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【ランニング日記】 年末年始の、ランニング事情。 【12/27(月)〜1/1(土)】

12/27(月)

子どもたちは冬休み。ここぞとばかりに遅くまでぐっすり寝ている。私もそろって、確信犯的朝寝坊をする。

子どもたちが休みとなると、私もすっかり、休み気分になってしまう。いや、仕事だってまだやることはたくさんあるのだけれど。

すっかり休みモードの私は、もうこれ、走らなくても良いんじゃないの…時間も遅いし…と、のろのろ起きながら考える。だいたい、週末のクリスマスモードがまだ抜けていない。なんなら、昨日の忘年会のメガウーロンハイだってまだ抜けていない気がする。

でも、今週は京都へ行く予定もあるし、年末だし、日に日に休みモードは強まるし、今日以上に走らない日がぜったいに出てくる。というわけで、重い腰を上げ、5キロだけなんとか走ることにする。

いつもよりも遅い時間に出ると、学童へ行くむすめの友達がいたり、ママ友が仕事へ行く時間だったり、いつもは会わない人たちとすれ違う。というか、そもそも、明らかに、人が多い。すっぴんでド派手なランニングウェアで走る身としてはやたらこっぱずかしい。やっぱり早朝のランニングっていうのは、そういう意味ではちょうど良い。

5キロの折り返し地点が近づいてきたところで、まあ、7キロくらいは走るか…と、距離を伸ばす。さらに7キロの折り返し地点が近づいてきたところで仕方ない、8キロまでがんばるか…と、さらに距離を伸ばす。

まあこれは、結構よくあることで、そうして身体をだましだまし、なだめすかせながら、走っているのである。

が。今日はこのあと、「逆転現象」が、起こる。

8キロの折り返し地点が少し過ぎたあたりで、私の頭は引き返そうと考えていたのに、身体が勝手に走っていく、といった感じになった。いやもちろん、ほんとになんかの映画みたいに勝手に動くといったわけではないけれど、でも私の頭はほんとうにそこで折り返そうとしたのに、身体のほうが「もうちょっといこうよ、10キロまで伸ばそうよ」といった感じで、ひっぱっていく感覚だったのだ。

いつもは頭で考えながら、身体を必死になだめすかしている感じがあるけれど、身体が「走る」と訴えたこの感じは、初めてのことだったような、気がする。

今日だってぜんぜんモチベーションは上がらず、走りたくなかったわけだけれど、身体の言う通りにちょっとがんばって10キロを走ったら、いつもよりも随分良いタイムで走り終えた。久々に、キロ5分半を切るペースだ。

毎日走っていると、たまにはこういう日もあるのかもしれない。いやまあ、いつもよりゆっくり起きて、ゆっくり走り始めて、いつもほどは寒くなかったというのもあるかもしれない。

だけどどちらにしても、たまには、「いつもとちがう」景色を見るのも大切なのかもしれないですね。まあ、また明日からはいつもどおり、だけれども。

12/28(火)

ますます、冬休みモードの我が家。いや、夫もまだ会社なのだけれども。でもとにかく、子どもたちのスケジュールに私は引っ張られるのだ。

とは言っても息子は朝から塾(ほんとうにおつかれさまだわ…都会の小学生えらいわ…)、むすめはおべんとうを持って学童なので、私もまあランニングくらいはがんばらねばならない。

昨日10キロ走ったから、今日は5キロ…でもいいけれどもまあ、明日から京都できっと走らないので、7キロ。今日はやたらと、寒い。外気にさらされている皮膚が、痛い。なんだかあれですね、冬の河口湖を思い出す。

遠くの富士山が、それはやりすぎなんじゃないのというくらいに、美しい。毎朝走って毎朝目にしても美しいのだから、すごい。それにしてもこの冬は、富士山がよく見える気がする。少しでも曇ると見えないので、今年は晴れていることが多いのかもしれない。もしくは、ほんとうに空気がきれいになったのだろうか。もしくは私に心の余裕ができたのだろうか。そんなもの、ない気がするけど。

昨日と同じスピードは全く出るはずもなく、まあそれでもいつもよりも少し早いペースで走る。足がほどよく筋肉痛である。そんなたいした筋トレしてないのにな。もしかして久々の10キロで筋肉痛になったのだろうか。それはちょっと複雑な気分である。

