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七月大歌舞伎に「菊宴月白浪」

なんと早くも7月歌舞伎座の演目が発表になりました。基本的には二か月前の公演初日の発表です。最近は少しづつ早まっているとはいえ歌舞伎公演としては異例です。でも早いことは良いことかと。現代の生活スピードに発表も合わせていくべきだと思います。遠征の方は、ホテルや交通手段が早いほうがお安いことが多いし、お休みの予定も立てやすいかと。

ついでに言ってしまえば、配役の発表も決まっているなら早いほうが助かります。観る側の理由は様々です。できるだけ多くの情報を提供して、一人でも多くの方に足を運んでもらえる可能性を広げた方がいいと思います。

歌舞伎の良さの一つでもあると思う’大らかさ’を発揮してほしいです。

前置きが長くなりました。七月大歌舞伎 昼の部に「菊宴月白浪(きくのえんつきのしらなみ)」がきました!猿之助さんのお家芸復活狂言シリーズが歌舞伎座でも叶います。しかも7月!7月の歌舞伎座と言えば、先代の頃は猿之助公演でした。

二部制に戻り時間が長く取れるようになったのを待っていたかのよう。澤瀉屋の狂言は長いから(笑)それでも現代の昼の部に納めるのは至難の業かと思うのです。四代目の手腕はいかに。

1991年以降、上演がなかったこの演目。資料をもとに、私の予習を兼ねて少し雰囲気をお話します。

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