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【ランニング日記】ヤクルトが優勝した世界を走る【10/25(月)〜10/29(金)】

10/25(月)

なんと10月が25日も過ぎている。私は25日間も何をしていたのだろう。さっぱり覚えていない。でもとにかく、25日は過ぎている。過ぎているものは仕方がない。

さて、もう、ほんとうに、めちゃくちゃしんどい戦いが続いている我らがヤクルトが、昨日はなんとかかんとか、勝った。そうするともう驚くほど、目覚めが良い。

いや、3時にねこにミャーミャー起こされ、自動給餌器をぶっ倒され、怒り狂っておいでだったので少しだけごはんをあげ(甘い)、もう一度寝たのでしっかり眠れたわけではないのだけれども、それでも起きた瞬間「ああ昨日はヤクルトが勝ったのだ」と、思うのは、とても良いものだ。(良いものだ。)

久々に少し早めに起きたので、今日はしっかり10キロを走るべく、準備をする。

それでもなんやかんやとやっていると(髪ゴムが見当たらない)、出る時間がぎりぎりになってしまう。この時間だと9キロくらいかな…と、走り始めたものの、きづけば今日はスピードがそこそこ出ている。このペースならいけるだろうと、10キロの折り返し地点まで距離を伸ばす。

外に出た瞬間は寒いけれど、1キロも走れば身体はあたたまって半袖になる。それでも「暑い」ほどではないので、走りやすい季節なのだろう。

なんでこんなにスピードが出るのだろうと考えてみて、まあ気温が良いというのもあるのだけれど(出た瞬間は寒いけど)ここ最近、朝からの撮影が続いて、長い距離を走れない日が数日あって、そのときに3キロしか走れないのだから、せめて速く走ろうと、5キロや10キロでは出せないペースで走ったのを思い出した。それがそこそこ、効いているのでは、という気がしなくもない。スピードに乗る練習ができたというか。いや、そうは言っても別にものすごく速いわけでは全然ないのだけれど、やっぱり少しいつもと違うことをしてみるって大事なのだな、と、改めて思う。続けるためには、変化が必要なのだ。

それにしても私はこうして、いつも一人で走っている。誰かに言われたわけでもないし、誰かに応援されているわけでもない。タイムが上がることを期待されているわけでもない。だから気楽に走ることができるわけだけれど(だからサボりたくもなるわけだけれど)、プロの選手というのはあらゆる注目をされ、期待を受け、その中でやらなきゃいけない。勝つことを期待されるというのは、それは大変なことだよな、と、一人黙々と走りながら改めて思う。

だからまあヤクルトたちは、そのプレッシャーをあまり気にしすぎず、がんばってほしいなと思います。あと、もう少し。(きっと…。)

10/26(火)

今日は4時に、こねこに起こされる。3時ではないだけましかもしれない。いや、早いけど。なんとかごはんをあげてなだめすかし、5時半まで寝る。昨日10キロを走ったし、今日は5キロくらいで良いか…と、なんとか身体を起こす。

外に出ようとすると夫に「走るの?」と、聞かれる。「いや毎日走ってますけど」と言うと、「雨だよ」と夫。「…雨でも走ってますけど」と、言って、とりあえず、出る。

いや正直なところ、雨だとは気づいていなかった。外に出てみると、まあまあ、降っている。天気予報の言うところの「雨」である。しかもこれは、30分や1時間ではやまない感じの雨だ。でも「雨でも走ってますけど」とかなんとか言って出てきた手前、走るしかない。冷たい雨を拭いながら、走り始める。

こんな日に走る人なんていないだろう、と、思いきや、いつものメンバーが走っている。同じマンションらしき男性、外国人のマッチョお兄さん、車椅子の男性。さすがにこんな悪天候ですれ違うと、「みなさんおつとめおつかれさまです。」みたいな気持ちになる。

さすがに今日は寒いだろうと思ったけれど、2キロ走るとあたたまってくる。いつもは1キロであたたまるので、まあ1キロ分は遅いけれど。アームカバーをおろし、半袖で走る。

