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「できていないこと」に目を向けがちになる時こそ「take it easy」に【ランニング日記 11/30(月)〜12/4(金)】

11/30(月)

先週記録をさぼりまくった反省を生かし、今日は外出前にちゃんと書いている。

昨夜銭湯&サウナでしっかりととのい、またもや深い眠りについたため、今朝は早めに目が覚めた。

が、歯がやたら痛い。歯というか、頬骨というか。痛み止めを飲みたくなるレベルで痛い。とりあえずロキソニンを飲み、走る。

まだ暗い中、外に出ると、先週より一層寒く、ジャケットの下は長袖にすればよかったかなと少し後悔する。それでも3キロ弱走ったあたりでまた暑くなり、半袖に。ところがそこからまた、表面から冷やされていく肌が、寒すぎてもはや痛む。歯の痛みなんて、すっかり忘れるほどに。

痛みというのは不思議なもので、ほかの痛みがあると気にならなくなる。というか、その痛みは消えてしまう。(ように、感じる。)

それなのにあたたかい部屋に入ってシャワーを浴びているとまた、痛み出すのだ。痛みのからくりである。そういえば出産の時は、陣痛の痛みを紛らわすために腰をテニスボールでこれ骨折するんじゃないのレベルの力でぐいっぐい押すわけだけれど、あれも同じ原理なのかもしれない。痛みを持って痛みを制す。

しかし、実は制してはいない。痛みが運ぶ不調は確実にそこに、存在している。他の痛みで、痛みの根本は治らない。人はいつもそれを、ただ忘れてしまうのだ。

まあ何が言いたいかというと別の痛みでもロキソニンでもごまかしている場合ではなくてさっさと歯医者に行こうと思います…。歯が痛むなんてまじ30年ぶりくらいでほんとへこみますね。

12/1(火)

昨夜はめずらしく、つい遅くまで仕事してしまい、5:30に目が覚める。まあ今日は5キロの日なので、ゆっくり起きてゆっくり準備する。

朝起きた瞬間から昨日歯医者さんで治療した歯が痛んでテンションが下がる。ほんと、なんせ30年ぶりくらいの痛みなわけだけど、これは本当に厄介ね…ほんと…

まあでもつべこべ言わず、走る準備をする。つべこべ言ってるけど。

昨日、⬆️こんなことがあり、本当にしんどそうに走っているであろうことを反省した私は、今日はさわやかに走ってみることにした。

…が、もちろんしんどいものはしんどい。でも意識してみると、自分がいかに「まじでしんどそうに」走っているのかがわかる。しんどいしんどいと、ここで言い続けてきたけれど、嘘偽りなく、本当に、心から、しんどかったのだ。知ってたけど。

しかしやっぱり、「苦悶の顔」を浮かべて走るというのは、あまりプラスの面が大きいとは思えない。タイムも悪くなりそうだし、なんか健康にも良くなさそうだ。あと、姿勢が多分すごく悪くなる。

私は何か大きな大会を控えているとか、壮大な目標があるとかではなく、ただ日々を健康に過ごすためだけに走っている。ので、しんどいのはある程度仕方ないにしても、もう少し穏やかな表情で健やかに走ろうではないか、と、思う。

そういえば小学校6年生の時の担任の先生に、卒業に向けて「take it easy」という言葉を贈られた。

当時の私は今からは想像もつかないくらい、今の100倍くらいまじめで、いつも「ちゃんとしなきゃ」と、考えていた。(いや、ほんと。人生で一番まじめな時期だった。)「ちゃんとする」ことが本当は得意ではないのに、それでも「ちゃんとした自分」を見せるために、無理をしていた部分も大きかったのかもしれない。

肩に力が入った私を見ながら、その先生はいろんなものを、感じてくれていたのだろう。

私はつい「先生」という存在に身構えてしまうところがあるのだけれど(たぶん「体制」的なものが好きではないから)、それでももちろん、数人の良い先生との出会いもあって、この先生のこの言葉は、今も折に触れて思い出す。

仕事が忙しくなってきたり、予定が詰まってきたりすると、自分の「できていない」ことばかりつい、目についてしまう。「もっとこうすればよかった」から始まり「自分がこういう人間ならよかった」とまで、考えてしまったりする。

