好むと好まないに関わらず、変化し続ける
「ママ見て、2017年のヤクルトすごい!めっちゃ負けてる!!」と、何を今さらなことを息子が言ってきた。サンタさんにiPadをもらい(中1にもサンタさんは来るらしい)大画面でプロスピをやっていたのだ。iPhoneとやるのと何が違うのかと思うのだけれど、にこにこごきげんなところを見ると、大画面になるとさらに楽しいらしい。
96敗のすごさで忘れがちだけれど、45勝2分借金51。というのもなかなかのインパクトである。しかしそれも気づけばもう6年前の話である。野球というのは毎日毎日試合があるし、毎年毎年ペナントがあるし、毎年毎年勝敗と順位が入れ替わる。当たり前だけれど。そしてその中で毎年一つずつ、子どもたちは成長し、私は歳を重ねていく。
最近久々にこの記事をツイッターじゃなくてXでシェアしてくださった方がいた。
読み返してみると、もう半分以上の選手が入れ替わっている。これを書いたときは、こんなに早く選手が入れ替わるものだとは私も思っていなかった。まだ野球を見るようになってから日が浅かったから、そもそも毎年毎年たくさんの選手がチームを去り、そして新しく選手が入ってくるということを知らなかったということもある。そして、物事が変化していくのは当たり前なのに、つい、今目の前にある景色がずっと続くように思っていた、ということもある。これは今だって、つい思ってしまうことだ。
その頃むすめはまだ保育園に通っていたけれど、今は小4になって塾にも通い始めた。かわいい小学生だった息子は中学生になり、部活とゲームばっかりで相変わらず勉強はしない。(ほんとうに、しない。)でもとにかく、中学生にはなった。勉強はしないけど。
しんどいことのど真ん中にいるときは、それがずっと続くような気がしてしまう。96敗をしたシーズン中も、16連敗の真っ只中も、たとえばコロナ禍という、この数年間だって。だけどそれはいつか、「終わり」のようなものがやってくる。何連敗したってまた借金は0になってシーズンは始まるし、神宮でマスクをとって声を出して応援できる日は数年かけて戻ってくる。
「石の上にも三年」という言葉がある。私はてきとうな人間なので、「ほんとうにしんどいこととかやばいことは三年も耐えずに逃げればいい」と、いつも思うし子どもたちにもそう言うけれど、一方で、ほんとうにしんどいことというのは、三年くらいでちょっと光が見えてくるものだ、とも思っている。
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