HIKARU UTADA SCIENCE FICTION TOUR 2024 埼玉公演初日〈レポ〉
7月24日(水)。「HIKARU UTADA SCIENCE FICTION TOUR 2024」埼玉公演に行って参りました。
場所はさいたまスーパーアリーナ。コンサート直前になり、スタジアムモードで開催との通知が(たまアリにはアリーナモードとスタジアムモードがある)。それもどんなものかと期待しながらいざ、さいたま新都心駅へ。
さいたま新都心駅からは同じ目的を持って歩く方達の後を辿り、最終目的地であるさいたまスーパーアリーナに到着!
座席は入場してから分かるとのことで。ただ、事前にデジタルチケットに表示されていた入場ゲートから察するに、アリーナ席は確定。アリーナ席となると前の方と後ろの方で大分違うが果たして…。
思ってたより近い!前から2番目のブロックであるBブロックでした!
プレミアムチケットの座席がAブロックの中央部と思われるので、一般チケットの座席の中ではかなり良席では?
なおライブの感想にいく前に注意喚起。たまアリは初めて来たのだが、1つのトイレにつき小便器の数が少ない。のでめっちゃ並ぶ。開演時間の20分前にトイレに向かったものの、座席に戻ったのが開演時間から4分遅れ。まだ始まってなかったので良かった…。
というわけでここからはライブ内容の感想を。良かった部分をピックアップして。ネタバレ含みます。
まず始めの1曲を飾ったのは“time will tell”。15歳という若さでデビューシングル「automatic/time will tell」をリリースし、衝撃的なデビューを果たした宇多田ヒカル。“time will tell”は、この歳にしてこの達観した歌詞という驚きとともに、現在の楽曲と比較するとより真っ直ぐな歌詞が印象的な名曲。デビュー25周年記念、そしてベストアルバム発売きっかけの今回のツアーということで、それにふさわしい1曲目でした。
次曲は“Letters”。母‘藤圭子’へ向けた楽曲として宇多田ファンの中では人気のある1曲。元々そこまで好きな曲ではなかったが、ライブで聴くと良かった。
そして個人的ベストモメントは“For You”〜“DISTANCE (m-flo remix)”〜“traveling (Re-Recording)”。会場も1番盛り上がってたと思う。“For You”の「I want to make you cry〜You always give me a darker sky」の大サビ部分めっちゃ好き。からの“DISTANCE (m-flo remix)”、“traveling (Re-Recording)”への移行が素晴らしく、それに伴い会場のボルテージも上がっていった。これぞアーティストのライブって感じ。そういえば“traveling (Re-Recording)”もm-floとの共同プロデュースだ。
そして1番意外な選曲だったのは“ぼくはくま”。宇多田のユニークな歌声を丁寧に聴き取れたのは良かった。こんな上手かったっけ。
前回のツアー「Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018」で披露していた“Kiss & Cry”。これは超観たかったので、嬉しかった。
“誰かの願いが叶うころ”を聴き、改めて良い曲だなと。
アンコール前の最後の曲となったのは、TBS系ドラマ「最愛」の主題歌となった“君に夢中”。ちょっと意外。かといって特に他にパッと思い浮かばんけど。直近で売れた曲の中からということかな。
アンコール1曲目は最新曲の“Electricity”。前回のツアー以降でリリースされた楽曲の中では1番ライブで聴いて良かったかも。
そしてアンコール2曲目。最後の最後の曲はデビュー曲にして代表曲の“Automatic”。まあだよね〜。さすがに。
“time will tell”で始まり、“Automatic”で終わるのは個人的に良かった。
[総括]
音響が良かった(愛知公演とかは良くなかったとどこかで見かけた)。そしてバンドメンバーも素晴らしかった。これだけでも2万円弱払った価値ある。いや高いけど。普通に。高い。ステージ演出もカッコよかった。総じて満足度は高いコンサートでした。
ファン層に関しては結構若い方も多く、かといって親子連れがたくさんいるというわけでもなかった。加えて初参戦の方がかなりの割合でいて驚いた。25年というキャリアでこういったファン層形成は中々珍しいのではと思った。
ちなみに日本のコンサートでは珍しく、公演全てにおいてスマホ撮影OK。日本国内における宇多田世代のアーティストの中ではSNS運用やサブスクを取り入れるのが比較的早かった宇多田らしいといえば宇多田らしい。ただ宇多田自身がMCで「ほどほどにね!」と言ったり、“Keep Tryin'”のサビでワイパー(左右の腕振り)を促すとともに「スマホしまって〜」と声を掛けたりしていたので、そこらへんはまあ節度を持ってということで。自分はやっぱりコンサートはしっかりと直接この眼で観たいというタイプなのでほぼ撮ってないけど(なので動画がほぼない…)。
また行きたいと思ったものの、次はいつになるのやら(前回のツアーは約6年前…)。
最後にセットリスト載せときます。
もっと「BADモード」の収録曲を入れてくるかと思ったけど。“気分じゃないの (Not In The Mood)”聴きたかった…。
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