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【9/3広島戦◯】負の言葉はきっと正の言葉より届きやすいから

村上くんは一つ一つ、言葉を選ぶように話した。

「ファンのみなさんのチャンスで打てよという声が、自分の中に聞こえてましたし、なんとかチャンスで打とうと思って打席に立ちました」
「ジャイアンツ3連戦で一個も勝つことができず、すごく悔しかったですど、今日朝から塩見さんが、なんでも全力でやることが一番だと言っていたので、今日一日そういう気持ちでやりました。」

見ているこちらが思う以上に、あらゆる言葉は選手たちに届いているのだと思う。そしてこちらが思う以上に、選手たちだってもちろん、悔しいのだ。勝てなかったこと、打てなかったこと、その事実は重くのしかかっている。

まだその、たった21歳の、その背中にも。

見ている方にも、いろんな思いがある。打たれた時も、打てなかった時も、なんで、と言いたくなることは山ほどある。

4番ならそこで打たなきゃ、キャプテンなら走らなきゃ、守護神なら抑えなきゃ…。つい、そう思う。

勝ってほしいと願いながら、そして、可能性があるのなら優勝を目指して欲しいと祈りながら、そのチームを見ていればもちろん、うまくいかなかったときに誰かや何かを責めたくなったり、強い言葉を使いたくもなることだってあるのだと思う。私だって試合を見ながら「なーんで打てないかなここで…」と、家のなかでぶつぶつ言うことだってもちろんある。

だけどその言葉が、選手たちに届いてしまったのならそれは、思った以上に選手たちに、重くのしかかるかもしれない、と思う。

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