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【ランニング日記】目標は低いところから。だましだまし、距離を伸ばす【7/26(月)〜7/30(金)】

7/26(月)

ようやく(ようやくと言わせてほしい)4連休が終わった。終わったけれども夏休みは続く。

だけど今日は早朝から息子はサッカーの大会にでかけ、むすめは近くの児童館で遊んでくる!と出ていった。つかのまの一人時間である。うれしい。

平日なので、「今日は平日なのだよ」と言い聞かせるために、しっかり走る。家を出るのは6時半くらいになってしまったけれどもなんといっても夏休みなので子どもたちの学校の時間を気にしなくていい。それは夏休みの良いところ、かもしれない。

そういえばキロ3キロマンとすれ違わない。いつもの時間より少しおそいからかもしれないけれども、オリンピックに出場するためかもしれない。だんだんオリンピック選手に見えてきた。(ちがう)

私は基本的にものすごくスポーツ観戦音痴で、野球以外のスポーツはほんとぜんぜんよくわからないのだけれど、それでも横目でオリンピックをちらっと見ていると、とにかく各競技のアスリートたちの筋肉に目が行く。当たり前なのだけれども競技によってその筋肉の付き方ってぜんぜんちがう。競泳と水球は結構似ていて、肩と胸にがっちりと筋肉がつく。水の抵抗とうまく付き合うためにはそういう形が理想だったりするのかもしれない。ウエイトリフトの選手たちはやっぱり、ボディービルダーに近い、でもあれほど極限まで体脂肪を削っている、という感じもしないかも。絞りすぎてもパワーは出なかったりするのかもしれない。バレーボールの選手たちは意外と、「腕をめちゃくちゃ鍛えている」というわけでもなさそうだ。

…とか、色々見ていると、私はやっぱり陸上競技の選手たちの筋肉にすごく憧れを持っているな、と、気づく。腕も脚も余分な脂肪をそぎ落とした上で、しっかり筋肉がついている。ついているけれどもつきすぎず、走る上で邪魔にならない感じの筋肉だ。かっちょいい。

結局のところそれに惹かれるのは、自分が走っているからなのだろう。走りながらどこかで、それが走るためには理想の筋肉の形だ、とわかっているのかもしれない。(あくまで走るためには、だけれど。)

そういえば今年は、まだそこまでタイムが落ちていないことに気づく。そろそろキロ6分より遅くなってくる季節だと思いながら走っているけれど、今のところまだ6分は超えることはない。これが筋トレによる持久力とかパワーのアップだとしたらうれしいのだけれども。(でもたぶん、違う気がする。)

暑そうだしなあ8キロくらいにしておこうかなあ、と、思いながら今日はなんとか10キロを走った。しんどいしなあ、20分だけにしておこうかなあ、と思いながら、筋トレも1時間くらいやった。最初から目標を高くしすぎないっていうのも結構、大事なのだ。低くしておいて、もうちょっとやるか、くらいがちょうどいい。

さて今週も、がんばりすぎずにがんばりましょう。夏休みはまだまだ続くのだ。

7/27(火)

読み返したら書いていなかった。アプリによると5km走っている。そうだ、あれだ、雨の日だ。

起きたら雨で躊躇するも、少しだけ止んだ合間を見計らって外に出る。

ところが2キロくらい走ったところでまた雨が強まってきて、これはまずいなと引き返すことにする。びしょぬれで走っていたわけだけれども家についたところでまた雨が上がったので、となりの公園をぐるりと回ってもう1キロ走り、なんとか5キロを走り切る。

この日は子どもたちと戸田へ行くつもりだったのだけれど台風接近に伴い中止となり、でも雨はすっかり上がってしまったので上野まで科学博物館の「植物展」を見に行った。せっかくの夏休み、うまく時間をみつけて子どもたちとの時間もとっていきたいものです。

7/28(水)

起きたらものすごく身体が重い。眠くて眠くてなかなか起き上がれない。クエン酸ドリンクを飲むためにキッチンに行ったものの、キッチンで座り込んでなかなか動けない。

オリンピックをなんとなく見ているからか、やっぱり子どもたちが夏休みだからか、生活リズムがどうもいつもと違い、寝るのも少し遅くて起きるのも遅く、なんだか疲れが取れにくいのかもしれない。昨日5キロしか走っていないから今日は10キロ走りたいけれど、これは7キロもしんどいかもしれないな、と、思う。

