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アラフォー女子フィリピン留学記⑥クラス変更のもやもや

さて今回はクラス変更について。
どの学校にも講師(クラス)を変えられる制度はあると思うが、クラークのCIPでは週2日クラス変更を申し出ることができた。2週目まではいつでも相談可能で、講師の空き次第で翌日 or 翌週から適用される。
このあたりは融通がきくのでスクールオフィスに相談した方が良い。

私は単語のクラス(マンツーマン)とグループクラス、2つを変更。
※こちらも参考に:留学記赤裸々な授業の感想とアドバイス

単語のクラスは、1週目は様子見で授業を受けていたものの、先生のノロノロ授業&自分語りに耐えられず、ついぞ講師変更届を提出することに。


言うべきか言わざるべきか

ここで悩んだのが、先生にクラス変更の旨を伝えるか。one of themのグループクラスならまだしも、マンツーマンの先生を変更するには少し勇気がいる。
本来ならば、先生に「ここが嫌だ」「もう少しこうしてほしい」と授業の中で伝えて、改善されるかどうかを見て、それでも合わなければ変更する、という流れが順当だと思う。
だけど、3週間しかない(この時点であと2週間弱)私にはそんな猶予はなかったので、不満を伝える間もなく、スクールオフィスに即座に変更の旨を伝えた。

ただ、翌日、どうしても気分が晴れない。冷や水を浴びせるようなことをして、良かったのだろうか……。
そのことを英語日記に書くと、ネイティブ先生は英文を添削した後に、アドバイスをくれた。

「Ayaがどう行動するかは君次第だけど、やっぱり理由は伝えた方が良いと思う。講師にもクロージングが必要だよ。例えば、もっとフォーカスしたい内容があって、残念だけど、あなたの授業はフィットしなかった。ただそれだけで済む。正直でストレートなのが一番だよ」。

ハッとさせられた。どうせ私はすぐにいなくなるし、その先生との関係性がどうなろうといい……そんな風にも少し思っている自分に気づいたからだ。でもそれが、人へのリスペクトを損なっていい理由にはならない。

例えば昨日まで普通に接していた彼氏彼女が、いきなり理由も言わずに別れを告げてきたら、「私の何がいけなかったんだろう」と誰しも考えるだろう。
実際、クラス変更をした後に、先生と気まずくなったり、挨拶しても無視されたりするケースもあるらしい。

だからといって気を使って、嫌なクラスを我慢する必要はまったくない。大枚をはたいているにもかかわらず貴重な授業の時間が失われて損をするのは私たちだ。
実際、この講師変更制度は生徒たちも臆することなく活用していて、聞いた話では全コマ変えた人もいるらしい。容赦ない。


◾️講師に遠慮する必要はない
Forbesの記事でも触れたのだが、授業の満足度は、先生の質はもちろんだが、生徒の姿勢にも大きく左右される。
個人的な所感だが、基本的に先生たちは、楽をできるなら楽をしたい、という人が多いように感じた。先生にすべてを委ねると、楽な方向にもっていかれかねない。聞いた話では、生徒に教科書を朗読させて、そのまま居眠りするような先生もいたらしい(もちろん、その子は変更届を出していた)。

よく聞いた&実感したのが、雑談が多くて実質の授業時間が少ない、という意見。陽気で話好きの人も多いため、ふとすると、先生ばかり話している……なんてことも。

あまりに雑談が過ぎる場合は、にこにこ我慢せずに、「先生、早く授業を始めたいです」ときちんと伝えた方が良い。
それでもダメだったら、我慢せずに講師変更を検討しよう。


結局、単語の先生にはLINEで理由を伝え、先生も理解を示してくれた。グループクラスの先生にも、その後校内でばったり会ったときに残念そうにされたけど、「まぁ、仕方ないよねっ」とからりと対応してくれて、卒業の日までもやもやを残すことなく過ごせて良かった。


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