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第22回 書き出し祭り 感想まとめ

書き出し祭りとは

丸投げで申し訳ないですが、公式サイトをご覧ください。笑

https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/1340548/blogkey/3294230/

https://ncode.syosetu.com/s2961i/

 とにかく小説好きな方には書き手として参加するのも、読み手として参加するのも楽しい祭りです。楽しみ方は無限大。ガチンコもワイワイもKawaiiもなんでもあり。ルールを守ればね。
レッツエンジョイ!


感想依頼募集要項(募集は終了しました)

 せっかく感想を書くならば書き手の要望にできるだけ応えるものにしたいと思うので依頼を募集します。
 特に条件はありませんが、好き嫌いは感想に如実に表れますのでご容赦を。娯楽は主観で楽しむものですよね。

■自己紹介
 まず己は誰ぞ?と思う方もいらっしゃるでしょう。
 結論、流浪の天才物書きです。
 執筆を生業としているかでいえば否です。感想は完全主観で書きます。読み手のサンプルの一つとしてご活用ください。
 アドバイス的な事は求められれば書きますが、それを取り入れたとしても天才にはなれるかもしれませんが、所謂プロになれるかは分かりません。笑
 求められなければアドバイスは基本しません。書き手は好きなように書けばいいんです。あなたも天才でしょ?
 よかったらポートフォリオも見てね。

■必須事項
会場、番号、タイトル
※匿名性を担保するため、天才の事が大好きでも他人行儀でご依頼ください。笑

■任意事項(希望)
・読んでほしいポイント
・どういう感想を求めているのか
 例 率直な感想、良い点を褒める感想、改善点を提案する感想、今後の展開を予想する感想など
 ※希望が無ければ基本ポジティブな点だけ褒めます。好みでなければ感想は少なくなる可能性が高いです。

■受付上限 
 無し。ただ納品期限は特に設けません。気長にお待ちください。

■注意事項
・公開された感想を不快に感じたら依頼募集と同じマシュマロでご連絡ください。気づき次第公開停止します。
・タイあら感想は気が向いたら書きます。
・依頼者に条件はありません。どの会場、どなたからの依頼も受けます。

参考に前回の感想のリンクを貼っておきます。
https://note.com/muscular_pain/n/nc4aaa342f0d6

感想配信(Xのスペース)

第1会場 全感想

第3会場 全感想

誠に申し訳ありませんが、第2,4は実施ておりません。

依頼感想

はじめに

・並びは会場、番号順になります。つまり、新しく公開される感想が間に入ったりします。
・私の感想は基本ネタバレします。もし、作者の方以外でお読みになる方がいたら作品を読んでから私の感想をお読みください。変な先入観を持ってほしくないです!

更新履歴

9/1  記事公開・募集受付開始
9/3  現状受付分13件のタイあら感想掲載
9/4  3-2,3-6,3-7のタイあら感想掲載
9/7    4-11 依頼受付完了
    1-4 本文感想掲載
9/8   1-19   本文感想掲載
9/9   1-2     本文感想掲載
   3-9 依頼受付完了
      1-5 依頼受付完了
  2-14 本文感想掲載
  1-13 本文感想掲載
  2-5 本文感想掲載
9/11 2-16 本文感想掲載
9/12  2-11 依頼受付完了
    1-20    本文感想掲載
   1-15      本文感想掲載
9/16    2-10 依頼受付完了
   1-8  本文感想掲載
   1-6  本文感想掲載
   2-20      本文感想掲載
   3-24  本文感想掲載
9/18 3-6         本文感想掲載
9/19    3-2         本文感想掲載
   3-7          本文感想掲載
9/20    4-11       本文感想掲載
9/22 3-9   本文感想掲載
9/23    1-5         本文感想掲載
9/24    2-11      本文感想掲載
9/26     2-10     本文感想掲載
           3-18  本文感想掲載

1-2 伝説の偽聖女様

■依頼

■タイあら感想
 タイトルは”偽”ということころがポイントですかね。偽であることが、物語にどう効いているのかを期待したいです。
 あらすじを読む限りでは”偽”であることは、そんなに重要事項ではなさそうです。早速読み違えましたね。笑。
 亡き姉のために奮闘する妹。良いですね。一体どんな悲しい過去があったのでしょうか。気になりますね。
 ぶっ飛んだ行動力というのも、どう表現されるかワクワクします。

