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🙏進化する無償のホスピスに芋る光。緩和ケアの゚キスパヌトずしお、䞖界芏暡の研究機関に。

季節倖れの倧雚が降り続いおいたバンガロヌル。火曜日、たるで雚間を瞫うように晎れたひずずき、バンガロヌル垂街東郚、ホワむトフィヌルドにあるホスピスを蚪問した。

わたしは、2010幎に初めお蚪れお以来、今回床目の蚪問だった。どの団䜓でもそうだが、蚪問するたびに、新たな発芋や孊びがある。特に今回は、それが顕著だった。䞀昚幎、同じ敷地内に建築されたカルナシュラダ緩和ケア教育研究所KIPCERの存圚が、その印象を匷めおいた。

これたで通り、ホスピスずしおの機胜を果たす䞀方で、緩和ケアの教育、研修、啓蒙掻動が本栌化されおいた。囜内倖の倧手医療機関ずも提携。膚倧なケヌスの蚘録を掻甚し぀぀、質の高い緩和ケアを目的ずした研究掻動なども行っおいるずいう。

今回、新たに知ったこずで、曞き残しおおきたいこずがたくさんあるのだが、明埌日から䞀時垰囜に぀き、諞々、立お蟌んでいる。䞀方で、今回も参加メンバヌが、みなさんそれぞれに思いのこもった感想を送っおくださったので、それをシェアしたい。以䞋、同団䜓の抂芁に぀いおは、箇条曞きで残しおおく。

💝KARUNASHRAYAに関する芚曞

①末期がん患者の無料緩和ケア提䟛 
②末期がん患者のための無料蚪問介護サヌノィス 
③看護補助者逊成プログラムの実斜 

④緩和ケア教育研究所ずしお、次なるステヌゞぞ

◎ホスピスずは、がんの治療の段階で、薬の効果が埗られなくなった、即ち回埩の芋蟌みがない患者たちを受け入れるための斜蚭。

◎ホスピスでは、病気から回埩させるための治療をするのではなく、苊しみを和らげるための緩和ケアPalliative Careを行っおいる。

◎緩和ケアを斜すこずにより、患者のQuality of Lifeラむフの質を高く保ち、Dignity尊厳を守るための手助けをする。

◎むンドで初のホスピスは1985幎にムンバむで創蚭された。ここはむンドでカ所目。1994幎にトラスト創蚭、1995幎に蚪問介護サヌノィス開始、1999幎に病棟建蚭。バンガロヌルでは唯䞀、無料で患者を受け入れおいる。2022幎に緩和ケア教育研究所を創蚭。

◎非営利団䜓のホスピスずいうず、蚭備が䞍完党な堎所を連想されやすいが、ここはでは緩和ケアに関する最先端のプロフェッショナルな医療を提䟛しおいる。

◎職員には絊䞎を支払い、勀務状況を管理し、䞀般の病院ず倉わりのない環境を敎備しおいる。

◎珟圚、KARUNASHRAYAのベッド数は72床。垞に60床以䞊が占有されおいる。過去30幎間で玄29,500人の呜を芋送っおきた。

◎ドクタヌ名亀代で回蚺、カりンセラヌ名亀代で回蚺、ナヌス玄100名、そのほか、運営や管理に携わるスタッフ玄40名が働いおいる。

◎ナヌス、およびヘルス・アシスタントにはカ月の研修を受けおもらう。宿泊斜蚭や食事などはすべお提䟛。毎日、死に盎面する粟神的に負担の倧きい仕事ゆえ、随時䌑暇を䞎え぀぀、亀代制で勀務する。

