【ランニング日記】またもや京都をゆっくり走る 【8/8(月)〜8/13(土)】
8/8(月)
今日は朝から撮影なので、早起きして走る。
5時にねこたちのカリカリマシーンに起こされ、ところがそれが寝室にあったのにどうやら鍵をして寝てしまったらしく、悲痛な鳴き声がドアの向こうからしている。フラフラとドアを開けたら、激おこのねこが飛び込んできてカリカリにまっしぐらであった。すみません。
そのまま一瞬ベッドに倒れ込むも、いやいやここで寝たら走れないどころか仕事にも遅刻だわ、と、なんとか体を起こす。
のろのろ準備をし、漢方を飲み、BCAAとクエン酸を混ぜたドリンクを飲み、日焼け止めも飲み、そして塗り、なんとか支度を終える。最初の頃は起きて着替えてさあ走る、というくらいだったのに、今やその前にやることがやたらとある。こうして人は「走る人」になっていくのである。いや、できるだけシンプルでいたいものだけれど。
6時に家を出ると、さすがにまだ少し、涼しい。いつもの人たちにも何人か、すれ違う。思うのだけれど、走るというのはごく個人的な営みであり、まあ基本は自分との戦いである。時に「なんのためにそんなに走るんですか?」と、人に聞かれたり、もちろん自分でも「なんのためにそんなに走るんですか?」と、思ったりする。「こんな暑い中走るの無理じゃないですか?」と聞かれたり、「こんな暑い中走るの無理じゃないですか?」と、自分で思ったりする。
それでも、こうして走りながら「いつもの顔ぶれ」が走っているのを見ると、そうだよなこんなあっつい中走ってるのは決して私だけじゃないんだよな、と、ちょっと励まされる。この人たちもみんな、なんでこんな暑い中走るんだと言われたり思ったりしながら(たぶん)、ただ黙々と走り続けているのだ。私もまぁ、これは決して簡単なことではないのだけれどもまあ、がんばって走り続けようと、改めて思う。
月曜日、早起き、寝不足、でもなんとか8キロを、夏にしてはマシなペースで走った。今週は旅行があったりでまた不規則になりそうだけれども、できるだけ自分のペース、を大切に走ろうと思います。
8/9(火)
昨日はまた一日撮影で立ち仕事。くたくたで帰ってきて、もう夜ごはんはお休みだ!と、デパ地下のお弁当を買ってきた。なにがうれしいって、洗い物もないのである!ここ一週間ばかり、食洗機が壊れていてほんとうに一日中洗い物をしている。はやく欲しい、食洗機。
帰りのバスでことんことんと寝ていて、ごはんを食べてからも眠くて眠くて、もう子供たちに一言断って先に寝てしまおうかと思ったのだけれど、息子と一緒に漢字のテキストみながらあーだこうだ言っていたら目が覚めてきて、結局23時半頃に寝る。
5時、カリカリマシーンの音で起きる。前のカリカリマシーンをやんちゃな方のねこがぶっ壊してしまったので、新しいカリカリマシーンにしたのだけれど、そうするとやんちゃじゃない方の慎重なねこが怖がってしまい、こっちのねこのカリカリまで、やんちゃな方のねこが全部食べる、という状況が続いていた。
なのでカリカリの量を一匹分だけにして、もう一方には私が起きてからあげていたのだけれど、今朝目を覚ますと、二匹が並んで仲良くカリカリマシーンからカリカリを食べていた。ちょっとずつ、マシーンに慣れさせるようにそこにカリカリをおいたりしていたのだけれど、ようやく功を奏したらしい。こういうの、ちょっとうれしいものだ。二匹目と一匹目が仲良くなっていく様子とか、新しいものに馴染んでいくのとか。慎重なねこがいなければこのうれしさってわからなかったし、やんちゃなねこがいなければ懐っこいねこのかわいさを知ることもなかった。うまいことできているのだ。
とまあ、今日はこのままがんばって起きるか…と思ったんですけれども、なぜか、いや、昨日の程よい疲れもあり、また二度寝していた。それでもなんとか6時に起きて、6時半に外に出る。もう、しっかり、暑いけど。
