『つやつやのやつ』と『ファンファンファンファーレ!』終演→配信が始まって『眩く眩む』もチケ発してる話
まいどどうも。保坂です。
駅前劇場でぶちかました『つやつやのやつ』と『ファンファンファンンファーレ!』終演しましたというブログ的なものを全く書けなかった理由は9月公演『眩く眩む』の初稿台本を千秋楽終わった後12日以内に上げないといけなかったからです。
結果としては無事あがりました。4稿ひっさげて稽古はじまってます。ひーよかった!
というわけで、つやファン2023無事に駆け抜けました。
ムシラセとしては下北沢初進出で、うまれてはじめて1000人動員したいと思って『ここが勝負どきだ』と思い立って打った公演でした。
結論から言うと、1000人は達成できなかったんですけど、口コミやおごりチケット、お弁当の差し入れ(わたしが劇場入って痩せてないのはこれのおかげ!!!!)、みなさんに応援していただいていろーーーーんなことがどうにかなりました。
演劇を愛する猛者たちの存在を改めて感じたのもうれしかったです。
『あちらのお客様からです』というわたしがノリで始めた奢り企画に一口乗ってくださる剛気なお客様がいっぱい現れまして、結果40枚の若者応援チケットいただきました。すごいよね。
それでみてくださった方々は律儀にご挨拶くださって、感想もちゃんとつぶやいてくれて、観られてよかったっていってくださって、幸せが幸せをよびました。ありがとうございました。
この公演、私はずーーとすっごくすっごくすっごく楽しかったです。いいの?っていうくらい。
お芝居自体も最終稽古の日に『自分の手から離れる』という神様がくれた?え、うそ、てか神様おったんや?みたいなことが起こって、ああしつこく演劇やっててよかったなって思いました。
おまえは何言ってんの?っていう感じかもしれないんですけど、結構な年数演劇をやってて、いつか自分のコントロールなんて小さい枠から飛び越えて物語の世界が私の目の前にポーンって立ち現れる奇跡が起こったらいいのにってずっと思ってて、それを叶えてくれた奇跡そのものみたいな座組だったってことです。
単純に嬉しかったし、これが出来るならまだやっていけるなって思いました。
「つやつやのやつ」は佐藤辰海演劇祭で優勝してから3回目の公演で、最初のぷるタブからはふたりともキャストが変わってるし、人が変わる分内容もどんどんかわっていってるんですけど、書こうとしたことと演出が進化してるし自分自身が芯を食ってきた感じがします。
毎回更新はしているので、本当に初演からずっと役者さんたちに助けられてますね。
キャスト変更の度、あて書きでブラッシュアップしてきたからこそ、毎回先に行けているんだと思います。
初演からここまでの、関わってくれたみんなに感謝…。
「ファンファンファンファーレ!」は2回目で、どっちかというとキャストが心機一転の比重がこちらのほうが高かったんですけど、(5人中3人)こっちもまたすごかったです。
2回目でこの台本と自分の距離がいいかんじになってきたっていうのもあってですね、実はめちゃくちゃアプローチの違う演出できた気がします。
あんま台本かわってないんですけどね。
今回は、より『この話は2本で1つのお話』というのが強固になったんじゃないかなーってかんじです。
私の中で一番かわったんだろうなっていうのが、初演はチカのスマホのケースの中にお客さんには認識できないくらいのかんじでハルくんとチカのチェキいれてたんですけど、今回はチカ役の永田のさっちゃんと相談して入れないことにしました。
小さいことなんだけど、決して具現化しない、みんなの思い出の中にだけいる人っていうほうが強い気がしてそうしました。
さっちゃんに聞いた時『入れなくていいとおもってました』っていってたので、そういうことだったのでしょう。
このお話は明るくは終わるけど、いなくなってしまった人とそれでも生きていく人たちのお話なんですね。ずっとわかってたはずだけど、やっとちゃんとわかった気がします。
舞台写真は塚田史香さんが撮ってくださいました。
騙し討ちして…。ありがとうふみかちゃん。とっても素敵な写真たくさん撮ってくださいました。
多分私はずっとこんなかんじのお話を書いていくんだろうな。
松尾もみにきてたと思います、東京は盆がはやいからさ。ちょうどだったね。
あ、そうだそうだ!
