赤ちゃんの股の開き具合、股関節脱臼の診方、コアラ抱っこの方法について
こんにちは、むしゃ子です。
私は、自分のような障がい児ママが
自分と子を受け入れて、
笑顔で子育てできるように活動しています。
前回、
「コアラ抱っこをしたら、股が開くようになった」ことを書きました。
今回は、
・股が開かないとはどのくらいの角度なのか
・股関節の亜脱臼の見方
・コアラ抱っこの方法
についてです。
少しでも参考になれば!
では、どうぞ。
股が開いている状態は70度以上が好ましい
赤ちゃんの脚は、
両膝と股関節が十分曲がったM字型で、
外側に開いてよく動かしているのが
好ましい状態です。
股関節の開きにくさを見る方法は、
両膝をしっかり曲げて→開くこと。
開いた時の角度を左右それぞれ、はかります。
この角度が70度以下であれば
「制限がある」という診断になります。
写真の赤線の角度が70度です。
もしくは、開いた時に、
床線に対して20度(赤線)以上あれば
制限があります。
ちなみに、この青線の角度は、
現在のむしゃ美の角度です。
右が25度、左30度で、
未だに制限があることがわかりました。
実際は、
正確な角度をはかる必要はありませんが、
この写真のむしゃ美の股関節の開きよりも、
もう少し開いているくらいが、
良いんだなぁと思ってください。
なんとなくで良いので、
一度やってみてください。
初め、開く時は、
「怖い!」と思うかもしれません。
私も怖かったので
3ヶ月健診の時の小児科の先生が
かなり強く、むしゃ美の股関節を開いたのを
見た時は
とてもびっくりしました笑
股関節の脱臼は、左右の皮膚の溝と脚の長さに差があるかで判断する
次に、
股関節が脱臼していないかを診ます。
見方は
・皮膚の溝に左右差があるかどうか
(実際はむしゃ美には左右差がないので、
例として青線で示してます)
↓↓↓
・脚の長さの左右差があるかどうか。
幸いにも、
むしゃ美は皮膚の溝や長さに左右差を
認めませんでした。
むしゃ美は股が開きにくく、特に左が開かなかった
むしゃ美の場合は、
以下3つが診断されました。
①股が開きにくい
②特に左が開きにくい
③脱臼は認めない
①②に関して、
当時のむしゃ美の股の開き具合は
このくらいでした
(当時の写真が見つけられませんでした。。。
実際に計測した訳ではないので、
この写真はだいたいの角度です↓↓↓)
原因は
・右向きに寝る癖があること。
・首が座っていないという理由から
抱っこは横抱っこにしていて、
股を開く習慣がなかったこと。
③脱臼は認めない、に関しては
左右の皮膚の溝や脚の長さに差がなく、
超音波検査とレントゲンの結果においても、
脱臼を認めませんでした。
実際に指導された内容は
・抱っこは、「コアラ抱っこ」をすること
・右向きで寝るときは、なるべく本人の右側に
バスタオルを敷くこと。
バスタオルを敷くことに関しては、
日常生活上、トライするのが難しかったので、
コアラ抱っこをして、
股関節の硬さの改善をはかりました。
コアラ抱っこを「正面」でするのが難しければ、まずは「横」でトライ!
次は、コアラ抱っこの方法です。
むしゃ美の場合、初めは、
股関節が硬くて、開くことがなかなかできず、
本人も開こうとすると、
痛がり、泣いてしまうことも多々ありました。
なので、少しずつ少しずつ、行いました。
具体的な方法はこちらです。
①自分の骨盤の横の部分に
赤ちゃんを乗せること。
初めから、自分の正面で抱っこしようとすると、その分、赤ちゃんは、大きく股を開く必要があり、難しい場合は、自分の「横」で抱っこをします。
この時に、しっかりと膝が曲がっていることが
大切です。(赤線)
↓↓↓
むしゃ美の場合は、首が座っていないので、
首とお尻をしっかり支えます。
↓↓↓
②横でできるようになったら、次は正面で
抱っこします。
無理なく、少しずつ慣らしていきました。
↓↓↓
大切なのは、
足の形がM字になっていることです。
毎日の積み重ねで効果が出た!
実際に行ってみた結果、いつの間にやら、
かなり股関節が開くようになりました。
首が座っていない分、首のサポートが
必要ですが、それでも本人のためになるならと、
頑張った甲斐がありました。
やっぱり、普段の生活で
どのように取り入れるかが大切なこと、
毎日の積み重ねで、しっかりと効果がでることを改めて思いました。
まとめ
今回は、コアラ抱っこの方法を書きました。
初めは、股が開かないからという理由で、
縦抱っこを諦めて、横抱っこで
日々過ごしていましたが、
それは、むしゃ美にとってみると、
あまり良くない習慣でした。
自分の正面で難しければ、
自分の横でコアラ抱っこをすることで、
次第に股関節が開いていく感覚があったので、
もし、正面で縦抱っこができずに困っていたら、ぜひ試しても良いかもしれません。
以上です!最後まで読んでくださってありがとうございました。