昨日より随分暑いので、まあ今日は7キロ。と思って走る。『怒らないこと』という本を読み返していて、これはほんとうに面白い本なのだけれど、とにかくまあ私も「怒らない」をテーマにしていようと思う。と、今年のはじめにこれを読んで思ったはずだったのに、少しずつ人は忘れていってしまうのである。ときどき読み返して思い出さねばならない。
さて明日から再び京都なので、今日のうちにめいっぱい仕事を進めておきたい所存です。
8/10(水)
朝8時の新幹線で京都に向かうため、走らず。京都ではできるだけ走りたいけれど…どうかな…暑そうだ…
8/11(木)
昨日は京都の農家さんで取材。とてもとても良いお話が聞けて、畑でカメラマンさんが汗だくになりながら写真を撮る姿までなんだかぐっときて、仕事というのは良いものだ。と、なんだか思った。そこで誇りを持って仕事をする人の話を、こうして現場に足を運んで聞ける時間というのが一番貴重だなとそう思う。いろんな出会いがあってうれしいなと思う。私もがんばろう。
さて、がんばろうと思いながら一緒に取材に行った友達と祇園で飲み(めちゃくちゃいいお店だった…下村ぱいせんありがとう…)良い気分になってまたもや川床のバーで一人で飲み、そのあとホテルに戻ってなぜか尾崎豊の生涯について調べはじめてしまい(なぜ)、えらい夜更かしをしてしまった。
こうなるともう明日走るのは厳しいぞ…まあいいかせっかくの京都だし…と、思いながら寝たのだけれど、朝起きたら7時。8時までであればなんとか(気温的に)走ることはできる。仕方ない…走るか…と、のそのそとウェアに着替える。でも旅先というのは、家事がない分、なんかスムーズに準備できるんですよねなぜか。少しだけ走ろう、と、思いながら7時半に外に出る。
お西さん〜お東さんを、ぐるりと回りながら走る。旅先のランはマイペースに、が基本ルールなので、写真を撮ったりしながらキロ6分半のペースでゆったり走る。これくらいであれば「ああしんどいむりむりむり」なんてなることはなく走ることができる。いつもこれくらいでいいんじゃないのと思うわけだけれど、まあそれだと成長もないんですね、残念なことに。たまにこういうごほうびみたいなランニングがあるから良いのだ。
朝のお寺というのはほんとうに気持ちが良い。広い境内に人はまばらで、大きなお堂はまさに「堂々」という姿。私は神様も仏様も信じないけれど、ときたまそういうものを信じる…と、いうか、大切に思う人の大きな心みたいなものを目の当たりにすると、そちらにぐっとくることはある。例えば宮古の大神島に行ったときなんかもそうだ。
さて、ゆっくり5キロを走り、陽が昇ってきて暑くなってきたのであわててホテルに戻る。ここはおされなコンパクトホテルなのだけれども大浴場がついていてとても良い。これで6000円台で泊まれるのでほんとおすすめです。(急に京都のおすすめ。)
8/13(土)
今日は烏丸御池のホテルに泊まっている。実家に一泊したときに走らなかったため、今日は土曜日だけれどもめずらしく走ることにした。4キロだけ。
このホテルもお値段はビジネスホテルくらい(なんならそれよりちょいお手頃)で広さもそれ相応なのだけれどもなんと18時からビールとかワインの飲み放題がついている。ある?そんなこと、ある?
というわけでごきげんでワインをいただいた。で、ごきげんにいただいたので翌日はちゃんと走ることにしたのだ。えらい。(もうえらいのかどうかはわからない)
二条城まで行って周りをゆっくりぐるっと走って約4キロ。旅先のランニングは自由に、ごほうびランニングなのだ。
さて今日からまたホテルを移動。母校の高校近くのホテルでゆっくりすごします。たのしみだ。