Hana Network x Wise = マスアダプション
2024/06/04
Web3のマスアダプションについては障壁が多く実現にはまだ時間がかかりそうです。資金の準備方法・ウォレットやチェーンの理解・難解なUIなどユーザーエクスペリエンスの低さは常に課題となっています。
Hana Networkはこれらを一挙に解決しマスアダプションを現実にしたいという目的を持って開発されています。今回はHana Networkが掲げるビジョンとWiseについて簡単に解説していきます。
Hana Networkのビジョン
・Web2クオリティのアプリを導入し一般ユーザーもブロックチェーンが利用できる環境を整備
・特にモバイルフレンドリーなゲームやソーシャルの分野に注目し、アプリユーザーが意識することなくブロックチェーンが利用されている状況を作り出そうとしています
Hana Networkの概要
・Cosmos SDKとTendermintコンセンサスを用いて開発されたブロックチェーン
・イーサリアム互換なだけではなくビットコインやその他のL1/L2にも対応
・EigenLayerとBabylonによって非常に強固なセキュリティを実現
Web3の難しさ
1.入出金の手間
CEXを経由する際に面倒なKYCを通す必要があります
CEXの利用はクリプトユーザーにとっては自然なことかもしれませんが、普段使いができないCEXは一般ユーザーにとっては基本的に無用なサービスです。
HanaではWiseやPayPalと接続することでCEXを経由することなくon-off ramp※を実現します
※on-ramp/off-ramp
法定通貨⇨仮想通貨はon-ramp、仮想通貨⇨法定通貨はoff-rampと呼ばれます
2.チェーンの複雑さと送金リスク
一般ユーザーにとってブロックチェーンを理解して利用するハードルは非常に高く、チェーンの数が増えることで開発者側の負担も増加していきます。
Hanaでは「Hana Gateway」というプラットフォームによってユーザー/開発者共にチェーンを意識しない仕組みを提供できるように開発されています。
Wise
概要
法定通貨の送金・両替・支払などで利用できるサービスで2011年から稼働しています (旧:トランスファーワイズ)
ブロックチェーンとは全く関係のないサービスですが優れた換金レート・非常に安い送金手数料・送金の速さなど利便性が高く、口座管理費もかからないことからビジネスから旅行まで使いやすいサービスを提供しています
メリットを箇条書きにすると
口座管理費無料
海外口座不要
手数料が安く為替レートが良好
送金が早い (数時間から2日程度)
40種の通貨を一括管理
ワイズデビットカードを発行すれば現地決済やATMの使用が可能※
※デビットカードは発行手数料¥1,200がかかります (必須ではありませんが海外へ行かれる方は1枚あると便利です)
現在仮想通貨ウォレットが実現している世界をWeb2で体現しているのがWiseであり、各国に通貨プールを持つことで銀行間送金を省き格安手数料や高速送金を可能にしています。
登録方法
以下の書類を準備
口座開設
コードを利用すると¥75,000分の送金手数料が無料になります
登録は手順に従うことで簡単に完了できます
不安な方は公式ホームページにガイドがのっています
手数料の比較
まとめ
Hanaが開発しているHana Gatewayはメインネット稼働後 (2024 Q4予定) にWiseと接続予定です。エアドロタスクとしてWiseとの送金も体験できると思うので是非口座を開設してお待ちください。
Wise ⇔ Hana が開通することでCEX・ブリッジ・チェーンの違いを意識することなくより気軽に資産の移動が可能になります!!
Hanaによってブロックチェーンに新しい歴史が刻まれようとしています
Hanaでは現在テストネットを行っています。興味が湧いた方は是非利用してみて下さい
ガイド
資金調達
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Binanceインキュベーション S5に選定されていることから資金調達情報がいずれ公開されると思われます
https://x.com/HanaNetwork/status/1741359395915882841
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