◎蚪問介護に関しおは、぀のチヌムを擁し、バンガロヌル垂内カ所を拠点に、芁請があった家庭ぞの投薬やケアを行うべく蚪問。スラムでもどこぞでも、蚪れる。

◎幎間玄9,400䞇ルピヌ玄15億円ほどの経費がかかる。すべおは寄付金CSR箄30、個人玄70から賄われおいる。2019幎時点

◎KARUNASHRAYAで䜿甚される電力は、倪陜光発電で100、賄っおいる。

◎患者の玄60が貧困局。40が䞭流局以䞊。遍く患者に察し、等しく無料でケアを提䟛。入院の過皋で病状が緩和した人には、状況に応じお自宅に戻っおもらうケヌスもある。入院䞭の患者の関係者からは寄付を受け付けおいない。

◎KARUNASHRAYAで就劎経隓のある看護垫は、将来、ここで培った経隓や知識を、他の病院で生かすこずがができる。

◎KARUNASHRAYAでは、子どもの患者を陀いおは、抂ね、病状を䌝える。その人が亡くなる前に「wish」すなわち「願い」を実珟させる時間を提䟛するために。そのために、カりンセラヌがケアを行う。

◎KARUNASHRAYAでは、あらゆる宗教の人を受け入れおいる。もしも患者やその家族から、特定の宗教の僧䟶や叞祭を呌んでほしいず䟝頌されれば招くが、公共の堎での儀瀌や祭祀は犁じおいる。

◎死を前にした人たちの願いを叶えるこずができるよう、スタッフは極力、努める。

【過去の蚪問蚘録】
KARUNASHRAYA / The Bangalore Hospice Trust~

https://museindia.typepad.jp/mss/the-bangalore-hospice-trust/

【感想①】

矎穂さん。この床はホスピス蚪問の機䌚を蚭けおくださりありがずうございたした。事前に過去蚪問蚘事は拝読しおいたしたが、完党に寄付だけで運営されおいるホスピス、到着するたではどんな堎所なのか未知の䞖界。䞍安も混ざっおいたした。ですがいざ敷地内に入るずそんな気持ちは無くなりたした。颚が吹き抜ける、広くおずおも静かで矎しい穏やかな堎所。患者に寄り添った配慮が䌝わる建物の぀くり、蚭備。枅朔そうな病宀も、党おカヌテンで仕切られプラむバシヌが守られおいる様子でした。

䞭でも印象的だったのは各ベッド暪の壁は扉になっおいお、党お通路に繋がっおいる蚭蚈。それは患者さんが亡くなられた時、他の患者さんの目に觊れずに枈むようにその扉から通路ぞ運ぶため。他の患者さんの死ぞの恐怖を䞎えずメンタルが守られるための配慮から。そしお党おのその扉は通路に向かっお䞊んでいお、ベッドを運び出した埌そのたた霊安宀ぞ盎行出来る導線になっおいるずいうお話を䌺い、患者さん、ご家族、そこで働く方々、党おの方に察しお死に面しおいるホスピスならではの工倫や配慮があちこちに詰たっおいるこずを感じたした。

たさにここは死を迎えるための堎所なのだなず、けれど死を受け入れおいる堎所ならではず蚀いたすか、䞍思議にも穏やかさをも感じたした。矎穂さんが死に盎面した時に人はどう感じどう圚りたいかを考えさせられる堎所、ず綎られおいた意味が分かったような気がしたす。

ドクタヌず同じ人数のメンタルカりンセラヌがおられお、患者さんの痛みを取るだけではなく心のケアに力を入れおいるずいうお話にも感銘したした。そしお、昚今ではここで生涯を閉じられた方の臚床やデヌタを未来ぞず繋げる新しい取り組みをされおいるずのこず。今を救うだけではなく、掻動を通しお䜕かに貢献されおいるこずが玠晎らしい。

蚪問埌に矎穂さんが教えおくださった、宗教や思想が根本にある慈悲の心から発展するビゞネスは、日本にはあたり銎染みがないが、むンドにはたくさん存圚するずいうお話。無知な私なのでわからない事が沢山でしたが、このお話を聞いお今日芋聞きした事にもストンず腑に萜ちた気持ちでした。

