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ランニングは道具がシンプルなところが良い 【ランニング日記 12/30(月)〜1/3(金)】
12/30(月)
もう年の瀬だし、世はお休みモードで溢れているし、走らなくてもいいか、と、思いながら、いやそういう時こそ走ることが大事なんじゃないか、と、よく分からない意識の高さで、走る。
唯一「走りたい」と思う瞬間というのは、「走らない日に走る人を見たとき」であり、それが昨日と一昨日だったのだ。走る人を見ると、走りたくなる。
走らなくてもいいか、と、いう朝に、いっちょ走ってみるか、と、そんなに嫌々というわけでもなく、幾分、前向きとも言える気持ちで走り出してみるとこれがまた、なんというか、調子が良い。
久々に調子よく走れた。タイムもまあまあよかった。不思議なものだ。
私が尊敬する本物のアスリート(例えばみやさまやエイオキ)は、こういうとき、じゃあなぜこんなによく走れたのか、と、考えに考え抜く。よくできるビジネスマンであれば、仮説と検証を繰り返す。でも私は、本物のアスリートでもよくできるビジネスマンでもないので、調子が悪い日もただひたすら走り続け、身体を動かし続け、じっと、調子が上がる日を待つ。本当にそれしかできない。まあこのサイクルが、一ヶ月の間に数回やってくるというのが忙しいところではあるけれど。
でも走ってよかった。全部はつながっていて、明日は今日の続きで、来年は今年の続きだ。だから継続しているいつものこと、があるのは、大事だな、なんとなく。と、思う。
12/31(火)
大晦日の朝。誰も走らないであろう時こそ走ろう、と、思って走ると、めっちゃ走ってる人がいる。考えることはみんな同じだ。
今日は5キロ、それなりにスピードを上げて走ろう、と決めて走ってみる。とは言っても、そもそもの運動神経が皆無なのでもちろんめっちゃへなちょこタイムではあるのだけれども、それでも自分なりにはいいペースで走れた。
2019年も走り続けた。それでもきっともっと走れたよな、と、思う。夏はバテたし、初秋は走りたくなくてさぼりまくった。
でもまあ、「もっとできたはず」と思えることは、のびしろなのだ。雄平が35歳で毎年毎年キャリアハイを目指すように、私だってまだまだ成長していきたいものだ、と思う。
大きな怪我をせず、走り続けることができた。それがまず素晴らしい。良い一年でした、ありがとう。
1月1日(水)
新年。朝っぱらから日本酒を飲み、ソファに寝転んで本を読んでいたらうとうとしていて、気がつけば夕飯の準備の時間だった。
良いお天気だし、走ろうかなあと思いつつ、朝からお雑煮を作り、お昼にカリフラワーをソテーし、夜にお味噌汁を作っていたら、なんかあっという間に一日が終わろうとしていた。
でも一日本当によく食べよく飲んだので、このままで終わるのもなあ、と、夕食後走ることに。
当たり前だけれど、いつもの景色も夜だと随分と違って見える。東京の夜景は、やたらとキラキラしている。お正月だなんて、関係ないみたいに。
いつもは朝一で、お腹に何も入っていない状態で走るので、夜、ご飯も少し食べた後に走るのはきついだろうな、と、ゆっくり5キロだけ走ろうと思っていたのだけれど、夜道は新鮮で思いの外楽しくて、じゃあ7キロ…やっぱりもうちょっと…と、結局10キロ走った。ペースはゆっくりだけど、なかなか楽しく走れた。今週は調子がいいな、なんとなく。
「走り始め」というと、なんとなく朝に走るイメージだけれど、私の走り始めは、夜だった。「普通はこうだ」というのは、本当に思い込みのことが多いよな、と思う。例えばお正月におせちやお雑煮を食べないのも、別にそれはそれで全然いいのだ。だってもう3日もすれば、またいつもの毎日が始まる。だからこそ休むのも、だからこそいつもと同じように過ごすのも、どちらでもいい。
そういう「こうすべき」という重しのようなものを、少しずつ取っ払っていきたいなあと思う。
というわけで、今年もコツコツ走っていこう。
1/2(木)
見事に寝坊する。この年末年始、基本は普通に過ごす、をなんとなく心がけているけれど、つい夜更かしし、その結果つい朝寝坊する。
お昼に映画を見に行く予定があるので、今日はやめておくか、と、思ったのだけれど、明日も朝から出かける予定があって走れないので、今日のうちに走ることにする。
昨日の夜景の魔法が解けたみたいな、ふつうの、いつもの景色がひろがっている。「いやいやさっきはしったばっかりやないか」みたいに語りかけてくる身体を、なだめすかし、「そこをなんとか」と、言い聞かせながら走る。身体と頭の対話である。
でもまじで、「さっき走った感」はぬぐえない。しんどいけれどもまぁ、5キロ、なんとか走り切る。
この年末年始は、休まずいつものように走った。「書く」が一つのモチベーションにもなっているのかもしれない。し、なっていないかもしれない。まあどちらにしても、今年もなんとかかんとか、身体をおだてながら、走っていこう、と、思う。
1/3(金)
朝早く起きて、温泉へ。今日は走らない日。そして温泉のお宿(自分でとったけど旅行ではお宿にこもりがちな私に最高の宿でした、またインスタか何かに上げます)でこのnoteを仕上げている。
新しいランニングシューズを買った。陸上競技というのは、野球と比べると道具がシンプルで良いよなあ、と、しみじみ思いながら。基本は靴さえあれば走れるのだ。そういうのは、とても私に向いている、と、思う。なんといってもこのシンプルな装備ですら、やれ手袋を忘れたとか、イヤホンを忘れたとか、キャップ忘れたとかでしょっちゅう取りに戻るのだ。もし私が野球選手だったら、毎試合何かしらの道具を忘れてくると思う。毎日全部持ってくるだけでもあの人たちはすごい。
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