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【ランニング日記】 「慣れ」が成長を拒むことも、ある。【2/7(月)〜2/10(木)】

2/7(月)

昨日の夜、沖縄から東京に戻って来た。

片付けは明日にしよう…と、そのままにしていたスーツケースが転がっている。

しかし今日はお昼から撮影。スーツケースは夕方以降の私に任せることとしよう。

まだまだ移動の疲れが残っている上に、東京は、寒い。まったく走る気にはならないけれど、まあこれが現実なのだと言い聞かせるために、なんとか外に出ることにする。

今朝はゆっくり寝たので、今日は軽く5キロ。まあ、ウォーミングアップということで…。

東京は寒い。ほんとうに寒い。わかっちゃいたけど心折れそうになる寒さである。

2/8(火)

昨日は夜になんとかスーツケースだけは片付けた(子どもたちと夫の分はまだ)。でもバタバタと片付けていたら寝るのはすっかり遅くなった。

旅行とかで一週間家をあけると、この「生活リズムをもとに戻す」のが結構、難しい。いや、好きでやっているからがんばって戻すしかないのだけれど。まあでもそんなわけで朝も寝坊しがちで、なかなか「いつもの距離」を走る感覚を取り戻せない。

昨日は5キロ、今日は7.8キロ弱を走る。それもむすめが家を出る、ぎりぎりの時間になんとか帰る。

うすうす勘づいていたのだけれど、そしてそれは確信に変わったのだけれど、体重ならびに体脂肪ががっつりと、増えている。これは一時的に食べすぎたとかそんなレベルではなく、しっかり体脂肪が蓄積されてしまっている。体重にしてベストの3キロくらい増えている。よろしくない。とてもよろしくない。

きんにくんはいつも「太る原因っていうのは、本当は本人がいちばんわかっていると思うんです。つい夜中にカップラーメン食べてしまってるなとか、コーヒーにお砂糖入れすぎてるなとか」と言うわけですが、まったくもってそのとおりで、なんで体重が増えるのかって、本当は心当たりがありまくりなのだ。私の場合は、間食です。

どれだけ毎日走って、どれだけ毎日筋トレをしても、結局のところ「まあ走ってるし」みたいな感じで、食事にちょっと気をつかわなくなると、体重なんてあっというまに増える。その「生活習慣」からつい、目を背けてしまいたくなるけれど、こういうのはやっぱりしっかり現実と向き合わねばならぬ。(うむ。)

仕事もなんでもそうだと思うけれど、「慣れ」っていうのは良い面ももちろんあれど、やっぱり怠慢だったりおごりだったりをもたらすものでもあるのだな、と思う。ともすればそれは、成長を阻む因子になりうるものだ。毎日走り、毎日筋トレをし、毎日それなりに食事に気をつかっていたつもりでも、慣れの中で「まあこれくらいは…」みたいなのは積み重なっていくのだろう。よろしくない、とてもよろしくない。

そんなわけで私は気持ちを入れ替えて、また一からのつもりで(無理せずゆるやかに)がんばろうと思っている。なんといったって、野球もキャンプインしたことだしね。これはまた、新しいシーズンの始まりなのだ。

2/9(水)

ものっっっっっっっっすごく走りたくない。この世に生きる人の中で一番走りたくない自信がある。私ほど走りたい人などこの世にいない。というくらいに走りたくない。

いつまでもベッドでごろごろしていたら、リビングに出たいねこにほっぺたを噛まれた。「いた!!!アラフォーのほっぺたをかむんじゃないよ!!」と、言いながらなんとか起きる。

まあ、ねこのおかげで起きられたということにしよう…。いや、それにしても、走りたくない。

ただただ機械的に体を動かし、ウェアに着替える。ああ沖縄はあたたかかかったな、あの気候ならまだ少し、走る気にもなるのに…と、ぶつぶつ(頭の中で)ぼやく。

でも外はもう明るい。なんか、夜明けの時刻って、ある日急に早くなるのだ。だんだん早まっていく…というより、ある朝同じ時間に起きたらすでに明るくなっている、というイメージ。いや、そんなことはないのだろうけれども、私は毎年そう感じる。今日がその、「ある朝起きたら急に夜明けの時間が早まっていた日」である。

