【オフシーズン・ヤクルトエッセイ】ヤクルトを、日本一にしたもの。
2017年。その年、私はサラリーマンを卒業し、息子は小学校に入学し、仕事もプライベートも大きな変化があった。ついでに、ヤクルトスワローズというチームを好きになった。(あと、本格的に毎朝走り始めた。)
あれから4年。1年生だった息子は5年生になり、保育園の年少だったむすめが2年生になった。
そして、最下位だったヤクルトスワローズは、日本一になった。
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私がヤクルトを好きになってから、ヤクルトの順位は、最下位が3回(2017,2019,2020)、2位が1回(2018)、そして日本一が1回(2021)である。…ちょっと、よくわからない。ほんとうに、よくわからないチームだ。
でも20年ぶりの日本一なのだから、好きになってから5年目で日本一を見ることができたというのはそれは、とても幸運なことだろう、と、そう思う。次に日本一になるときは、私は58歳かもしれないのだ。なんか、人生がんばらないといけない。と、身が引き締まる思いである。
さて、そんな日本一の話。まだまだその余韻は続いていて、私は先日のファン感謝祭でばかみたいに日本一グッズを買いました。枡なんて、優勝枡と合わせて全部で5種類くらいある。どうするんだろうこれ。…仕方ない、20年に一度なのだから。
2年連続最下位からの優勝、さらに日本一、となると、そこにはもちろん、いろんな要因がきっとある。専門家たちの予想を大きく覆したわけだけれど、その専門家から見たら、あとから振り返れば大きな要因はいくつも思いつくだろう。先発がめきめき成長したことも(ほんとうにたくましかった)、塩見が塩見だったことも、ムーチョがすばらしいキャッチャーになってくれたことも、素人目にもたくさんたくさん思いつく。でもそういう戦力的、戦略的な分析はプロに任せるとして、私はこの「日本一」という結果をもたらしたものを、少し別の視点から考えてみた。
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