配信にも入ってるおまけ演劇に、土橋銘菓というわたしがすきな女の子(ファンファンにでてくる出待ちのモデル・声の出演)がとうとう実写ででました。リアルサツキちゃんです。
台本、みんなが出てくるの全部書いた後に、『出てもらえますか…?出たくなかったら描き直します』っていって、みんないいっていってくれたのでみんな出てます(『ここまで書かれてて出たくないとは言えないだろ』ってつっこまれはした)。
つやファンを好きって言ってくださるみんなたちが、毎日頑張って暮らしている中でこれをみてすべからく幸せになってほしいとおもって書いた短いけどすごく幸せなお話なので、どうぞみなさま真っ直線に幸せになってください。
この世にうまくいくことなんてあんまりないかもしれないけど、でもうまくいくこともあります。わたしは今そうです。大変だったときもたくさんあったけど、生きてるとラッキー!楽しいなー!っていうことがあります。今です。
この世界で生きるのはとてもたいへんだから、明日もあなたが楽しくすごせるように、楽しみな旅行の予定みたいな団体であれるよう、これからも頑張ります。
というわけで配信買ってください。
いまのところ捕らぬたぬきが大爆笑しながら私をみています。
思ったよりっていうかあんまり売れていません。マジでまずい。
宣伝が足りねえんだわ…。
みなさま、お友達を沼に引き摺り込んでください。お願いします。
『つやつやのやつ』と『ファンファンファンファーレ!』土橋のおまけもついてるよ配信チケット
<チケット取り扱い>
カンフェティ
https://www.confetti-web.com/mushirase_streaming
※WEB予約のみでの受付となります。
[視聴券販売期間]7月19日(水) 19:00~8月16日(水) 23:59まで
[配信期間]
8月2日(水) 0:00~9月16日(土) 23:59
※配信期間中のお好きなタイミングで30日間(720時間)視聴できるサービスです。
視聴用ページにログインいただいてから720時間が経過すると視聴いただけなくなりますので、ご注意ください。
買ってね。
そして9月公演があります。
私の中で漢字シリーズなので、けっこう固めです。
天才と凡人と、集団創作と、ハラスメントをどう考えていくかというお話をかきました。
わたしは、面白いと思います。
今書かないと絶対にダメだった作品です。
ただ、毎日胃が痛いです。
とうとう、心から愛している&一緒にいるだけで嫉妬で燃えつきてしまいそうになる、相棒・藤尾勘太郎と演劇やります。
事件だぜ。
『眩く眩む』
2023年9月6日(水)-10日(日)
劇場MOMO
作・演出 保坂萌
ムシラセの新作は、尊厳と集団創作の先を考える、 まばゆくくらむアニメ現場のお話です。
チケット発売8月4日12:00 http://confetti-web.com/mabayukukuramu
眩く眩むがどういう話かについてはまた別記事で書きます。
いやもう、ほんと、しんどいです。
でもちゃんと、わたしが真っ向正面からむきあったというか、向き合った結果描きたくねえセリフもいっぱいかきました。だから、ちょっとこわいです。
ま。来てちょうだいよ。お願いします。
ツイッター(X)がいつお陀仏するかわからないので、LINEの公式アカウントつくりました。
インコさん(又の名をリタ・ジェイ)のキーホルダーが欲しすぎて
『インコさん、ムシラセのキーホルダーデザインしてくれません?』
ってお願いしたら
『いいですよー』って言ってくださったので、
お友だちになってくれて、9月公演をみにきてくれた先着50-80名様(謎の幅)にキーホルダーあげます。
『おまはん(あなた)ムシちゃんキーホルダー』です。
これを持っていると古参ぶることができるという証です。
完全にわたしの個人マネーで作るので、私が欲しかっただけです。
私以外にも誰かが何かモソモソいう予定ですが、基本的にそんなにうるさくないです。
写真とか、ちょろちょろ載せたりしますのでぜひ。
おともだち先行とかもしたいなぁとおもっているのでね。
というわけで、よろしくお願いします。
暑いけど、水分と塩分をとってくださいね。
保坂萌