見出し画像

【7/6阪神戦●】一つの試合も、ペナントも、長距離走だ

「あーーーーーー今日の試合たのしみ!!!!」と、半ば叫びながら、息子はごきげんに学校へ行った。

久々に子供たちと三人で観戦。お天気もなんとか持ちそうだし、と、私は私でピクニック気分でサンドイッチまで作ってしまった。もちろん、ローストチキン(胸肉)のサンドイッチである。野菜、ゆで卵、カッテージチーズ、塩漬けきゅうりをのせて、お塩少々とスイートチリソースをかけてカンパーニュで挟む。これがもう、ほんとうに、おいしい。にやにやしながらバッグに詰める。

球場につき、ポテト祭りのポテト(おいしかった…!)とビール(にせもの)を買っている間に、あっというまに田口の1回の攻撃は終わっていた。先に席に座っていた息子が、「田口、6球で終わっちゃったよ!」と、教えてくれる。「まじ!先週のがよっぽど悔しかったんじゃない?」と、言いながら私はビール(にせもの)を、飲む。なんだか最近、ビール(にせもの)でも酔えるようになってきた。

田口は、次の回もさくさくと三人でしっかり打ち取った。一方青柳は、ランナーを出したり粘られたりと、なかなか球数がかさんでいた。前に座った阪神ファンのおっちゃんたちは、「今日の青柳はこりゃ5回ももたないかもしれないな」なんて、話している。

続けておっちゃんたちは、「大山とうとう7番になっちゃったよ。休ませてあげた方がいいんじゃないかねえ」なんて、言いながらビール(にせもの)を飲んでいる。

それぞれのチームには、それぞれの事情と物語があるものだ。それぞれの選手が、それぞれの苦悩を抱えながらそこに立っている。

おっちゃんたちのそんな声をかきけすように、夏の大山は最初の打席でホームランを放った。「なに、大山めっちゃ打つやん…」と言いながら私はビール(にせもの)を飲むはめになった。一方でおっちゃんたちは「やっぱ大山だよ!!!」言いながら、ごきげんにタオルを掲げていた。

ここから先は

945字

¥ 100

期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる

ありがとうございます…! いただいたサポートは、ヤクルトスワローズへのお布施になります! いつも読んでいただき、ありがとうございます!