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デンマークのーと - アブサロンで夜ごはんを囲んで語ったこと

コペンハーゲン市内に、毎晩100名を超える人が集まり、初めまして同士で夜ご飯のテーブルを囲むコミュニティスペースがある。席を確保したかったら予約マストという人気ぶり。

背の高いレンガの建物は、リノベし内装をカラフルに彩った元教会。
ポップな雑貨で日本でも人気のフライング・タイガーの創設者Lennart Lajboschitzが先導し、2015年に立ち上がって以来、人を集め続けている Community Centre Folkehuset Absalaonである。

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アブサロンについては、調べる内に興味関心が派生して(デンマークでの教会閉鎖の動きや日本における寺社仏閣の数の変遷、デンマークにおける移民etc.)まだ収集がついていないので、今回は紹介はこれくらいに留め、実際にコミュニティディナーを訪れた際に、印象的だった一つの会話をここでは書き記しておきたい。

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それは、その晩、初めましてと一緒にテーブルを囲んだ大勢の内の一人との会話だった。
ウズベキスタン出身の彼女は、現在コペンハーゲンで大学に通っており、
明るくおどけてみんなを笑わせてくれる、溌剌とした子でした。

そんな彼女は、テーブルに一人でいた日本人の私に好奇の目を向けて
「日本に住むってどんな感じなの?」と、
ざっくりとした質問を投げてくれました。

「私が住んでいるのは東京で、主に話せるのは東京の暮らしのこと。地方はまた全然違うし、東西でも文化が違うんだ」と切り出しながら、
東京での通勤の様子とか、職場のこととか、
住居、家族・結婚のこととか、
彼女の質問に答える形で話をしました。

印象に残っているのは、この会話の最後に彼女からもらった次のコメント。

「そっかぁー、すごい、日本は変化の只中にいるんだね、面白そうだね!it must be interesting」という一言。

彼女が日本が変化の中にあると捉えたのは、まぎれもなく私の口から語られた情報に拠る。

日本における仕事へのマインドセットとか、結婚観とか、ジェンダーの捉え方とか、何を紹介するにも、こんな考え方が根強いけど、こういう考え方も広まってきているよ、と私は語っていた。

彼女のコメントを受けて、自身が今の日本が変化の中にあると捉えているということを、なんだか新鮮に客観的に事実認識をした感覚だった。(人と話すって面白い)

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変化の時分、自分が共感し、選びたい新たな考え方や生き方があるのなら、それを選び生きていくことができるし、仲間もいる。
逆に、変化のさなかにいることに無自覚だったり、距離をおいて捉えて、今いる環境を理由に、自分自身の行動に関して意識的な選択をしないこともできる。

私はどうしたいのか?自分を導きたい方向性や展望があるのであれば、既にその世界を実現している人や支持する人々はいるはず。無自覚でいてはもったいないかもしれない。

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