覚ますこともあります。時期がちょうど冬なこともあって、外の匂いを嗅ぐと「学校に行きたくない」というあの気持ちを思い出します。これには、プルースト効果という名前があるそうです。
色々な要因から記憶が蘇ってきて、とても苦しくなってしまった私は、これの発散方法をフィクションに求めました。もし成人式が今地元で行われている中学校のブロックごとではなくて小学校のブロックごとだったら?もし私がもっと寡黙な子だったら?もし誰かが私のことを見ていてくれてたら?....など、色んなことを考え始めたら、もう書き起こさずにはいられなくなったのです。
ということで生み出されたあの短編。アイデアの殴り書きのように勢いを持って書いたので、おかしな所が多いんじゃないかと思います。これから修正をするつもりです。よりフィクションに近づいてくれた方が、なんとなく私は楽になる気がするから。
でも私にあったことは事実だし、もう変えることができません。だから、当事者である私くらいは、自分に降りかかった出来事を嘘にしても許されるんじゃないかと思いました。