なんとかのろのろと準備をし、日焼け止めを塗りたくり、外に出る。6時半、まだなんとか走ることができる気温だ。しかし走り始めてからもやっぱり身体が重い。まったく脚が動かない。これじゃ5キロ走るのもしんどいな、2キロくらい走ったら引き返したい、その分筋トレがんばるからさ…と、ひたすらに思う。

でも1キロ走り、2キロ走ったところで、なんとか8キロくらいは頑張れるかも、と、思う。身体が少しずつ起きてきた感じもする。ペースもそこまで落ちていない。なんとか距離を伸ばしてみよう。

4キロほど走ったところで、これなら10キロいけるか…と、5キロの折り返し地点を目指す。走り始めたときにはぜったいむりだと思ったけれど、なんだかんだで最終的に10キロを走り切る。

最初から高すぎる目標を置くのではなくて、手が届きそうなところに置いておいて、少しずつ少しずつ、目標を上げていく。そういうやり方は、走りながら覚えていったものかもしれない。

日差しがだんだん強くなりはじめ、最後2キロくらいはここは宮古島かとぶつぶつ(心の中で)言いながら走る。もはや最後は早く帰りたい一心でなんとか足を前に進める。しんどい。しんどいのだ、とにかく。

それでもなんとか、いつもの夏のペースよりは早く走り終える。身体もしっかり目覚めた感じがする。

ここのところ、つい食べ過ぎることが多くて体重がまたえらいことになっているので、夏休みといえどもしっかり自分のペースを守っていこう、と、改めて思う。(だからこんなに身体がだるいんじゃないか…)

7/29(木)

起きる時間は相変わらず少しゆっくりめだけれど、昨日はなんとか、食事はいつもどおりのもので乗り切った。体重は少し落ち着いた、まだ多いけど。

朝は眠いけれども、身体の重さは昨日ほどではない。少し早めに寝たからかな。

今日は5キロの日、と、思いながら7キロを走る。走っているうちにどんどん暑くなってきて、しんどさはどんどん増す。スピッツのプレイリストを聴きながら走っていたら、スピッツが「豚バラを分かっている鶏のような心がここにある」と歌っている。

豚バラを分かっている鶏…?たしかに、鶏の胸肉だって、調理法によっては豚バラ並とはいかなくともコクと旨味を出すことはできる。「豚バラの脂の旨味は豚バラにしか出せないけれどそれはそうとして自分にしかできないおいしさを出していこう」とか思っている鶏の歌だろうか。けなげな鶏である。

「愛しているこの命」と、スピッツは続ける。たしかに。愛しているよ胸肉。けなげな胸肉。ありがたくいただきますその命。

とにかく私は日々鶏肉を食べながら、こうして走り続けるのだ。あっついあっついと言い続けているけれど、そうは言っても今年はまだ少し涼しい気もする。なんだか慌ただしい夏だけれども、それでも夏はあっというまに過ぎていくから、なんとか夏に追いつきながら、やっていきたいものです。

7/30(金)

気づけば7月も終わろうとしている。信じられない。私は7月にいったいなにをしていたのだろう。

今日ものろのろと起き、6時半頃に外に出る。身体は相変わらず重い。昨日家で子どもたちと焼き肉をしたからかもしれない。まあ楽しかったからいいのだけれど。

疲れているしなあ、今日も7キロか8キロにしておこう、と思う。いや、仕事は全然進んでいないというのに、なんせ、夏休みで朝から晩までずっとごはんを作って食器を洗って家事をしている気がするのだ。これでたぶん疲れている。

だけど今日もまた、3.5キロ走ったくらいで「もう少しいけるんじゃないか」という気がし始める。でもそこで私は「よし10キロ走ろう!」とは、まだ、ならない。ここはまだあくまでも「8キロくらいがんばろうかな」と、身体にひかえめに、伝えるのみである。

4キロ走ったところでようやく、「この感じで行けばあと1キロくらい走れますよねよしそこで折り返そう」と、身体にお伝えする。身体はここまで来たのでしぶしぶ、足を前に進めてくれる。もう、だましだましである。それくらいじゃないと、朝から走るモチベーションなんてものは上がってこない。

そういったわけで今日もなんとか、身体をなだめすかしながら、10キロを走った。その代わり筋トレはひかえめにするから…と、言い聞かせながら、結局2つくらいいつものメニューにプラスした。まあそうやって、なんとかかんとか折り合いをつけている。最初から「よしやるぞ!!!」みたいなテンションでは、まったく、ない。

さて今週もなんだか夏休みだどうしようと思っている間に、あっという間に過ぎていった。週末はちょっとゆっくりしたいですね、今週もおつかれさまでした!!

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虫明 麻衣(Mai Mushiake)
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