【ランニング日記】 雨のランニング、nikeシューズの意外な進化、タキマキのYouTube 【5/30(月)〜6/3(金)】
5/30(月)
金〜土はディズニー2days、日曜日は戸田へヤクルトの試合を見に。というわけで、いまだかつてなくへとへとの週末であった。家にいなかったのに家がとっちらかっている。まあ、致し方ない。
かつてなくへとへとの週末だったので、昨日は久々に23時前に寝た。するとどうしたことでしょう。今日は5時前に目がさめた。ねこたちのカリカリマシーンからカリカリが出る前である。
「もうちょっと早起きしたい」というのが最近の希望であったわけだけれど、実際早く目が覚めると「まだ寝たい…」と、なってしまう。わがままですみません。
二度寝しながら、それでも5時半には体を起こす。体を起こして何をしたかというと。
仕事である。
なんとまあ、まじめなんでしょう。と、いいたいところですがこれはまじめだからでは決して、ない。結局のところ、自営業者というのは勤務時間が決まっていない分、終わらない仕事はどこかで時間を見つけてやるしかないのである。「むっしー、これとこれはやっとくから、今日は帰りな!」と言ってくれる、頼もしいのりねえ(先輩)もいないのである。
自分で選んだ道なので文句は言えないというか文句なんてないのだけれど、それはそれとして、のりねえに久々に会いたいな、と思う月曜日である。
さてちょっとだけ仕事を進めてむすめを起こし、外に出る。昨日の昼間めちゃくちゃ暑かったので、今日は今季初のノースリーブのウェアで走る。朝イチなのでさすがに肌寒いかと思いきや、これでもめちゃくちゃ暑かった。ああ、暑い。スピードも全然出ない。完全にもう、夏タイムである。遅い。はあ、暑い。
前を、近所の男の子三人組が楽しそうに歩いている。まだ6時台である。学校に行くには早すぎるし、もし運動会の代休とかだとしても遊びにいくにもまだどこも開いていない。どこにいくのかなあと思いながら追い抜いて走り、公園をぐるりと回ってマンションに帰ってくると、同じ三人がマンションに向かって帰ってきているところだった。
どうやら三人は、朝の散歩を楽しんでいたらしい。いやなんてかわいいんだそれは。小学六年生の早朝散歩である。(人通りもちゃんとある、安全な道です。)ただ歩いておしゃべりするだけが楽しいとか、いや、めっちゃわかるけど、それを小学生がやっちゃうのはかわいすぎる。いいなあ、六年生。
あっついししんどいし相変わらず体重は重いしで、はあなんてしんどいんだランニングというものは、と、思いながらしぶしぶ走っていたけれど、かわいい六年生たちに少し癒やされた。ありがとう。
5/31(火)
外に出ると、雨。見間違うことなく、雨。普通の人ならこれは引き返す。傘をささずに歩いている人など一人もいない。そりゃそうだ。雨だもの。だけどまぁもうここまで来てしまったし、引き返すのもなんだし、思いっきり雨の中、走り始める。
走っているうちにこれくらい強くなってきたということは今までもあるけれど、走り始めからこれだけ降っているというのはなかなかない。でもいつもより気温も低い上に、とにかく早く帰りたいので、自然とスピードは速くなる。
毎日毎日毎日、同じ道をほぼ同じ時間に同じように走っている。そこにはもちろん季節の移り変わりがあり、気温の変化があり、少しの違いはあるけれども、「走る」という意味においては基本的にはとにかく、同じだ。毎日毎日同じことの繰り返しだ。飽きないのかと聞かれると、それはもう、飽きる。ほとほと、飽きる。
だから旅先のランニングとか、お正月にいつもとちがう時間に走るとか、そういう新鮮さが染みるわけだけれど、この「雨の中走る」というのも一種の新鮮さである。そう、間違いなく、変化である。いつもとは、違う。
もはやそういう意味では雨の中走ることを求めているとすら言えるかもしれない。雨だとか雪だとか風だとか。そういうのも、長く続ける一つのコツかもしれない…
…と、書きながら、いやそんなあほな。と、もう一人の自分が言う。なんかもう、走らない理由を必死でかき消しているのである。それは走りたくないけれども走る理由を必死で探しているのである。
あまりあるほどの走らなくて良い理由に打ち勝つために、こうして必死で走る理由を探しているのである。けなげすぎる、私。
ところで、雨のランニングで一番辛いのは、上から降ってくる雨ではない。水たまりなんかを踏んづけた時に、足元から滲みてくる雨である。これはもう、いかんともしがたい。
今日もめちゃくちゃ気をつかいながら走っていたのに、例に漏れず、水溜りを踏んづけた。じわっと足元から入り込む雨。この不快さ、小学生以来である。今日はもう、この不快さを抱えて走るしかない。
…と、思っていたのだけれど、なんとしばらくすると、染み込んだ雨はすっと乾いた。いやそんなあほな。けっこうしっかりじわっと染み込むのを感じたぞ私は。そんな簡単に乾くとか、ある?