■本文感想
 テンポが良いですね。テンポが良い話は好きですよ。あらすじで期待した生き馬の目を抜くようなぶっとんだ行動力も描写されていて、これから面白くなっていきそうな雰囲気もあります。

 さて、ご要望の点、分析していきましょうか。分析となると私の所見を述べなければならないので必然的に率直モードになりますが、ご不快だったらマシュマロをお投げください。即刻削除します。

 まずタイトルで抱いた感情は上述の通り、偽が重要なのかなというものです。後は参考になるようにあえて言及しますが、「平凡なタイトルでパンチが弱いな」とは思いました。

 そして、あらすじで既に私の憶測ははずされるわけです。本文でも、偽聖女ということが何かのキーになる前触れのようなものは感じませんでした。逆に私にはざまぁ展開を見せるためだけの装置に見えてしまいました。

 では、ここで率直な疑問が浮かびます。そんな重要ではない事項がタイトルとして使われるのはどうなのか、と。個人的にはタイトルはその作品を絞りに絞り切って出たエッセンスだと思っています。

 本作に関しては、あらすじ、書き出し本文を読む限りでは、その要素を満たしていない様に思えます。言葉を選ばずに言えば、取って付けたようなタイトルに感じてしまいました。

 繰り返しますが、本文からは面白くなる雰囲気が十分に立ち込めているのに、非常にもったいないと思います。このタイトルでは私は読みません。
 もしかしたら、今後、偽聖女が重要なファクターになっていくのかもしれませんが、だとしたら伏線を書き出しから入れてもいいかもしれませんね。

 分析と言えるほど大したものではないかと思いますが、感想は以上です。ご依頼ありがとうございました。


1-4 ゾンビを食べよう!

■依頼

■タイあら感想
 率直モードです。
 タイトルにそれなりにインパクトはありますが、個人的にはもうひと癖ほしいですね。もしくは、どういうことなんだ? と思わせる引きなど。
 あらすじは、そう狙ったものだと思いますが、ストーリーが全然見えてみませんね。笑。単純に読むと、とにかくゾンビの肉を食べて皆が幸せになりそうというところですが、これだけハッピーを主張するということは全然ハッピーな状況じゃないと私は予想してしまいますね。天邪鬼なので。笑
 あらすじでストーリーが全然見えてこないのが、良いか悪いかというのは明確な答えはありません。あらすじは本文への導線であると考えます。
 本文を読ませたら勝ちです。笑。その観点で言うと、このあらすじはどんな話なのかなとちょっと本文を読みたくなりますね。

■本文感想
 率直モードです。少しネガティブかもしれません。
 依頼をいただいた順で感想を書いているので、一番最初に本文感想を書いたわけですが、ど頭から非常に書きづらいものを提供してくれましたね。ありがとうございます。笑。

 まず端的に感想を述べさせていただくと、分からないということになります。
 物語の内容は分かります。(よく知らない生物名とかはありましたが。笑)読者としてどう楽しめばいいのか分からないということです。
 笑えばいいのか、気味悪がればいいのか、怖がればいいのか、戸惑ってしまいます。もしかしたら、あえてそのカオスを狙っているのかもしれませんね。

 あともうひとつ思ったのは、これって続く? です。短編として完成されているような気がします。
 続きがあるとしても、もうここまででお腹いっぱいでこれ以上読むと消化不良を起こしそうなので、私は多分続きを読みません。
 サンプルは私一人ですが書き出しという観点で見ると、あまり良くないことだと思います。

 ただ、作品の独創性という観点でいうと、突き抜けていて良いと思います。きっと感性が合う方には、刺さる作品なのではないかと思います。
 感想は以上です。ご依頼ありがとうございました。

1-5 天使のためのエチュード

■依頼

■本文感想
 率直モードです。
 完成度高い作品です。素直に面白いと思い、続きが気になりました。
 ストーリーの大筋は、『燻っていた天才が、真の天才に導かれて高みに上っていく』という王道中の王道だと思いますが、王道を面白く書けるということはお力がある方なのでしょう。