着替え終わり、Apple Watchもつけ、準備は整ってしまった。整ってほしくなかったけど整ってしまった。仕方がないので外に出る。

寒い…まじで寒い…走りたくない…このあと筋トレもしたくない…と、走り始めてもなお、泣きそうになりながら思う。

でも、3キロくらい走ったところで、遠くのビルに朝日がとてもきれいにさしているのが見えた。これは東京ならではの景色だ。ああ沖縄に戻りたい宮古島へ行きたいとばかり考えていたけれど、東京には東京の、良さがあるのだ。「しあわせは近くにあるんだよ。遠くを探さなくてもいいんだよ」と、かつてディズニーシーのマーメイドラグーンのショーで、セバスチャンが言っていたのを思い出す。

そうだ、まったくもってその通りだ。宮古島の海は恋しい。それは「遠くから見てきれいなもの」という存在ではもう私の中ではなくて、少しずつ、「生活」にすら近づいているものではあると思う。だけどそれはそれとして、東京にだって美しい景色や素晴らしいものはたくさんあるのだ。ここには家族がいて、私の生活がある。それだけでもうそれは、しあわせのありかだ。

そんなことを考えながら、なんとか8キロを走る。もうまじでまじで走りたくなかったけれど、これは真実として、走ってしまえば走ったことを後悔することは、まあ、ない。悲しいかな気分は晴れやかになりすら、する。(悲しいかな。)それならば仕方がないから(ほんとうに仕方がないから)また走るしかないのだな人生は、と、遠い目をしながらそう思う。

2/10(木)

昨日サウナへ行ったら、夕方のニュースではもうひたすらに「全人類のみなさまにおかれましてはとにかくなにはともあれなにはさておきまずはともかく雪に注意してください!!!!!!!!」と、言っていた。ヤクルトの春季キャンプ?そんなことは知りません、とにかく雪です!雪!!!!!と、いった感じであった。

普段はほとんど見ないテレビだけれど、普段は見ない分、サウナではとにかくじっと見てしまう。なので「明日の雪」についての私の知識(というかなんというか)はものすごいものになっていた。

そんなわけで今朝起きた瞬間も「雪だよ雪…今日は雪だよ…いや、朝のうちは雨で、それがだんだん雪に変わるわけだよ…寒いよ…間違いなく、寒い…だいたい、雪が降るような気温でさらに冷たい雨が降っていたらそんな中走ったら体調崩すよ、ねえ???」と、朝から暴れているこねこに話しかける。(ねこは無視している。)

ところが外はまだ、そんなに雨は降っていない。小雨といったところだ。「全天候型」とおすすめされたステラマッカートニーのジャケットがあれば、余裕で走れてしまう。仕方ない。走るしかない。

まあなんといってもここのところ、すっかり体重が増えてしまっていたので、今週からちょっと心を入れ替えて、少し気を使うようにしている。「これくらいまあ、いいか」と食べるものの量があまりに増えすぎて、その積み重ねで代謝も落ちて体脂肪もついてきた、という感じがする。見てみぬふりをしていたけれどもそれが現実だ。なので、少しその「これくらい、まあいいか」を、「いや、ちょっとやめておこう」と、なんとか思いとどまるように、意識している。

具体的にあと2キロくらい落とそう…という目標があるので、そうするとまあ、少しは気をつかうことができるようになる。漫然と走りがちなランニングも、筋トレも、その具体的な目標(というか目安)のためにはちょっと、意識してやろう、という気持ちになる。

「習慣」にしてしまうことってもちろん大事なのだけれど、あまりにそれが当たり前になるとなんでも「なあなあ」にすませてしまいがちになるのだ。いや、私の場合は、だけれど。

だからときたまこうしてギアを入れて、2キロ体重を落とすぞ、みたいな気合いとともにがんばることが大事なのだと思う。いやまあ、2キロ増えない方が大事なんだけれども・・・

そんなわけで、今日は8.5キロをなんとか走る。途中の小雨もステラのジャケットがあればもちろん、しのげてしまう。気温だって実際のところ、軽井沢を走るのとそんなに変わらない。宮古島とはあまりに変わりすぎる、というだけだ。

相変わらず、タイムはいまいちだけれどもともかく、雪がふる(らしい)今日もまた走った。というか週末はキャンプの(テントを張る方の)予定だったのだけれど、これはお天気どうなるのだろうか・・・行けるといいのだかれど・・・。(後日談:行けました)

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虫明 麻衣(Mai Mushiake)
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