患者さんからはお金は貰わないけれど助けたい。ここは貧困があるむンドだから。助けを求める人がいお、助けたい人がいお、その気持ちを支揎したい人がいお。そんな気持ちの連鎖で成り立っおいるのですね。今回矎穂さんず友人のおかげでチャリティヌにも参加する事ができお良かったです。

ここで生涯を閉じられた方々のストヌリヌをたずめた本が出版されおいるそうで、その本を通しお埮々たる䜕かにでも繋がるならず、読んでみたいず思いたす。40を過ぎお初めお芋お聞いお悩み知るこずがたくさんです。ありがずうございたした。バンガロヌル圚䜏歎幎43æ­³M

【感想②】

この床は貎重な機䌚を頂きたしおありがずうございたした。孊生時代にコルカタのマザヌテレサの斜蚭「死を埅぀人々の家」でボランティアをした経隓がありたすが、その時のむンドのホスピスのむメヌゞずは党く違う斜蚭でした。人間の尊厳を持っお、最埌のひず時をどう過ごすかずいう事を考え、理念だけではなく、システムや、孊術的にも飛躍させ、たた、すべお無料で提䟛されおいるずいう事に驚きたした。団䜓ずしお垞に進化し続けおいる事も、矎穂さんの長幎の蚪問実瞟からうかがい知る事ができたした。

蚪問埌の矎穂さんのお話、時に、フィラン゜ロピヌに぀いおは倧倉勉匷になりたした。私の最初のむンドずの関わりはNGOの掻動でしたが、その時の経隓で経枈掻動ず融合させたいずいう思いでむンドで起業したりしたしたが、むンドの方にこの話をする際に、ポカヌンずされる事がありたした。

瀟䌚課題がすぐ近くにあるむンドでは、事業ずは、䜕か瀟䌚課題にプラスの圱響を䞎えるべきものであるずいう認識があるため、日本のような、揎助掻動ず、経枈掻動ずが切り離された感芚ではないのだろうなず感じおおりたしたが、本日の蚪問埌の矎穂さんのお話で、フィラン゜ロピヌのお話を䌺い、自分自身、倧きく玍埗した郚分がありたす。

次回は、家族を含め、たた蚪問させお頂きたいず思っおいたす。今回は蚪問に際しお、アレンゞから、歌唱、通蚳、最埌のふりかえりたで、本圓にありがずうございたした。ホワむトフィヌルド圚䜏S.K

【感想③】

ホスピスぞの蚪問は囜内倖ずもに初めおでした。日本ではもしかするずなかなかできないこずかもしれない。患者さんの心情を考えるず難しいであろう。そんな䞭このような経隓をさせおいただき、矎穂さん、斜蚭関係者の方々に感謝いたしたす。

“ホスピス”の私のむメヌゞはガンで死を迎える前の病院。粟神的にも肉䜓的にも蟛く悲しく暗いむメヌゞを持っおいたした。こちらの斜蚭はずおも綺麗でむンドずは思えない、リゟヌト地のようでした。斜蚭は倧きい蚳ではなかったです。70ベットぐらいだったず思いたす。そのため末期患者だけが斜蚭にいらっしゃるずのこず。そのほかの患者さんの状態に合わせお蚪問医療を取り入れおいる点から優しさを感じた。死にゆく人を芋るのは、健垞者でも粟神的に蟛い。患者さんからしたら、もっず倧きいものであろう。

そしお驚いたのが、最近カンファレンス斜蚭を建おたず話しおいた。ここは未来を芋据え、倚くのがん患者が過ごしやすくするための研究斜蚭だった。

芋孊を始めるず創蚭者の方の優しさがあちらこちらにありたした。病宀の䜜り、霊安宀の䜍眮や池を囲んでの颚通しよく氎のサりンドや暡様しものの音が病宀に届くように考えられた病宀の配眮。印象に残っおいるのが、手の絵が至る所に描かれおいたこずです。“手圓”ずいうむメヌゞなのかなず想像しおいたした。ずにかく患者さんぞの配慮の気持ちがあふれた斜蚭。患者さんをサポヌトするスタッフ至るたで優しさが溢れ出おいたした。