 なぜ、私は面白く感じるのか。一般的にあてはまるかどうかは分かりませんが、一番の要因はリズムの良さだと思います。
 小説はリズムです。そう言い切れるほど、私はリズムが大事だと感じています。
 リズムとはなんぞや、それこそこの小説のテーマである音楽じゃないんだから、小説にリズムなんてないやろ、と思う方もいるかもしれませんが、私は感じるのです、小説にリズムを。

 言語化がうまくできているかは分かりませんが、「リズムが良い」を分かりやすく言うと「音読した時に心地よくて、スラスラ内容が入ってくる」ということだと思います。
 これが意外と難しい。これができる人は書き慣れている人ですね。天才の私は小説を書くときに、ここを結構気にします。

 さて、本作に話を戻すと、音楽を題材としているからなのか、非常にリズムが良いお話になっています。一文が短く、端的で、印象に残る言葉を使っているからでしょう。
 少し引用してみましょう。

その瞬間、雰囲気がガラリと一変した。

 音だけでなく、彼女の雰囲気さえも。



 天使のように透き通った肌に、見開かれて瞳孔が窄まった目。

 悪魔のごとくに笑みを浮かべる口元。

 高揚して赤く染まった頬に、しかし体から発せられる雰囲気は『怒り』。

 ピアノを弾いたまま、俺の目はアカリに釘付けになる。



 アカリは楽器を扱っていない。なのに、分かる。

 体全身で演奏して、奏者に目指すべき光を見せてくる。

 大胆で、繊細で、もはや音楽を体現した化身。

 音楽を操る彼女は言っている。

 私についてこいと。



 ああ、やばい。

 このままじゃ魅了さのみこまれる。

 色褪せた自分の音楽より、華やかな彼女を直視していたくなる

 少しと言いながらだいぶ引用しましたが。笑。
 この一節は、正に音楽ですね。声に出して読みたくなります。見習いたいですね。

 さて、これは少し余談になりますが。音楽を小説で扱うことの難しさがよく言及されます。しかし、私はむしろ小説でこそ音楽はより深く味われると思います。

 正直、いくら天才の私といえど、音楽の才能はないので、音楽を音として普通に聞いてもその良し悪しは正確に判断できないですし、素晴らしさを味わえずに素通りしてしまうこともあると思います。
 しかし、それを小説に落とし込んでくれると、文字として変換された音楽がいかに素晴らしいかが、きちんと理解できるようになります。
 それは厳密言えば、音楽を音楽として楽しんでいるわけではないのかもしれませんが、音楽を音楽のまま聴いて楽しめないよりは、文字になったものを楽しめた方が良いと思います。

 これは音楽だけでなく、いろいろな事に当てはまりますね。そのもの自体の感受性を持っていなくても、小説のフィルターを通すことで感じ取ることができる。
 これが小説の素晴らしさだと思います。

 そんな小説の素晴らしさを改めて実感する、良い物語でした。

 感想は以上です。ご依頼ありがとうございました。

1-6 ヨロイマとカシオ

■依頼

■タイあら感想
 率直モードです。
 タイトルはそれ単体では意味は分からないですね。カシオは時計メーカー? ヨロイマは鎧の魔人でしょうか。だとしたら、不思議な組み合わせですね。笑。
 あらすじを確認すると人の名前でした。笑。まぁそうですよね。それが一番シンプルですよね。穿った見方をし過ぎですね。
 ヨロイマという天才の親友に嫉妬するカシオ。良いですね。天才が出てくる話は好きですよ。私が天才なので。
 ただ天才を描写するのは、なかなかハードルが高いですよ。だって凡人には天才は理解できないですから。理解できてしまったら天才感が薄れますし、あまりに奇怪で理解できないと読者の心が離れていきますし。
 バランスが大事かもですね。本文を楽しみにしましょう。

■本文感想
 率直モードです。
 面白かったです。凡人が自分と比較して天才を語る事により、天才の凄さとそれに対するコンプレックスを表現する。手法としての斬新さは無いですが、私には十分に伝わってきました。

 凡人はつらいですよね。私は天才なのでその気持ちは分かりませんが。笑

 そして、最後の急展開ですね。一気に物語の舵が切られました。
 思わず、「取り舵いぱぁぁぁぁぁい」と心の中で叫びました。笑。

 てっきり、上述したコンプレックスを情感たっぷりに書いていき、あわゆくばそれを克服していくヒューマンドラマかと思い込んでいましたが、急にサスペンスになりました。

 まぁその片鱗は振り返ると、あったと言えばあったんですね。例えば、名前を片仮名で表記している点。これは、叙述トリックを疑うべきところですね。結果論でしかないですが、やはり主人公の属性について裏切りがありました。