そしてそういう時はただ朝走るだけでも、なんだか窮屈な姿勢になってしまうのかもしれない。

でも、「できていない」ことは、これからやればいい。「もっとこうすればよかった」ことは、たぶん、「可能性」だ。

走ることも仕事することも自分自身も、どれもこれも全く全然完璧ではないけれど、少しづつ、前に進んでいけたら良いのだろうなと思う。take it easy、大変な時こそ、それを思い出しながら。

12/2(水)

またもや、昨夜息子とけんかした。最近また、よく言い争っている気がする。お互いに余裕がないのかも、というかそもそも私に余裕がないのかも。こういうのは本当にわかりやすく表れる。まったく、息子も私も、そういう意味で大変わかりやすい性格なのだ、きっと。

さて、そんなことを考えながら走っていたら、タイムがまたぐんと落ちている。理由がさっぱりわからないのだけれど(もう夏も終わったし)、これはもうもしかして、年齢の壁では…と、いう考えが、頭をよぎる。それはまだ、あまり認めたくはないけれど。というか、言い訳にするのはまだ早いと思うのだけれど。

そもそも走り始めてまだ3年ほどなのだ。たった3年で、もうピークを過ぎるとか、いくらなんでも悲しい話である。

だからまあもう少し、あがいていよう、と思います。タイムだって少しは気にしながら走ろう…いやまあ…たまには…

12/3(木)

昨日は少しスローペースで仕事をし、早めに切り上げ、ひたすら本を読んだ。少しリフレッシュできたのか、しっかり寝て(お昼寝もしたというのに)しっかり目覚めた。いや、眠いけど。

夢に松坂桃李が出てきた。指がめっちゃ長くてびっくりした。だから何というわけではない夢だったけれど。なぜ松坂桃李。

上田引退のニュースが頭をぐるぐるめぐる中、走る。これは別に、noteに書こう。

(書きました👇)

二組あるはずのグローブが、一つは洗濯中、一つはなぜか片方がなかった。これぞまさにグローブガヌスマレマシタである。仕方がないのでこないだ神宮最終戦でもらったつばくろう手袋で走る。

ところがこれが、思いのほかよかった。前にカシミヤの手袋で走った時はめちゃくちゃ暑かったのだけれど、あの素材(何なんだろう…)だとちょうどいいみたいだ。まあ、夜明けとともにつばくろうの顔がめっちゃ目立つけど。

つばくろうのおかげで、なんとか5キロを走りきる。ありがとうつばくろう。

12/4(金)

またもや、昨日の夜のうちから「ああ明日走りたくない…」と、ぶつくさ息子相手につぶやいていた。そんなだから今朝も、5時すぎに一度起きたものの二度寝してしっかり寝坊した。

まったくもう本当に、しょっちゅう寝坊している。「走りたくない走りたくない走りたくない」と、息子だけでなくねこにまで愚痴り、それでも致し方ないので、なんとか外に出る。

寝坊したしもう5キロにしておこうかな…と、弱気かつ及び腰で震えながら外に出ると、まだ暗い中、わんちゃんの散歩から帰ってきたママ友にばったり会う。美人のママ友、朝6時前からしっかり美人である。わんちゃんまで美人である。二人ともにいやされる。一方こちらは、朝6時前から走りたくなさすぎてしにかけている。人生は厳しい。

でもまあブツブツ言いながらも走り始めると、ああこれは、10キロ行けるな、という気がしてくる。10キロ走る日の朝はいつも、走りながらなんというか、諦めがついてくる。まあつまり特に前向きなモチベーションではない。まったく。

が、なんといっても寝坊したので、(多分走りたくなさすぎて身体がちょっと確信犯的に寝坊してるんじゃないかという気がしている)9キロしか走れず。あと1キロくらいちゃんと走れる時間に起きよう…うむ。

なんせ、朝暗くて寒くなってきたので、どうしても走るモチベーションは下がる。いや、夏はずっと暑い暑い暑い暑いと言い続けていたわけで、かつて走るモチベーションが高かった時なんてあったのかと聞かれればそんなものは一切ないのでまあ、今日も走りたくない理由を探しているだけかもしれない。暑くても寒くても走りたくない。まさにてっぱちの心境である。わかるよ新キャップ。

でも、てっぱちも暑いのも寒いのも嫌いだけど、暑い日も寒い日も野球をしている。だから私も暑い日も寒い日もなんとかがんばって走ろうと思う。

…いやでもよく考えたらてっぱちは5億ばかりもらってるんだった、私も走ったら5億もらえないだろうか。FA宣言しないから。(そういうことではない。)

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虫明 麻衣(Mai Mushiake)
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