と、思いながら半信半疑で走っていたら、またもや水たまりを踏んづけた。そしてしばらく走ると。
…乾いている。
まじで?
今まで同じことが起こると、シューズは二日ほど乾かなかったりした。それなのになんと、このシューズは、走っているうちに乾くのだ。ある?そんなことある?雨の中走る人なんてそういない思っていたけれど、ナイキのシューズは意外なところで進化していたのかもしれない。いや、まだ半信半疑だけど。
まぁそんなわけで今日も雨の中走った。意外と走れるものである。なんでそこまでして走るのかはまぁさておき。
さて今日は、スーパー銭湯にこもって仕事します。がんばってゆきましょう。
6/1(水)
昨日は息子が自転車の鍵をなくし、なんと交番にかけこみ、警察から電話がかかってくる(びびるわ!!!!)という事件があり、もうへとへとになってから寝た。息子のこの、「なんかあったときに頭で考えて臨機応変に対処する力」は昔からすごいなと思っているのだけれどもそれはそうとして鍵を!!!!!なくすな!!!!!!という根本的な問題もあるので、長所は短所というか短所は長所というか人生一筋縄ではいかない。
へとへとになって寝たけれども、朝はやってくる。朝がやってくると、走らなければならない。はあほんとうに、どうして、私はここまでして毎日走るのであろうか。(定期的に沸き起こる疑問。)
ぶつぶつ言いながらとにかく外に出る。昨日は雨で6キロしか走れなかったので、今日はせめて9キロは走りたい。
最初からもう、ずっとしんどい。気持ちいいとかは、特に、ない。しんどいものは、しんどい。
久々に富士山がよく見える。富士山の上にはまだ雪がしっかりと残っている。標高ってすごいなと、もうどうでもいいことを考えながら走る。標高ってすごい。
5キロくらいを越えてくると、だんだん「無」になってくる。しんどいものはしんどいけれど、なにはともあれ家には帰らなくてはいけない。もはや義務感だけで走る。というか、走らないと家に帰れないから走る。
なんでこんなぶつぶつしんどいしんどいと考えながら走っているのだろうと思ったら、いよいよ、暑いからである。とにかく、暑い。タイムも遅い。
でもなにはともあれ9キロ走り、筋トレもやりました。YouTubeみながら筋トレするんですが、自動再生というかおすすめ?か何かでタキマキのYouTubeが出てきて思わずそのまま見てしまった。すんばらしいお誕生日会の動画であった。すごい。タキマキすごい。でも、動画だとタキマキさんはぜんぜん気取ってなくて好感大だった。動画も良いものですね。私も子どもたちのお誕生日に、タキマキが作っていたマーブルチョコケーキ作ってみようかな…
6/3(木)
5時半頃に起き、なにはさておき、仕事をする。なんせ昨日、子ども部屋を片っ端から片付け、とっちらかっていた塾のテキスト整理をしていたら、日が暮れたのである。昨日できなかった仕事をとりあえず片付けてしまう。
いやしかし、まったく仕事は進まなかったけれど、いつも頭の片隅にあった「テキストなんとかせねば…」が、ようやく片付いて心底すっきりした。こころなしか息子も集中して(…いや…たぶん…)宿題していた気がする(…いや…たぶん…)
とにかくもう、3月の後半頃からなにかとずっとあわただしく過ごしていて、ぜんぜん家のことができていなかったのだ。4月あたりの記憶が、ない。まあなんで3月後半からそんなに忙しいのかというと野球が始まったからなんじゃないかという気がしなくもないけれどもまあ、いや、仕事も忙しかったんです。たぶん。
朝イチでパジャマのままとにかくパソコンの前に座る。ランニングに出る時間、というタイムリミットがあるので一番集中できると言えば、できる。