 この急な舵取りが、私には刺さります。急展開やテンポが良い話が好きなんですよねぇ。
 ただ、万人に刺さるかどうかは、難しい所です。展開についていけず置いてけぼりになる人や期待した物語が読めずにがっかりする人もいるかもしれません。また、あらすじからはサスペンスの匂いがあまりしませんので、あらすじ詐欺と言われてしまうかもしれません。

 まぁあらすじで匂わせを書いてしまうと衝撃が薄れるので難しい所です。この辺は試行錯誤していくしかないですかね、やっぱり。

 さて、ネタバレを書いてしまいますが、ヨロイマを殺したのは多分カシオじゃないと思うんですよねぇ。それだとシンプルすぎる気がするんですよ。
 とても気になります。続きがあれば是非読ませていただきたい作品ですね。

 感想は以上です。ご依頼ありがとうございました。


1-8 お婆ちゃん先生の言う通り お山には狐も狸も鬼も巫女も魔法少女もいる

■依頼

■タイあら感想
 タイトルから。すごいお山だ! 魔法少女がいい味出してますね。異物感がありますが、それがカオスを良く演出しています。多分あえてここで魔法少女を出したのでしょう。
 あらすじを確認。なるほど、お婆ちゃん先生と巻き込まれ体質の男子高校生の超年の差ラブコメディですね! すみません、多分、違いますね。
 百合ちゃん先生の秘密が何なのか!? 本文に期待ですね。

■本文感想
 うん、うん。予想通り年の差ラブコメディでしたね。これから二人の仲はどうやって進展していくのでしょうか?(大嘘)
 不良少年が魔法少女になっちゃうアクションコメディでした。いや、コメディと断定していいのか、分かりませんが雰囲気はそうだと思います。
 やっぱりギャップは物語の源泉になりますね。ドラマティックな展開であったり、笑いであったり。
 このお話で言うと、お婆ちゃん先生が童女になったり、前述したとおり不良少年が魔法少女になったり、っていう点ですかね。
 物語の冒頭でこのギャップを提示することにより、良い引きになっているのではないでしょうか。

 余談ですが、不良少年と魔法少女って対義語っぽくないですか? いや、真面目な話ではなく、良く冗談として言われる反対の言葉的な。あるお笑い芸人がよく言うやつ。
 例 すずめの戸締り ⇔ コンドル開けっ放し
   何も言えなくて夏 ⇔ マシンガントーク春先

 多分、作者はそれを狙ったのでしょうね。笑

 感想は以上です。ご依頼ありがとうございました。

1-13 小雨、決行

■依頼

■タイあら感想
 率直モードです。
 タイトル。運動会かな?笑 日常で使われる言葉を主語や目的語を抜いてタイトルにすると気になりやすいですね。え、誰が? 何を? てな感じですね。
 あらすじ。全然運動会じゃないですね。笑。そんな爽やかな感じではなく、むしろ少し重苦しい雰囲気が漂うあらすじです。恐らくですが、主人公が兄の死を乗り越えるためのイベントが小雨、決行されるんですかね。
 第1話でその伏線が出るかどうか分かりませんが楽しみです。

■本文感想
 率直モードです。
 あらすじの予想は少し違っていましたね。兄の死んだ日が小雨で、恐らく私が読み取るにその小雨が何らかの事故要因になっていて、亡くなってしまった。そして、主人公である弟はそれと同じ状況で同じことをしようとしている。だから、「小雨、決行」なんですかね。

 それでは、依頼の感想をしてきましょう。
 第一話としての出来、初見でのイメージですね。毎度のことながら出来の良し悪しは、飽くまで私にとっての、という枕詞がつきます。
 まず結論として第一話としてはよくできていると思います。姉の結婚式というハレの舞台でモヤモヤを抱えている主人公。違和感ですね。物語が始まる予感がします。
 そのモヤモヤは兄の死、それを周囲が忘れたように思えることからくる葛藤。しかも兄はどうやら主人公の納得できない形で亡くなったようだ。どんな風に亡くなったんだろう、主人公にどんな傷を残してしまったんだろう。はい、これが続きを読ませるフックになりますね。
 そして、主人公が兄の死に向き合おうと決心するところで第一話が終わる。良いスタートが切れているんじゃないでしょうか。