私たちは芋孊の時に“ふるさず”を合唱したしたが、スタッフの顔はみんな明るかった。死ず隣り合わせの職堎にも関わらず。働きやすいのであろうこずがわかった。その明るいスタッフに芋おもらえる患者さんはおそらく幟分か粟神を和らげれるであろうず想像したした。

叔父を数幎前に肺がんで亡くした時、叔父は病院で最期を迎えたしたが、やはりずおも痛そうで苊しそうで粟神状況も良くありたせんでした。子䟛にも時間は呜ず教えおいたす。今回の経隓で私も時間はずっずは続かないこずを改めお心に留めお埌悔のない日々。最埌の時にいい人生だったず思えるように過ごしたいず思う1日でした。今回䞀緒に蚪問した皆様や斜蚭関係者の方に感謝いたしたす。ありがずうございたした。(バンガロヌル圚䜏歎幎カ月)

【感想④】

人生で初めおのホスピス蚪問、良い意味で想像しおいたものず違いたした。スタッフの方や矎穂さんも仰る通り、実際に足を運んで自分の目で芋おみるこずは倧切だず痛感しおいたす。死ぬ間際たで蟛い思いをしお延呜治療するこずが果たしお正なのか。最期たで人間ずしおの生き方を尊重する、本斜蚭の考え方に感銘を受けたした。たた、death doula(亡くなる人や家族のケア・サポヌト)ずいう新しい抂念も初めお知るこずができたした。もし自分に機䌚が巡っおきたら、タヌミナルケアに携わるこずができるかもしれない、ず今たでの人生では考えおいなかった新しい分野を開拓するきっかけになりたした。バンガロヌル圚䜏歎1幎半内海

【感想⑀】

私自身、ホスピスを蚪問するのは初めおの経隓でした。過去の蚘録を読み、暗いむメヌゞずは違う穏やかな所であろうずは思っおいたしたが、想像以䞊に枅朔で枩かい雰囲気で、それを維持する為の建造物などハヌド面、スタッフによる゜フト面での様々な気遣いを説明しお頂きずおも勉匷になりたした。

患者さんのQOLを向䞊させる為に、個人の垌望を聞いお出来る限り叶えおあげたり、患者さんの家族のメンタルケア、ホスピスで働くスタッフのメンタルケア、などそこたでケアしおくれさらにすべお無償だずのこずで驚きたした。あたりに玠晎らしい斜蚭ず感じ、入居垌望者でいっぱいになっおしたうのではず聞いおみたずころ、圚宅しおいる方ぞの蚪問ケアもされおいるずのこずで患者さんを断ったこずはないずの返答にただただ感嘆するばかりでした。

無償のホスピスずしおはバンガロヌルで䞀぀のみずのこずで、理想的な斜蚭であっおもやはり終末期医療でホスピスを遞択するのは日本ず同じくむンドでもただ浞透しきれおはいないのだなず感じたした。芋孊させおもらった埌に、自分でもこんな穏やかな堎所で最期を迎えられたらいいなず思い぀぀、子䟛の為にギリギリたで闘ったほうがよいのか。もし芪がホスピスに入りたいず蚀ったずしたら、もう少し頑匵っおほしいずいう欲がでおきおしたわないか。色々ず葛藀もでおきたした。死に方を考える、ずおもいい機䌚を頂いたような気がしたす。バンガロヌル圚䜏歎幎児の母

【感想⑥】

私自身、15幎前に匟を癌でなくしおおり、圓時お䞖話になったのが東京のホスピスだった。ホスピスの印象は「暗い」ず「枩かい」。死に向かい日々匱っおいく姿を芋お珟実を受け入れるのは酷で蟛いこずだったが、寄り添う看護垫さんの枩かさに救われたこずを芚えおいる。

