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【5/11中日戦●】 修学旅行生たちの、記憶の一つに。

朝から楽しい撮影をすませて、そのまま外苑前へやってきた。夕暮れ時の銀杏並木のテラスで仕事を少し進め、スパークリングワインを一杯だけ飲んで、神宮へ向かう。

この季節の銀杏並木はほんとうに気持ち良い。ここで一杯飲んで神宮へ向かう、というコースは、去年の神宮でお酒が飲めなかった時期に編み出した技だけれど、大変気に入ったので今年もまたやっている。

久々に試合開始前に間に合い、ウーロンハイを飲みながらなんとなく球場を見渡す。ほんとうに良い球場だなあ、と、思う。願わくば、ここでずっと、ヤクルトを見ていけたらいいのに、と、また思う。改修はもちろん必要だと思うけれど、場所が変わってしまうのはやっぱり、ものすごく、さみしい。

神宮には修学旅行生の姿もあって、ほんとうに少しずつ、「いつもの姿」が戻ってきているのだな、という実感がある。それはすごく、うれしいことだ。どうか楽しんでいっておくれ、若者たち、と、思う。山田哲人さんのホームランでも見て帰ってくれると良いなあ、と、私は「からあげ祭り」のからあげを頬張る。(もちろん、胸肉をチョイスしている。)

ところが今日も、神宮のホームは、遠かった。もうはるか彼方、宇宙とは言わないけれどもブラジルくらいには遠かった。でも最近私は、ブラジルのコーヒー豆にはまっている。好みはブラジルだな、と、最近なんとなく気づき始めた。味のバランスがすごく良い。だからヤクルトたちも、神宮のホームがブラジルくらい遠く思えても、なんとかがんばってほしい。そういえば青木がロッカールームでコーヒーを淹れていた話はどうなったんだろう。もうなくなってしまったのだろうか。この際だからブラジルの豆で淹れてみてほしいと思う。なんの話だったっけ。

とにかく、ブラジルくらいに遠い神宮のホームを、ヤクルトたちは今日も踏めなかった。でもまあ、そういう日だってある。そういう日がたまたま、たまたまである、たまたま、二日続くことだってある。

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