ところで今日はトレーニングのスパッツと半袖Tシャツで出てみた。トレーニングスパッツで走れるのだろうか、ずれたりしないだろうかと思ったけれど、思いのほか快適であった。寒すぎず暑すぎない。ほどよいフィットで気にならない。

ただし一つだけ問題があって、ポケットが、ない。

鍵を入れるところがないのだ。走り始めてから気づいたので、今日はてぶくろの中に鍵を入れることにした。発明である。ありがとうつばくろう手袋。

やっかいな雨に振られながら、でも時間があったのでなんとか7キロ。こういう小さな達成が大事、と、そう思いつつ、身体が冷えて今めちゃくちゃ寒いです。身体、大切に・・・。

10/26(木)

朝起きてもヤクルトは、優勝していた。そんな世界が、存在するなんて思わないじゃないですか、ほんとうにふわふわした気持ちで、ベッドから起き上がる。

昨日は遅くまでとにかく優勝の余韻に浸っていて、ニュースを読んだりメールを返信したりしていたら、寝るのがすっかり遅くなった。

なんといっても、ヤクルトが優勝した翌日くらい、走らなくても良いのではないか。と、思ったのだけれど、いや、雨の日も風の日も走るということは、ヤクルトが16連敗した翌朝も優勝した翌朝も走るということだ。きんにくんは、ボディービル大会で2位になった翌日に、いつもと同じノンオイルツナを食べるのだ。たぶんそういうのって(どういうのだ)、大事なのだ。

というわけで、優勝した翌朝である今日も、走る。ただし少しゆっくり寝たため時間がないので、急ぎ目で6キロくらい走ることにする。

昨日帰ってからApple Watchを充電するのを忘れていたらしく、電源が切れている。ついでになぜか、iPhoneの充電もできていない。まったく、すっとぼけている。

6キロはなんとか持つか…というぎりぎりのところまで充電し、外に出る。今日は新しいトレーニング用スパッツをおろした。なんと今日のやつには、iPhoneがすっぽり入るポケットまでついている。鍵くらいは入る小さいポケットがついたスパッツはあったけれど、iPhoneは初めてだ。普段はiPhoneは持って出ないのだけれど、なんせ今日はApple Watchの電池が切れそうなので、持って出ることにした。このポケット、便利だ。旅先なんかでは地図を確認しながら走るのでiPhoneが必要だし。ポケットのあるスパッツ、良い。

そろそろ寒いかなとジャケットを着て出たけれど、なんてことはない、すぐ暑くなってまた半袖になる。

走りながら、「ああ私は、ヤクルトが優勝した世界を走っているのか」と思う。なんだかもう、信じられない気持ちでいっぱいになる。悲しい世界もたくさんあったけれど、こんなにうれしい世界だって存在するのだ。

でもとにかく、ヤクルトが勝つ日も負ける日も、そして優勝する日も、こうして走り続けることが、私には大切なのだと改めて思う。ヤクルトが勝っても負けても優勝しても、日々は続く。だからそのしあわせをかみしめつつ、また前を向いて、日々を一歩一歩、走っていかなきゃいけない。

10/28(木)

思うのだけれど毎日、夕飯を作って食べ終わったところで、私のスイッチが完全に切れてしまう。朝から走って筋トレをして家事を終わらせて仕事をしてお昼を作ってそれを片付けてまた仕事をして休む間もなく夜ごはんを作って並べていただきますをして食べ終わる。その瞬間に、まじで、立ち上がれなくなってしまうのだ。

ところがもちろん、そこからもやるべきことはまだある。お皿は片付けなきゃいけないし、お風呂も入らなきゃいけない。明日のお茶も作っておかなきゃいけないし、ねこのお世話もしなきゃいけない。でもどうもいつも、「夜ごはんを食べ終わった瞬間」に、私のスイッチが、切れる。

そして子どもたちがごはんを食べ終わっても、なかなかダイニングチェアから立ち上がれない。お皿を片付けられない。そうこうしているうちにどんどん時間が過ぎていく。なんなら野球が終わってしまうことすらある。