 また、1人称で心情が濃厚に語られるので、それが好きな人にはハマりますね。ただ、エンタメ性は薄いのかもしれません。

 初見のイメージは、全然的外れの可能性があるのを分かったうえで、勇気を出して述べますが、ジュブナイルだと思いましたね。
 主人公が中学か高校かは読み取れませんでしたが、恐らくそのいずれかでしょう。年代としては少年もしくは若年層であることは間違いないです。そして、そのくらいの年代にとって親しい人の死は重く圧し掛かることが多いと思います。
 それを乗り越えていく成長のストーリー、まぁ成長と単純に括っていいのかは疑義がありますが、そういった点でジュブナイル小説なのかな、と。

 連載に当たって期待する続きはですね、上述したようにジュブナイルとして読むのであれば、例えばこんな感じですね。
 他の人が忘れたように、何もなかったように振る舞うのは、必死で乗り越えた結果であり、主人公のためであると、何かの切っ掛けで主人公が実感する。
 主人公自身も、兄の死を忘れるのではなく胸にしまうことが、兄を弔うことになると理解し、前を向いて生きていくことを決心する。
 これがうまく表現されると、多分私は泣きますね。最近涙もろいんですよね。特に子供を持ってから、子供系の話はすぐ泣きますね。笑

 少しは参考になりましたでしょうか。感想は以上で。ご依頼ありがとうございました。

1-15 にゃんにゃんにゃんこの世界征服日記

■依頼

■タイあら感想
 タイトル。かわいい!
 あらすじ。かわいい、かわいい!

■本文感想
 かわいいは正義。つまり、そういうことです。笑。猫は反則ですよね。かわいいを煮詰めて模ったような存在ですから。私はどちらかと言えば犬派ですが、その可愛さは認めます。

 また、いろいろな超越存在が居てお祭りみたいな日本がいいですね。退屈しなさそうです。魔王様は征服するのが大変そうですが、そこは魔王ですからなんとかするのでしょう。
 ただ、部下は何か勘違いをしているようで、物語はあらぬ方向へ転がっていく予感もあります。

 何が起こるかわからない、それが楽しい。そんなお話だと思います。

 感想は以上です。ご依頼ありがとうございました。


1-19 悪魔

■依頼

■タイあら感想
 思ったことを書くということは率直モードでいいのでしょうか?
 Xで投下したのはタイトルしか見てないので、タイトル感想でした。繰り返しになりますが、シンプルタイトルって逆に気になるよねって話です。
 特にWEB小説、書き出し祭りでは、長めのタイトルが多いですから。
 あらすじを確認。化野ってなんか悪魔よりも化物が出そうな名前ですね。笑。あらすじでは冒頭の冒頭しか分からないので悪魔の正体は当然分かりません。本文では明かされるのでしょうか? それとも、物語全体を通して追っていく形でしょうか? 本文が楽しみです。

■本文感想
 思ったことを書きます。
 まず、あらすじから本文を読んでの期待度の変化ですが、少しあがりました。率直に言うとあらすじ時点の期待度がほぼフラット、本文を読まないと何とも言えないものであったので、上がる可能性は高かったです。

 やはり、死体のインパクトというのは大きいですね。ミステリではよく冒頭で死体を転がせという書き方指南がされますが、それを忠実に守っていますね。

 ただ、本作がミステリーと決めつけてしまうのは早計かもしれません。ホラー寄りの可能性もあります。まぁ私はその界隈の人ではないので、ミステリーの定義についてあまり神経質ではありません。謎があれば、ミステリーってことでいいでしょう。笑。

 ひとつ気になることがあるとしたら、水無月さんの登場と式見律さんに彼女が無実の証明を依頼することに唐突感があることですかね。私ならこうするかも、というのはありますが野暮になるので言及しません。作者様からご要望があれば追記します。

 あらすじの感想で触れたように、悪魔の存在は物語全体を通して追っていく謎になりそうですね。一体、何なのでしょうか。
 感想は以上です。ご依頼ありがとうございました。

