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明治座

今月の東京の歌舞伎公演は歌舞伎座と明治座です。

その他の地域では、南座、巡業公演が始まっています。

明治座は今やっと意識を向けられるようになりました。猿之助さんの記憶がここまでになってしまった劇場です。

突然、観ることができなくなってしまったことを直視できませんでした。その後、明治座自体も無意識に見ないようにしていたかもしれません。

私の側から無くなってしまったことに悲しくて寂しくて、心が身体の奥底に沈んでしまったような感覚を持ってずっと我慢していたと思う。

幼い頃から我慢する性格でした。欲しいものを「欲しい」と言えず、悲しくても寂しくても「そばにいてほしい」と言えない子でした。

でも私は猿之助さんの事件で変わることができました。

愛する人にそばにいたいと初めて伝えることができました。無いことを悲しんだり寂しくなったら、あるものに目を向けて幸せを考えるようになりました。

だから明治座に入る決意をしました。決意というと大袈裟だけど、自然と入る流れになりました。

明治座に感じることを聞いてください。

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歌舞伎と大衆演劇中心の観劇感想MAGAZINEです。劇評ではありません。今月の観劇で感じたことや今まで観た舞台の思い出を綴ります。2009…

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