…みたいな感じで、そこから重い腰を(ほんとうに重すぎる)上げて、お皿を片付け、お風呂に入り、お茶を作り、ざっとリビングを片付け…みたいなことをしていると、毎日すっかり寝るのが遅くなってしまうのだ。

いや、なにが言いたいかというと、まあ昨日もいつもどおりそんな感じで、今朝も起きるのが遅くなった。おかげで睡眠時間は確保できているわけだけれど、走行距離は確保できない。今日も時間的に、7キロしか走れない。

スパッツに半袖、アームカバー、薄手のラン用手袋をして出る。今日も2キロくらい走ると暑くなって半袖になる。久々に、遠くに富士山が見える。秋晴れって、気持ちが良いものだ。

だけど、なぜかどうも、スピードは出ない。いつもどおり軽快に走り始めたのだけれど(秋の走り始めは軽快なのだ)少しずつ、タイムを落としていく。

いや、「遅い」というほどではないけれど、ここのところ結構「速い」と言えるくらいのタイムだったので、それよりは遅い、たいへんに平凡なタイムで走る。息子が学校に行く、ぎりぎりの時間に滑り込みで帰る。

さて、今週は外出の予定がいつもより少ないので、少しだけ身体が楽だ。(と、いう気がする。)せっかくなので今日は神宮に、優勝グッズを見に行こうかなと、思っています。ふふふ。

さて、あと今日はちょっと、「スイッチ切れ」の時間を少し遅くしてみよう、お皿を片付けてお風呂に入ってから、スイッチを切ろう…と、思っている。明日は早起きしようっと。

10/29(金)

昨日もまた、夜ごはんを食べてすぐスイッチ切れになりそうだったのを、いやいやそうだった、と、がんばって立ち上がり、すぐにお皿を洗った。(えらい。)写真の整理をしながら、なんとなく広島横浜戦を見て、(京山と今永は顔が似ている)、早めにおふろに入り、遅くまでサッカー教室へ行って帰ってきた息子の夜食を作った(5年生というのはほんとうに忙しい。)。

で、寝るのが早かった…というわけでもないのだけれど(ないのか)、でもまあ夜に少し余裕があった気がしなくもない。おかげで今朝は少しだけ、早く起きることができた。

よし今日は10キロ走ろう、と、最初から決めて走る。今日も遠くに富士山が見える。スピードはまあまあ、出る。2キロ地点より前にやっぱり暑くなり、ジャケットを脱いで半袖になる。半袖・スパッツ・手袋、がちょうどよい。

走るにはほんとうに気持ちのいい季節で、だからなのか、久々に釣りをしている人も多く見かける。いや、釣りには寒い気はするけれども、釣りをするしている人からすればこんな朝から走るなんて寒いだろう、という話になるのだろう。とにかくお互いに、寒い中おつかれさま。

なかなか気持ちよく走っていたら、残り1キロくらい、というところでキロ3キロマンが颯爽と追い抜いていく。いやいやいや、この9キロの道のりのどこでもキロ3キロマンの姿は見かけなかった。同じ方からやってきて同じ方へ帰っていくので、つまりは私よりずっと早くからずっと長い距離を走り(前方にだって見えなかった)、そして往復している私に最後に追いつき、颯爽と帰っていったのである。まじで、キロ3キロマンはキロ3キロで走ってると思う。

キロ3キロマンは私より早くおうちに着くんだな…私も早くつきたい…と、思いながら、いやいやいやいやキロ3キロマンはもっと長い距離を走っているはずで、「しんどさ」の総量は同じというかたぶんそれ以上のはずだ。私もつべこべ言わずに走ろう。と、今日も思うのでした。

ところで昨日、とても久々にお昼からおでかけをしてお買い物をしたらなんだか新鮮で楽しかった。たまには外に出るのも大事だ。家にこもりっぱなしで仕事するよりも、ちょっと目先を変えた方が捗ることもある。というわけで、たまには外に出よう、と、思います。

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虫明 麻衣(Mai Mushiake)
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