【10/17横浜戦◯】ハマスタのウイング席から、球場の広さを目の当たりにする
初めて座る横浜スタジアムのウイング席からは、バッターがほんとうにほんとうに、小さく見えた。「たっか!!!いやてっぱち、ちっさ!!!!」と、息子と私は笑い合う。外野レフト席の上段に位置するこの席は、なんだか、まったりとした空気が流れていて、ゆっくりと野球を見ることができた。基本的に私は、そういう空気が好きだ。「でも結構いいね、この席」と、言いながら、コンビニで買ってきたホットコーヒーを飲む。
そう、ゆっくりした空気が良いとは言え、なんせ、寒い。あまりにも寒くて、「ビールが飲みたい」という気持ちも一切湧いてこない。ただただ、コーヒーと、そして中華街の「聚楽」で買ってきたマーラカオをつまむ。
…なんじゃこのマーラカオ、めちゃくちゃおいしい。私が前に作ったやつとは大違いである。なんでこんな違うんだ。どうやって作るんだ。さては脂質と糖質だな!(横浜はほんとうにおいしいものが多すぎて食べ過ぎた)
考えてみれば、球場に人数制限がかかり、そして声を出して応援できなくなってから、初めてのビジター球場だった。そうか、応援歌の流れないビジター応援って、こんな感じなのか、と、私は改めて思う。「でもさ、音楽ないけど、この手拍子でどのチャンステーマかちゃんと分かるね!」と、息子がうれしそうに話す。たしかに、手拍子だけでも不思議なことに、メロディーが聞こえてくるようだった。
「普段神宮にいるビジターファンも、こんな感じで応援してたんだねえ」と、私は話す。この2年ほど、そういう「逆側からの景色」を知る機会が、とことん減っていたのかもしれない。「今日、来られてよかったねえ」と、私は息子に言う。
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