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お金の神様 虫鹿恭正「変身貯金があれば、、と無念さを感じた話」
外資系に変わってから毎日が辛くなった
ある日、私のセミナーに出ていた20代後半の方が個別相談に来ました。
その女性は見るからに顔やつれているような状態で来ましたので、「かなり辛い思いをしているのか」と思い聞きましたら一言「今、職場が辛くって」とのことでした。
詳しく話を聞いてみると外資系の会社に買収されてから会社の方針が変わり辛くなった。営業職でも楽しくチームで仕事を取ってくる方針だったものが目標はあったが必達ではなく、大きく責められることがない職場で安心して働けていた。外資系の会社に買収されたからはいきなり成果主義で成績を求められるようになり、売上見込みも出すことができない。それで追い詰められて、本当に見込みがなくて辛くて毎日逐一いつどこで何をやったかって詰められてると本当に辛くて、、とのことでした。
仕事が辛くても辞められない原因・・
私は思わず「仕事を辞めたらどうですか?」と言いましたが、仕事を辞めるに辞められない状況です。なぜなら社宅に家賃2万円で住んでいます。会社を辞めたら当然、この社宅を出ないといけないので、東京だと7~8万円くらいの家賃が必要になってしまう。そんなお金が持っていないですし、引っ越しする為の十分なお金も用意できない。
その話をされた時に私は自分の無力さを感じざるを得なかったです。
正直「少しでも家計改善して、毎月1万でも2万でも貯めましょう。」というアドバイスができませんでした。
変身貯金があれば、状況を変えられていた話
年収400万円で、もし年収の半分の200万円くらいの貯金があったら受け止め方も違ったと思います。仕事を辞めよう、良い機会だから1ヶ月くらいゆっくり旅行に行ったり、好きな本を読みながら心身充電してから再就職活動をしても東京であれば仕事が見つかると思います。
しかし、現実はそのお金の余裕がない。どれだけ辛くても辞められない状態になっています。変身貯金がないからピンチでも現状を受け入れるしかない。変身貯金があれば、転職活動をして再び良い職場にたどり着けたと思います。だからこそ、目的がなくてもお金を貯める習慣を持つことをお勧めしています。それを私は「変身貯金」と呼んでいます。ぜひ皆さんも余裕がある今だから家計改善をして月に1万でも2万でも「変身貯金」をすることをお勧めします。