バンクーバーに着いたよ日記

19歳がきっちょ、お友達にたくさん見送ってもらいながらバンクーバーに旅立つ。いいお友達を持った、一生大事にしようと思った。

そして今、乗り継ぎ便の待ち時間で書いている。

はじめての完全一人旅、寂しくありつつもウキウキして仕方がない。そして同時に心配性である。

バンクーバーに降り立ってからというものの、いろんな人に同じことを聞きまくっている。

荷物を取りたいのだがそれは入国審査の前なのかあとなのか、入国審査後どこに行けばいいのか、国内線乗り継ぎ便のレーンは本当にここで合っているのか、荷物のタグ取り替えてないけどそれは本当にモントリオールに行くんですかとか。

我ながら自分がこんなにも心配性であったことが驚きである。いや、久しぶりに自分も口から出てくる英語という言語の発音感覚、音感覚をためして、楽しんでいるのかもしれない。

かれこれ全ての他人様に不信感を抱き、大学院生の中国人に電通で働いてた自慢をされ、コロナ怖いだろ?ゴム手袋いるか?と謎の親切を受け、無事に就学許可証を得て、さらに聞きまくった末にメープルラウンジに着いた。

次のフライトまでの待ち時間は異様に長い割に私は何もしていない。友達にありがとうメールをたくさん送って、電話したらWi-Fiが死亡し、あつ森をやり出したら爆睡していて、メイクを落とそうと思い立ち、ついでに歯も磨いた。

そして周りの人があまりにもお酒を飲んでいるので、カナダが19歳で合法なのもいいことに飲むこととした。身分証の提示をお願いされパスポートを出す。どうしよう、ウェイターさんめっちゃ首傾げてる。でも19歳だもん!日本人だとだめとか言われないかと小心者になったけど、そこは堂々とした態度で望む。

全然ワインがわからないけど、白ワインのシャルドネをお願いした。母が聞いたら怒るだろうな。シャルドネワインは美味しかった。だけどあまりにも弱すぎる。一杯も飲み切らないうちに身体はぽかぽかして諦めて水をもらいに行く。

水をもらいに行くと、シャルドネはどうだったかい?とさっきのウェイターさんにニコニコ聞かれる。そして君のアクセントはいいね、どこ出身かと聞かれる。褒めておいて、出身聞いてなんかされるやつかこれ?日本人は飲酒ダメですよとか聞かれるやつ?小心者はそんな心配をしていたが、それだけだった。どうやら私はあまりにも人をそのままに受け取れなくなったらしい。

もう30分ラウンジでゴロゴロしたら、ゲートに向かいます。ちゃんと着きますように、あと4時間半の飛行機です。それではまた。

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