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抱き上げた時にむしゃ美が大泣き。股関節脱臼させてしまったと思い込み涙が止まらなかったある日
こんにちは、むしゃ子です。
私は、自分のような障がい児ママが
自分と子を受け入れて、
笑顔で子育てできるように活動しています。
むしゃ美が2歳になる直前にあった出来事。
「むしゃ美の股関節を脱臼させてしまった!」
と思い込み、私がパニックになった話。
では、どうぞ。
抱き上げた時に突然むしゃ美が大泣き
ある金曜日の朝。
むしゃ美がなかなか起きないので、
2階の寝室へ行って、起こしに行った。
布団の中ですやすや寝ているむしゃ美。
そーっと、布団をはいで
「むしゃ美、起きるよ〜〜」と声かける。
むしゃ美は、聞こえたように、両手万歳をしながら体を伸びする。
しかし、目が開いていない。
まだ起きていないようだ。
むしゃ美の体を優しく揺すると、
やっと目が開いた。
「よし!1階に行こうか!!」と伝えると
私は抱き上げる準備をする。
上向きで寝転がっているむしゃ美の横に
私がいる。
2歳になった彼女は11kg。非常に重い。
だがまだ首や腰が座っていない。
なので両脇に手を入れて、いつも通り抱き上げた。
「いつも通り」抱き上げたつもりだった。
でも、私の力がいつもより足りなかったのか?
むしゃ美の右の太ももが私の体の側面に当たりながら抱き上げてしまった。
そしたら、
「ぎゃーーーーーー!!!!」っと
今までに聞いたことがないような声でむしゃ美が叫んだ。
家が揺れるのではないか?と思えるほどの大泣き。
私は、その大泣きっぷりに驚き、何が起こったかわからずパニックに。
右脚がおかしなくらい曲がった状態。私のせいで脱臼させてしまった!?
すかさず、再び、むしゃ美を布団に寝かした。
泣き止まない。
とりあえず良くわからないが、大泣きのむしゃ美が可哀想になってきて、横抱っこした。
すると少し安心したのか、むしゃ美は泣き止んだ。
むしゃ美の顔にはたくさんの大粒の涙が乗っている。
ふとむしゃ美の右足に目が行った。
むしゃ美は右脚をおかしなくらい曲げている。
「ん??おかしいな」と内心思いながら、
むしゃ美を横抱っこしたまま、立ち上がり
1階に移動し、足の状態を見た。
普段なら伸びている脚を曲げていた。
![](https://assets.st-note.com/img/1720364890013-ppongEGPYR.jpg?width=1200)
「やっぱりおかしいぞ?」
その脚を伸ばそうとすると、むしゃ美の表情が
曇り、私の伸ばそうとする力に抵抗してくる。
抵抗してくるものの、伸ばして、両脚の長さを
比べてみる。
少し、右足の方が長い?
右足が長いということは
「脱臼させてしまったか?」
記憶を辿ると、抱っこする直前にむしゃ美の
右太ももと私の体がぶつかりながら、
抱き上げたのを思い出した。
「あの時だ!勢い良く抱っこしてしまったからだ。。。」
「私のせいで脱臼させてしまったかな?泣」
自分の責任だと涙が止まらなかった
すぐに、病院に電話した。
いつも通っているリハビリ病院は、整形外科なので助かった。
電話口の看護師さんは
「すぐに来てください!」と言ってくれたので
急いで支度して車を走らせた。
自然とアクセルを踏む足に力が入る。
「どうしよう、私のせいで、むしゃ美の足が」
「せっかく今、装具を使って立つ練習をしているのに、脱臼で、安静にすることになったら、練習ができなくなってしまう」
「今まで積み上げてきたリハビリの効果が安静にすることで、また一からスタートになってしまう」
「ただでさえ、発達が遅れているのに」
「私は、とんでもないことをむしゃ美にしてしまった」
運転しながら、自分を責める言葉がどんどん頭に浮かび
視界が歪んで見えてきた。
涙が止まらなかった。
この気持ちをどうしたら良いかわからず、
信号待ちの間に夫のLINEに送るも、仕事中なので返答もなし。
なので、いつも呟いているSNSにそっと呟いてみた。
『非常事態なんです!!』と。
ありがたいことにコメントがついた。
『ママのせいじゃないよ〜』
という言葉が、私の目に飛び込んできた。
その言葉を読んだ瞬間に更に泣けてきたと
同時に落ち着いてきた。
「大丈夫、これはたまたま起こってしまったこと。誰のせいでもない、仕方がなかったこと」
ある程度、私の気持ちが落ち着いた頃に病院に
到着。
問題はないことがわかり、心の底からホッとした
すぐに整形外科の先生に診てもらった。
私は、
「右脚の方が長い気がするんです!」と伝えたら
先生は、
「いや、左右の長さは変わりないですよ。
念の為、レントゲンを撮りましょうか」と。
レントゲンを撮った後、再び診察室に入った。
「問題ないです。とりあえず様子見で大丈夫。
次回、リハビリの時にまだ、動きが悪かったら
教えてください」
「はぁーーーーー。良かった」と
私は大きくため息をして、まだ曲がっているものの、大丈夫なんだと、心の底からホッとした。
今回はここまで。
次回はこのことを振り返ってみた時に思ったことを書きます。
以上です!
最後まで読んで下さって
ありがとうございました!