【6/4西武戦◯】カツオさんの一勝。長く続けることは、未来への希望だ
「(雨で)ゴロが抜けやすいというのがあったりするけど、僕自身ゴロで打ち取るピッチャー。抜けたらしょうがないと目の前のバッター1人1人という気持ち」
カツオさんはそう言う。
「抜けたらしょうがない」という肩の力の抜き方と、みやさまに「マウンド上に声をかけに行ってもほとんど野手の声が聞こえていない」と言わせるほどの負けん気の強さと。そのバランスが、カツオさんのすごいところだ、と思う。それは、緩急のバランスをうまくつけながら打者を翻弄する、そのピッチングとも重なる。
若い選手が台頭し、初めての一勝をあげる時、「ああこれは希望そのものだ…!」と、私はいつも思う。希望とは未来を照らすもので、何を隠そう若さとは、その未来の可能性にあふれたものだから。
でも昨日のカツオさんを見ながら、ああカツオさんは私にとっての希望そのものだ、と、そう思った。それはもう、失敗しても大丈夫とか、可能性に満ち溢れたとか、これからの成長が楽しみだとか、そういうところからは少し離れた、もっと現実的でそれでもがむしゃらで必死で、痛みを伴うようなそんな、希望だ。
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