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【4/5中日戦○】青木の「諦めない力」、カツオさんの「続ける力」、その先にあるチームの成長
今さらだけれども、田口のYouTubeを息子と二人で見ていた。とにかく田口の「聞く力」がものすごくて、これはもうインタビュアーとして仕事をお願いしたいまじで…と、思うほどだったのだけれど、とりあえず青木とカツオさんの回は、これは小中学生に見せたいYouTubeナンバーワンに選ばれるんじゃないか、と、思った。
こんなに示唆に富み、かつ健全で(何より大事)、励まされるYouTubeはなかなかない。いや、私があまりYouTubeに詳しくないから勝手なイメージを持ってしまっていてYouTubeというのはいまや健全なものなのかもしれないけれど(たぶんそうなのだろう)、それにしても田口の「聞き方」と、青木とカツオさんの「答え方」がほんとうに、素晴らしかった。
誰かを茶化したり、いじったりするんじゃなくて、しっかり聞いて、しっかり答える。質問にも答えにも、いらないツッコミが入らない。そこには間違いなく、お互いへのリスペクトがある。見ていてほんとうに気持ちが良くて、学びと気付きがたくさんあって、見入ってしまった。
「準備が大事」と、青木もカツオさんも声を揃えて言った。そしてカツオさんは「続けること」、青木は「諦めないこと」が大事なのだ、と言った。そして私はこの二人のその姿はそのまま、今のヤクルトを作ってきたのかもしれない、と、そう思った。
「ものすごい選手」を、たくさん集めたら、もちろん強いチームはできる。だけど、それだけで、ほんとうにゲームに勝てるのか、というか、勝つことを積み重ねていけるのか、それは今風に言えば「持続可能」ということなのかもしれないけれど、「良きチーム」でいられるのか、と言うと、そうではない、そんな気がする。
例えばWBCのサムライジャパンはほんとうに「ものすごい選手」をたくさん集めたチームだった。そりゃ最強だわと思えるメンバーだった。だけどそれでもムーチョは(これも田口のYouTubeで)「キャッチャーというのはそれでも、打たれたらどうしようって考えてしまうものなんだよ」と、言う。たしかになあ、と思う。キャッチャーというのはそういうポジションだと思う。そしてそれが、おそらくとても正しい姿勢なのだ。
サムライジャパンが強かったのは、「ものすごい選手」をあれだけ集めたから、だけではないのだと思う。そこにはオータニさんやダルビッシュのリーダーシップがあって、ヌートバーの人懐っこさがあって、栗さんの強い優しさがあって、選ばれし「ものすごい選手」たちの、並々ならぬ覚悟があった。キャッチャー陣の「それでも打たれたらどうしよう」と思う、地に足をつけた慎重さがあった。
そういうものが短期間で集まって作り上げたのは、チームとしての成熟だった、と思う。一流の選手たちが集まって、集まるだけじゃなくてそこで、短期間でチームを成熟させた。それが、一流たる所以なのかもしれない、と、思わされた。
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