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【237日目 note千日回峰行】ヴェルグルの奇跡
地方創生の為の史実として。
1929年のニューヨーク市場大暴落に始まった世界恐慌は、この当時ヴェルグルをも襲い、町は人口5,000人弱に対して、失業者500人、失業者予備軍1,000人を抱えるまでに。
しかし、ある取り組みによって、一気に経済が復興したのです。
国家の通貨をみんなが貯めこみ、経済が停滞している中、町は公共工事を実施し、その対価として、労働者に”老化するお金“を地域通貨として支払いました。
この”老化するお金“には一つ仕掛けが、毎月額面の1%を支払いスタンプを貼らなけば使えませんでした。言い換えればひと月に1%ずつ価値が減っていくのです。
人々はお金を使うようになり、結果として、巨額の資金がヴェルグル内だけで流通することになり、経済は活性化。ヴェルグルはオーストリアで世界恐慌後に完全雇用を果たした初めての自治体となり、「ヴェルグルの奇跡」と呼ばれるほどの復興を遂げたのです。
わたしたちが、普段使うお金は、例えば貸したら利子がついて返ってくるように増やすことが可能。ヴェルグル採用したのは時間とともに価値が下がる、まさに”老化するお金”だったのです。
これまでの一連、これからのまとめは下の動画でみることができます。
運用開始からわずか1年後「貨幣の発行は国家の独占的権利」ということで”老化するお金”は禁止されてしまいました。
「世界的な金融危機があった後、もしくは成長の危機があった後、何らかの新しいお金の形が生まれると思っており、道具としてのお金は変わる。この1年でもう明らかに日本でもキャッシュレスが普及したし、老化するお金も半分はインターフェイス(人間と道具の接点)の話で、半分は資産調節の話なので、インターフェイスが変わると、ガラッと変わるのではないでしょうか。
2021年1月27日 22:04
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