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ポケモン第62話「じめじめジメレオン」は思春期の子供の気持ち?

我が家ではAmazonプライムでポケモンのアニメをみるのが習慣になっている。

私は家事をしながら、子供が見ているポケモンをみているのだが、第62話「じめじめジメレオン」を見入ってしまった。

理由は、ゴウのジメレオンに対する想いが、切なく、愛おしく、共感したからだ。

アニメの設定
主人公サトシとゴウの二人が、ポケモンを集めたり、バトルしながら旅をする物語。ポケットモンスターソード&シールドのゲームの世界観と同じだ。ゴウの夢はすべてのポケモンをゲットしてミューにたどり着くこと。

第62話のあらすじ

いつもメソメソ泣いていて臆病なゴウのメッソンは最終進化系のインテリオンに憧れて日々特訓している。

ある日、メッソンが一人で特訓しているときにジメレオンに進化した。

ゴウは嬉しくてジメレオンに会いに行くが、ジメレオンは素っ気ない態度で穴蔵で寝ている。

ポケモンは進化すると性格も変わるようで、臆病なメッソンから頭脳派で面倒くさがりのジメレオンになったようだ。

いつもゴウの側にピッタリとくっついていたメッソンとは全く別人のようなジメレオン。

そんなジメレオンとは対照的に、ゴウの肩にのってはしゃいでるサルノリ。

サルノリをみるとメッソンの頃のジメレオンを思い出して切なくなる。

ゴウは何とかして、狭い穴蔵からジメレオンを外に連れ出すことに成功した。

しかし、その後ジメレオンは目に涙を浮かべてどこかへ出て行ってしまったのだ。

ゴウはなぜジメレオンが自分の側から逃げ出してしまったのか分からず、出て行ってしまったジメレオンを探す。

もうすぐ夕飯の時間になるのにも関わらず、ジメレオンは見つからずゴウはふと呟いた。

ジメレオンには何か考えがあって巣ごもりしたんだろうけど、何で俺のこと無視するのかなって。どういう思いで無視しているのか分かってやれたらなって。で、さっきから「なんで」「なんで」って。
そういうとき、あの頃の俺は…!

ゴウの思った通り、ジメレオンは建物の屋上で星空をみていた。

ごめんな。無理やり引っ張りだして。俺、思い出したんだ。
昔、みんなと遊ぶのが嫌になって、ずっと一人でいて。
そしたら先生が、
「ゴウ君、何でみんなと一緒に遊ばないの?黙ってたら分からないでしょ?教えて。何でなの?」
何でなのか自分でも分からないのに「なんで」「なんで」てしつこく聞かれて、なんか俺悔しくて。
家に帰っても父さんたち仕事でいないことが多かったし、ばーちゃんには相談しにくいし。
しょうがないから星眺めて過ごしてた。
で、もしかしたらジメレオンも俺と同じ気持ちかもってここに来てみた。
お前がいてくれてすっげー嬉しかった。
俺と同じだったんだって。
俺、思い直したんだ。分からないものは分からないままでいい。
すぐに答えなんて出さなくていいって。
だから、ジメレオンはジメレオンのままでいい。
俺のことなんか気にせず、好きなだけ巣ごもりして、で、いつか誰かと一緒にって思ったときは、俺を誘ってくれたら嬉しい。
俺、離れていても側にいるから。

その日はゴウの気持ちだけ伝えて、帰った。

翌日、ジメレオンはゴウたちのいるサクラギ研究所内のサクラギパークに戻ってきてくれていた。

私が感じたこと

めちゃめちゃ自分自身に対して反省が多かった。

・自分の価値観を押し付けて、相手に辛い思いをさせていなかったか。
・「あなたのこと好きだよ」という気持ちを口に出して伝えているか。
・子供のすべてを受け入れるだけの心の余裕、準備は私にできているのか。
・ゴウのようにジメレオンそのものを受け入れられるか。
・「俺を誘ってくれたら嬉しい」という一言で「君の味方だよ」と伝えている。気持ちを押し付けない優しい言い方ができているか。
・子供が話したがらないときは「なんで」「なんで」ってしつこくしていないか。
・今、子供の話をちゃんと聞いてあげられているか。雑に聞き流していないか。今の子供の話にちゃんと耳を傾けたい。
・ジメレオンは思春期の子供みたいだ。
・今「お母さん、お母さん」ってくっついてきている子供たちも、いつかジメレオンみたいになる。私に耐えられるか。寂しい。
・ゴウのセリフで何度も泣く。理由は分からない。

これから改善すること

・自分の気持ち、考えを押し付けない。命令しない。指示しない。
・側で見守るスタンスを維持する。
・子供に色々体験させて自分で考えてもらうようにする。

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