2年ぶりのTATツアー
TRIPLE AXE「"15 MANIAX" ONE MAN TOUR」at Zepp Tokyo 1部
昨年12月に1stシングルをリリースしたTRIPLE AXEは、SiM・coldrain・HEY-SMITHの3バンドによる連合軍だ。
2017年までは対バン形式で日本全国のライブハウスを巡っていたが、2018年は新木場でのみの開催、2019年は夏フェス限定と、各バンドが成長するにつれTRIPLE AXEとしての活動は縮小していた。
そして来たる2021年は初の音源リリースと、TRIPLE AXEワンマンという形での大都市ツアーが開催された。
座席は6列目と、今回もFC会員の特権を存分に駆使させていただいた。
〜開演〜
鳴り始めたサイレンからSiMを連想させると思いきや、3バンドそれぞれのSEがミックスされた音源。めちゃくちゃかっこよかった。
まずはSiMが登場し、『MAKE ME DEAD!』、『WHO'S NEXT』を披露。意外にも4ヶ月ぶりのSiMだったのでこの時点で興奮度はMAX。
そして次に登場したのはHEY-SMITH。『Living in My Skin』『Don't Worry My Friend』を披露。ここで気づいたが、セトリが王道曲のように見えて少しレア曲を演っている。最高。
coldrainは『REVOLUTION』『ENVY』を披露した。三者三様の曲調を披露し、まずは自己紹介代わりといったところか。
ここからはバンドの垣根を超え、コラボ祭り。
まずは今回のツアーの為に書き下ろされた新曲『15 MANIAX』。
ステージ上に3バンド分の合計15人がいる状態は、もはやコロナ禍じゃないようでした。誰に注目すればいいのかすごく迷いました。もう一度見たい!!笑
そしてそのまま『The Revelation』feat.HEY-SMITHホーン隊。masatoの「誰を見ようとか、そんなくだらねえこと考えるな!頭振れんのか!」という煽りで一気に会場のボルテージはMAX。そのまま『GUNSHOTS』、『California』とそれぞれの盛り上がり曲を披露した。
MCの時間になり、MAHが「カリフォーーー二アーーー。」と猪狩を馬鹿にしながら入場。「アメリカ人権問題の歌でしょ?」と茶々を入れつつも、今回のツアーに対する思いを打ち明けた。しかし最後には「SiMのツアーが5月12日、新木場からスタートするので皆さんよろしく!」と告げ、会場に笑いが溢れた。masato、猪狩からも「せっかく良い事喋ってたのに。」と呆れられていた。3人の絡みからもこの付き合いが数年のものでなく、バンドを始めた当初からの腐れ縁であることがひしひしと伝わってきた。
そして今回のアルバムから『ALL FOR NOW』。猪狩の男らしいボーカルから始まるこの曲は、今回のツアーの根幹であるらしい。そして本来TATの為にSiMが書き下ろした曲である『BASEBALL BAT』や『Radio』、『Final destination』が披露された。
そしてMAHが今回作曲を担当した『SiLENT DUB』、『SiLENT WAR』が披露され、最後にはお決まりの『Come back my dog』で締められた。
〜終演〜
相変わらずアンコールなし2部制のシステムは少し寂しいが、当面は仕方のない事だと割り切るようになった。今後もJAPAN JAM、DEAD POP、京都大作戦と、大学生活最後の年をライブ三昧で楽しもうと思う。