【女神たち】#001 足るを知る
今週も1日おつかれさまです。
まだ夜は肌寒い今日この頃、
温かいハーブティーと共にあなた様の心をほぐせますように…
生き方の基準をみつけた女神のお話
クリームカラーのショート丈トップスにパステルカラーのレギンス。
それを身にまとうはチャーミングでハツラツとした笑顔をみせるヨガインストラクターの彼女。
「好奇心旺盛で周りに流されやすかったんです。周りにいた人もキラキラしていて、行く先々も華やかで。だけど自分はなんでもない。そのギャップにやられてしまったんです」
18歳の時、ファッション専門学校へ通うべく上京。
在学中、アパレルショップの店員をしながら
雑誌の読者モデルとしても活躍。華やかで憧れの対象となる一方ずっと悩み続けていた。煌びやかな周囲に感化され上へと上り詰めたい一方、何もない自分。「周りとのギャップに自分を見失い身動きが取れなくなってしまった。完全に落ちていたんです」
と彼女は言う。
私と彼女は小学校からの付き合いで、謂わば親友だ。当時の彼女は私の知っている、「明るくて頼り甲斐があって自分の軸をしっかり持っているやつ」
とはまったくの別人だった。一時彼女と連絡が疎遠になっていたこともある。
24歳の時、リセットするために地元沖縄へ戻った。
それでも悩み続けた。
ある日、友人からヨガ体験の誘いを受けた。20歳からヨガはやっていたため付き添い感覚で軽い気持ちで参加。おしゃれで可愛いウエアを着たヨガインストラクターになりたいとふんわりと思っていた。
レッスン終了後、ヨガ資格を取得について先生と雑談程度で会話。
そして、またいつもの日常に戻った。
好きだと思って手にした仕事でも戻りたいと思った場所でもこれでいいのかと思案に暮れる日々。
それがプライベートにも侵食し当時付き合っていた恋人とはギクシャクしてしまっていた。そしてついにお別れをすることになった。
時間にも心にも隙間が空いたタイミングで以前体験で通ったヨガ教室からInstagramでフォローされた。
そして、インストラクター養成講座の投稿が目に止まった。”これだ!”だと思った。
すぐにヨガ教室と連絡を取り、コロナ禍で頓挫してしまった留学費用と助成金を駆使し、契約を交わした。
そこからはヨガに向き合い、自分自身にも向き合った。ダイエット目的ではなくヨガの本質的なところ、ヨガ哲学や瞑想、精神論やアユールヴェーダをとことん学んだ。(現在も継続して勉強している)
彼女はそれらを「生き方の基準を学んだ」という。
悩み続け、自分を見失っていていた彼女が軸を見つけた瞬間だった。
「旅行やお出掛け、人と関わることかが大好きなんです。だけどその後どっと疲れてしまいふわふわした感覚になるんです。だからヨガやアユールヴェーダを用いた食事、瞑想をすることで”スン”とした感覚に自分を整えるんです」
好奇心旺盛で華やかな自分を受け入れ、ヨガをすることで元の自分の場所に戻る。彼女が見つけた「彼女の生き方の基準」だ。
ヨガインストラクターとなった彼女は、自身の経験からマインドフルネスの大切さをSNSを通して発信している。
「自分軸をつくるって大切なんです。柔軟さも必要だけど。前は周りの声がすべてだったけど、今は何を言われても動じなくなりました。混乱の中次から次へと手を出しても何もうまくいかない。落ちた方もわかったし、落ちた時に気づきを得る。だから私は苦しかったら落ち切るんです。そして、自分を整え上がっていく。」
現在、約3000人のフォロワーを抱える彼女はSNSとの向きあい方についても伝えてくれた。
「SNSで出しているものって本当一部なんです。私にも強い部分はあるし、弱い部分もある。どんな自分も受け入れ自分を大切にしてほしい。私の好きな言葉は『足るを知る』なんです。Moreは無限、
だからこそ自分だけの満たされるものに目を向けてほしいですね」
自分の生き方を理解した彼女の目は次なる挑戦へと向かっていた。
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Tips:わたしのリセット法
1.ヨガ
ヨガや瞑想を行うことで自分の場所に戻るんです。
瞑想って色々な種類があるんですよ♩
2.スターバックスで美味しいコーヒーを飲む
郊外にあるスタバは音楽も雰囲気も落ち着いていて
リラックスできるんです。休息をとることで、アイディアを整理したり行動できるまでの心身の回復を促しています。