生きおいる時に䜕ができるか、匟の分たで粟いっぱい生きられるか。圓時考えおいたこずを、今回の蚪問で改めお思い出すこずができた。斜蚭の方に案内しおいただき、この斜蚭が「患者ず家族のEmotional Pain」に重きを眮いおいるこずがよく分かった。

・カりンセラヌをドクタヌず同じ数だけ眮く。ナヌスは100名以䞊
・建物のコンセプトはOpennessずComfort吹き抜ける颚、氎蟺の噎氎の音
・プラむベヌトドアでプラむバシヌを保぀
・粟神的に匱る患者の邪魔しないよう、宗教は建物内に入れない倖に倚様な宗教のShrineを眮く
・「最期の願い」をできる限り叶える
・食べたいものを食べたい時に提䟛

こうした枩かい配慮により、患者ずその家族は、最期たでの時間を穏やかに有意矩に過ごすこずができるのだず思う。私のホスピスの印象が「明るい」ず「枩かい」に塗り替えられた。

身近にある癌の脅嚁。眹患しおも手遅れになっおも、最期たで人ずしおの尊厳を保おる堎所があるこずは救いだ。圓斜蚭は珟圚は研究や教育の堎ずしおも重芁な圹割を果たしおいるずのこずで、曎に䞖界䞭で発展するこずを願う。

苊しんでいる人からは䞀切費甚を取らないずいう蚭立者の意思に感銘を受けるず同時に、寄付するこずが圓たり前のむンド瀟䌚には孊ぶものが倧いにあるず思った。矎穂さん、貎重な機䌚をありがずうございたした。バンガロヌル圚䜏歎幎半女性

【感想⑊】

倫の駐圚に぀いおバンガロヌルぞ来お半幎以䞊が経過。未だにむンドのこずを十分に理解できおおらず、正盎なずころどちらかずいえばネガティブな印象が匷い日々の䞭で、それでもむンドの様々な面を芋おみたい、もっず知りたい、ず考えおいたした。そのような䞭、「ホスピス」・「緩和ケア」等、これたで日本でも觊れたこずのない分野で、マルハンさんに匕率いただき、Bangalore Hospice Trustを蚪問させおいただく機䌚を埗たした。

末期癌患者の人々に無償で緩和ケアサヌビスを提䟛しおいる斜蚭ずは マルハンさんのブログに事前に目を通しおいたものの、実際に自ら蚪問し、その堎を芋孊し、スタッフの方から盎接お話を䌺うこずで、その理解が䞀気に深たりたした。なるべく運営経費を抑えるため倪陜光発電で電力を賄い、颚通しがよい構造でひんやりずした石造りの建物。専門医垫およびカりンセラヌのチヌムが配眮され、身䜓的な痛みだけでなく粟神的な痛みの緩和、患者を支える家族の粟神的なケアなどのサヌビスがすべお無償で提䟛されおいる斜蚭。

しかし私にずっお特に印象的だったのは、ヒンドゥヌ教埒が人口のマゞョリティを占め、ヒンドゥヌ教の祭や儀匏が日垞生掻の随所で芋られるむンドにおいお、この斜蚭内は宗教色がなく、信仰の違いを問わず患者を受け入れ、たた斜蚭内に宗教的なものは持ち蟌たない特定のスペヌスを陀き方針である点でした。すなわち、苊しむ人を助けたい気持ち、他人のために䜕かをしたいず思う気持ちは、人皮や宗教に関係なく、むンドであれ日本であれ、䞖界共通で人々が持぀気持ちであるこず。そしおこの斜蚭で働く人々は、たさにこの良心や善良な心に沿っお行動されおいるであろうこずに思いが至りたした。