さて私のモットーは、「みんなが休むときに走る、みんなが走るときに休む」なので、今日もちょっと仕事を進めておきたい。と、思っては、いる。

12/29(金)

実家で思いっきり朝寝坊して走らず。朝からお庭で焚き火をしつつビールを飲んで、だらだら。

12/30(木)

あまりにも実家で暴飲暴食が続いているため、反省して今日は実家の周りを6キロほど走った。

無意識に「町内を走らなあかん」と、考えているらしく、隣町の看板が見えるとここから先は引き返さなあかんな。。とか、謎に思っている。

これは、昔校則にあった「校区外には子供だけで出てはいけません」みたいなルールを、いまだに体が覚えているのかもしれない。冷静になればいやいや別に隣町まで走ってもいいやんか、私大人やし、と、いう話なので、大きな川まで出ることにした。これがなかなか気持ちの良いコースだったので、これからはこの辺を走ろうと思う。

よく行く「旅先」のランニングコースを持っておくって、結構大事なのだ。

ひさびさに卒業した中学校の前を通ったら、私の記憶の二倍くらい、校庭が広かった。こんな広かったっけ?と思ってびっくりした。子どもたちの学校の校庭がせまいからかもしれない。子どもたちの学校、5個くらい入りそうだ。

校庭の前に立つと、思ったよりなんだか懐かしくて、ちょっと涙ぐんでしまった。もはやそこに通っていた時期はただの子どもだったはずなのに、それでも大事な時期だったのだ、きっと。そう思うと子どもたちのこの時期とこれからの時期も、大切にしてあげなきゃな、と、改めて思う。

12/31(金)

東京に戻ってきた。大晦日、すっかり休みモードで走らず。でも実家でまったく筋トレしなかったので、筋トレは念入りにした。えらい。あと、ジムのなんかウォーキングみたいなマシンで負荷を上げつつ30分有酸素運動をした。運動としてはランニングよりこっちの方が効率いいんじゃないの…という気持ちは見てみぬふりをする。

1/1(土)

平日は毎日走る、休日は走らない。が、モットー(というかルールみたいなもの)の私のランニングですが、唯一の例外は、元旦である。

まだ入団前の清水くんが「元旦にやることはランニング」みたいなことを言っていたのはついこの前のことだった気がするのだけれど、あっというまに素晴らしいセットアッパーに成長した。

みやさまは本の中で、「元旦から走っている石川を見かけたことがある。そんな日から走るのは彼くらいだ」みたいなことを書いていた。

だからというわけではないけれど、私の目標は「カツオさんみたいな大人になること」なわけだし、朝から日本酒を飲んだくせに少し休憩してから走ることにする。

まあ、そういう、「今日くらいいいでしょ」という日にこそ走っておくのが、私みたいなズボラ人間には大切だったりするのだ、たぶん。

ところが同じようなことを考える人はもちろんいるわけで、いつものコースに出ると、何人かのランナーとすれちがう。なんとなく連帯感みたいなものを感じて「おつかれさまです」と心の中でつぶやく。

お昼前の時間だし、いつもよりは寒くないのだけれど、いかんせん数時間前にお酒を飲んだ身体は重い。というかそもそも、年末年始に食べすぎ飲みすぎなのである。それを反省し、昨日は筋トレを少し念入りにした。明らかに、「非日常」のこの空気感の中で、自分で少しでも「いつものこと」を続けていくのって、私にとっては大切だ。

よく晴れた空をバックに、遠くに富士山が見えた。お正月から富士山なんて、なんだかいいことがありそうである。まあ、いつもの道の、いつものコースから見える、いつもの富士山なんだけれども。まあ、それが大事なことだ。

今年も、「自分にできること」をちゃんと見極めながら、その「できること」には、地道にコツコツ取り組んでいこう、と思います。もちろん、チャレンジする気持ちはいつだって忘れずに。いざという時に高く飛べる力を、その胆力を、コツコツ培っていきたい。

今年も前を見て、コツコツ走って行こうと思います。今年もどうぞ、よろしくお願いします!

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虫明 麻衣(Mai Mushiake)
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