観劇旅
大阪に来ています。
観劇の旅をしています。1日目2日目は大衆演劇、3日目は京都に移動して南座に行く予定です。
初日の今日は朝日劇場に行ってきました。10月以来の「桐龍座恋川劇団」です。純弥さんがゲストを務めるということで、弟の二代目恋川純座長との共演を観に来ました。
ですが、純さんが体調不良で休演になり、急きょ純弥さんを柱に劇団の皆様総力戦の公演になりました。
感染症は別として、歌舞伎も幕を閉めるという選択肢が無いので当日の対処でも当たり前に思いがちです。何事もないように幕が開くのは、役者さんの日々の努力とチームワークの良さがあるからこそだと思う。
猿之助さんは、いつも「ピンチはチャンス」と話していました。こういう時こそ客席を埋めるチャンスと。弥次喜多の猿之助さんの奇策は忘れません。先代の頃から一門の皆様も代役や大抜擢を経験しているからこその奇策で大成功でした。
今回、純弥さんは当日朝に純さんの体調不良を知ったそう。そこから芝居の演目を変え、舞踊の構成も変え。
そんな話を口上でさらっと言ってしまう純弥さんに大衆演劇の強さを感じました。百戦錬磨だろうと想像できる安定感。数少ないけど観てきたステージを観たら、無条件で安心感がある方です。
やはり純さんがいないのは寂しいけど、大満足で楽しく打ち出しになりました。
舞台の感想はまた後日に書きます。
訪れるのは2回目の朝日劇場。こじんまりとしてますが、奥行きがあり舞台が広い。花道もあります。今日、驚いたのが、スッポンまである!純弥さんがセリ上がってきた。
3枚の写真は、1月にお会いしてお友達になった方からいただきました。
これにはびっくりでした。純弥さんのセリ上がりはかっこよかったです。
ライティングも素敵で、篠原演芸場を思わせる感じ。
今日の津軽三味線は、不思議と波動が穏やかでした。いつもながら音色はダイナミックで空間が広がっていく。私は他の誰より純弥さんの表現する音が好きです。
2日目も朝日劇場に行ってきます。
しばらく遠征は控えようと思うので、しっかりと目に焼き付けてきます。
aya