このためか、芋孊埌は重苊しい気持ちになるどころか、䜕かずおも穏やかな、䞍思議ず枅々しい気持ちになりたした。それでは自分は䜕ができるのか䜕をするのかそれはこれから考えおいきたいず思いたす。バンガロヌル圚䜏カ月真理子

【感想⑧】

Hospiceに蚪問するのは初めおのこずで、最初は死ず盎結するような堎所、しかも倖囜人が蚪問をするこずに倚少抵抗がありたした。しかし事前に頂いた過去ブログなどの情報のおかげで、そのようなプレッシャヌは倚少軜枛されたした。たた、情報による䌝達以䞊に、実際に足を運ぶこずがいかに倧切かずいう事も、今回のMuse Creation の蚪問から孊んだこずでした。

Karunashrayaの蚭備は聞き及んでいた通り玠晎らしく、党おはここに来られる方々の心ず䜓の傷を癒すために蚭蚈されおいるこずがよく理解できたした。斜蚭の倖は通垞のむンドの雑螏があるのに、ここは光ず氎ず緑がうたく溶け合い、そこにいるだけで心が癒される・満たされる空間でした。

医者の患者に察するケアは痛みの軜枛だけでなく、専門医による心理的負担の軜枛も行われおいるこず、たた家族の喪倱感に察するケアも理解されおおり、非垞に高床で総合的な終末期ケアが行われおいたした。

スタッフの入院患者ぞの察応に぀いおも、心遣いを感じ取るこずができたした。私達が説明を受けおいる最䞭も、声が䞭に聞こえないよう絶えずドアを閉めるこずに気を配られおおり私はむンドでこのような配慮を行える人をあたり芋かけたこずがありたせんでした。入院したこずのある総合病院でもです、恐らくどの囜でも難しい宗教の取扱に぀いおも深く考えられ、病棟には宗教に関するものを䞀切もちこたない、これが人の暩利を平等に取り扱ううえで珟状、最善であるず感じられたした。

たた限られた予算寄付や私財でやりくりするだけでなく、事業継続のための新しいチャレンゞを継続し、さらに拡倧を続けおいるこず、将来の終末期医療ぞの次䞖代の育成に぀いおも貢献しおいるこずを知り、倧倉感銘を受けたした。

人間が死ず向き合う斜蚭で、人ずしおの生きる意味、今ある環境に感謝し、自分たちが瀟䌚に貢献できるこずを日々考え、行動したいず思いたした。むンド圚䜏歎幎半女性

【感想⑚】

蚪問しおみお本圓によかったです。倧抵この様な斜蚭は有料ず思っおいたしたが、寄付金で成り立っおいお、誰でも無料で利甚可胜ず蚀うこずにたず驚きたした。私は色々なこずを知っおいおも、人々の問題やこういった支揎に぀いお知っおいお共感しおも、それだけです。

今回行っおみおもうたく呚囲に䌝えられないので、次は身近な人を連れお䞀緒に参加したいです。その積み重ねで共感しおくれる人が増え、次に繋がるずいいなず思いたした。

情報はたくさんありたす。自分から取りに行かないず埋もれ、本を読むのさえ蟛い時はたくさんの文字がただの景色になりたす。行っお芋るのが早いです。癟聞は䞀芋にしかずを改めお感じたした。たた、他のバンガロヌル圚䜏の日本人方ずむンドず日本に぀いお考えるのも良い時間でした。バンガロヌル圚䜏歎幎未満

【感想⑩】

末期ガン患者のホスピスずいうこずでもっず暗い感じを想像しおいたしたが、日垞ず倩囜の間の空間でした。ここで死を受け入れる準備ができるなら幞せなんじゃないかず思える堎所でした。むンドっお街は汚いしルヌルは守らないし、日々ストレスですが、ビゞネスず瀟䌚貢献が結び぀いおいる点は日本より玠晎らしいかも ず思いたす。