三つばかり原稿に目を通し、新しい原稿を開いてから、着替えることにする。とりあえずやるべき仕事の書類を「開く」。これも大事である。
むすめが起きてきて、トーストを焼く。バジルあるよ、と言うと、「だいじょうぶー」と、答える。バジルが好きなのは息子だった。そうだった。
それにしても子ども部屋がすっきりしているのがとにかくうれしい。あとはこれがキープできると良いのだけれど…
今日もノースリーブで走る。そろそろレギンスもショートパンツに替えよう。とにかく、暑い。
外に出るのがちょっと遅くなり、今日は7.5キロ。相変わらずスピードは出ず、タイムはぼろぼろである。まあ、夏だしね、仕方ない。これからますます暑くなるのをどうしようという話ではありますが…まあ、走るしかない。
6/3(金)
昨日は神宮ですんばらしい試合を見て、しかしなんせ後半に追い上げまくったのでへとへとになって帰ってきた。
塾から帰ってごはんを食べて終わった息子と一緒にDAZNでハイライトを見る。「見て、このケリーのホームラン。現地で見ててもまさか入ると思わんくて、みんな一瞬ぽかんとして静まり返ったあと、うおーーー!って盛り上がったの。」と言うと息子はこれはたしかに意味がわからない。と、笑う。なんかもう、平日のこういうちょっとした会話がただただ楽しい。
ちょっとゆっくりめに目覚ましをセットする。…が、今日も元気に5時前にねこに起こされる。なんでや。ブランケットを頭からかぶって、ねこのごはんくれ攻撃をかわす。5時になったらカリカリマシーンから出てくるから・・・
昨日の夜からやや、頭が痛い。気圧なのか、生理が近いのか、寝不足なのか。ちょっといやーな感じである。今日は夜は楽しみな予定があるので、それまでちょっとお昼寝しよう。こういうのは全力で体調を整えねばならない。
そんなわけで、いやあ走りたくないなあと思いながら、なんとか外に出る。今日はなんとか8キロ。ペースは相変わらずめちゃくちゃ遅いけれどもとにかく走る。少しだけ、頭がすっきりしてくる気もする。それにしても最近気圧の変化だったり生理の周期だったりにやけに体が敏感である。
こないだ、なにかを見ながら「驕り」が人を一番だめにするよなあ、と、考えた。でも一方で、「卑下」も自分のことをだめにしてしまう、と思う。健全な自信と、健全な謙虚さを両方持ち合わせていなくちゃいけない。
そういえば同期のスズキマユミが、まだ若かりし新入社員の頃、酔った勢いだったと思うけれど(だいたい私たちは酔った勢いで生きていた。)「生まれ変わっても自分になりたい」みたいなことを言っていた。私はそれを聞いて、ああそれは素晴らしいことだ、と、心底思った。そして私も心から、生まれ変わっても自分になりたいな、と、思ったのだ。
もちろん、自分の気に入らないところなんてしぬほどある。鍛えても鍛えてもおしりはきゅっと上がらないし、腕の脂肪は落ちないし、顔は丸いし、英語は話せないし、声だってもう少しいい感じになりたい。でもまあ、実は努力でなんとかなるものだってあるわけで(ならないもんもあるが)、私は私として、この自分の体と心を持ってして、うまくいかないことにも向き合っていきたいなと思うわけである。日々走り、筋トレをし、ものを書き、ごはんを作る。そしてたまに旅へ出て、おいしいものを食べ、美しいものを見て、大好きな人に会う。結局はそれが、私の「やりたいこと」のような、気がする。
…それがかなわないなら、まあ、石田ゆり子の家のねこになりたいと思う。
と、自信と驕りと卑下と謙虚について考えながら、スズキマユミと石田ゆり子の家のねこについて考えた。ランニングというのは、ほんとうによくわからないことを急に思い出したりするものなのだ。