今幎の5月から6月にかけお、老衰で匱っおいく母を看取りたした。特に病気もなく、3月にコロナに感染しおから隔離されたこずで認知が進んで食欲や気力が枛退したした。食べお欲しい、ずこちらがお願いしおも怒っおも本人が気がない以䞊どうしようもなく 。呜の終りを本人が決めおいるのかなず思いたした。

亡くなっおから半幎経った今も、最期の刀断はあれで良かったのか考えたす。そんなこずも蚪問しながらずっず思い出しおおりたした。バンガロヌル圚䜏1幎カ月Yuk

【感想 (11)】

今回初めおミュヌズ・クリ゚むションに参加させおいただき、初めお慈善団䜓を蚪問するずいう貎重な経隓をさせおいただきたした。きっかけは、ホスピスがどういう所か、ずいう興味よりも、むンドずはどういう所か、ずいうこずにずおも興味があったからです。

この半幎で私が目にしおいるむンドは街が汚いずか、そんな所を芋お嫌悪感を抱いおおりたしたが、このような玠晎らしい斜蚭を䜜り、継続し、さらなる発展を目指しおいる事に感動いたしたした。䞀方で、先日旅行で蚪れたバラナシでは、路䞊で寝おいるたくさんの人々が車窓から芋えたした。ここバンガロヌルでも、脇道に入るずそれが家だずは思いたくないような暗くお狭い建物がたくさんありたす。そのような人々の生掻がどうしたら改善されおいくのか、ただただ疑問は尜きないので、これから自分の目で芋お考えおいきたいず思いたす。(バンガロヌル圚䜏歎カ月女性)

【感想(12)】

私の祖父は癜血病でなくなりたした。私が小孊生䜎孊幎の時です。い぀も通り孊校で過ごしおいるず、祖父が亡くなったから垰宅するようにず䌝えられたした。祖父がガンで入院しおいるこずは知っおいたした。しかし詳しいこずは䌝えられず、病院ぞのお芋舞いも行けたせんでした。お通倜、お葬匏ず別れの堎はありたしたが、泣いおいる埓効や兄匟の暪で、私は悲しむこずもできず喪倱感だけを感じおいたした。

私が祖父の死を匷く感じたのは、カ月ほどたっおからです。毎日䞀緒に過ごしおいた家のどこにもいなくお、もう話せないんだ、死んじゃうっおこういうこずなんだず、すごくすごく悲しくなったこずを芚えおいたす。

今回蚪問させおいただいたホスピスでは、ガン末期の方の肉䜓的な緩和ケアだけではなく、患者さんず家族の粟神的なケアも行い、死にどう向き合えばいいのかを䞀緒に考え実践しおいる堎なのだず教えおいただきたした。敷地内は緑ず氎ず自然の光に満ちた堎所で、陜気な音楜も流れおいたした。たったく死や恐怖、暗い印象を受けるこずなく、優しい時間が流れおいたした。

もし祖父がここで最埌の時間を過ごしおいればず考えずにはいれたせん。このホスピスは患者だけでなく、看取る偎の家族にも倧きな救いになるず感じたした。

そしお私自身の人生もそろそろ折り返し地点。私たちは死を迎える存圚でありながら、健康で日々の生掻に远われおいるず、その事実を忘れおしたいたす。そしおいざ死が迫ったらず想像するず、䞍安や焊燥感に抌し぀ぶされそうになりたす。特に私たち日本人は確固たる宗教芳もなく、平均寿呜が延びたこずで死が身近でもなくなり、自然ず死を受け入れる土壌が薄れおいる、ず私は感じおいたす。だからこそ、今回の蚪問では改めお死生芳に぀いお考えさきっかけず、倚くの孊びを埗るこずができたした。

今回蚪問を受け入れお䞋さったKarunashrayaの皆様、そしお䌁画しおくださった矎穂さんに、貎重な機䌚をいただきありがずうございたした。バンガロヌル圚䜏歎幎半2児の母


いいなず思ったら応揎しよう