1-20 没落令嬢と下僕で禁断のスローライフを

■依頼


■タイあら感想
 率直モードです。
 タイトル。なぜスローライフが禁断なのか。そこが気になりますね。
 あらすじ。なるほど、身分を超えた禁断の愛を育むスローライフ(を目指す道)なのですね。令嬢がないものねだりする様が面白おかしく読めそうです。

■本文感想
 率直モードです。
 朴訥な男、いいですね。好きです。しかも何やらツンデレの気配。ツンデレという言葉が男性に適用されるかどうかは分からないですが。書き出しの中ではツンが先行していますが、いずれ見せるデレ、ふとした優しさがぐっとくるんですよね、分かります。

 さて、次話への引きの話をしましょう。
 結論としては人によるといったところでしょう。玉虫色の結論で申し訳ありません。笑。
 以上……というのは冗談で。大丈夫です。ちゃんと説明します。
 まず、毎度の如く私にとってはという枕詞をつけさせていただきますが、ストーリー自体は新規性は無いと感じ、次どうなるんだろう? という期待感、ワクワクは正直ありません。
 ただ、冒頭で述べた通り、クロードのキャラは好きです。私と同じようにクロードに対して好感を持った人は、彼がどうデレていくのだろうかという期待感があります。禁断の恋とあらすじにあるのでデレるんですよね?笑
 そういう意味で人によると結論付けました。

 先が読める、言葉を選ばず言えばありきたりの物語でも需要はあります。様式美を求める読者はたくさんいるからです。その様式美を読者が満足する形、なおかつ少しだけ他の作品と差別化できるものが多くの人に支持される作品となるのでしょう。

 是非、そんな作品になってほしいと思います。
 感想は以上です。ご依頼ありがとうございました。

2-5 極限異形大戦―この物語に『主人公』はまだいない

■依頼

■タイあら感想
 率直モードです。
 タイトル。極限がどちらにかかっているか気になりますね。極限の異形なのか、極限の大戦なのか。主人公がいないということは群像劇なのでしょうか。
 あらすじ。ふむ。能力バトルものでした。極限は大戦にかかってる感じですかね。主人公になるというのは比喩表現なのか、メタ的な話なのか。
 改善案もご希望されているので、あらすじで少し気になった点を。飽くまで私見ですが、スキルアップを望むのであれば書き出し祭りのあらすじは、創意工夫して制限文字数いっぱい使って書いた方が良いと思います。
 出すべき情報を洗練させ、本文への誘導となるように。あらすじを読者が本文を読みたくなるように書くためには、物語の構成がしっかり組み立てられている必要があるかもしれません。
 物語の全容を知らないので表面的になってしまいますが、本作品を例にとって私なりの具体案をあげるとしたら、異形スキルがどんな能力かを数人の例を出して、どんなバトルになるんだろうとワクワクさせる事が考えられます。

■本文感想
 率直モードです。ネガティブです。
 作者の書きたいことが前面に出ている作品でした。とにかく、異形スキルのバトルが書きたいんだー! という声が聞こえてくるようでした。
 逆に言うとそれ以外の要素がこの書き出しからは私には感じられませんでした。バトルものは嫌いじゃありませんが、バトルだけを魅力に読む作品はあまりありません。特に小説では。

 映画、アニメ、漫画などビジュアルを伴うものならば、バトル描写が神がっていて、ストーリーなどは度外視してそれだけで十分魅力的で見たくなるというものはたくさんあります。
 ただし、残念ながら小説をバトル描写が読みたいからという理由だけで読んだ事はありません。むしろ、過度なバトル描写は読書カロリーが高くなるので避けたりすることもあります。
 ビジュアルが伴うものであれば、頭空っぽにして見て「かっこいい!!」と思うことができますが、小説では読者が想像するという負担が発生するのです。そこに小説でバトル描写する難しさがあります。

 でも、バトル描写がある小説はたくさんあるじゃないかと思うかもしれませんが、バトル描写が悪いと言っているわけではありません。私が小説において重視するのは、ストーリー、物語性であるというだけです。
 読者が興味を持つ戦う理由・背景があって戦っているから、バトル描写は活きるわけです。

 では本作を振り返ってみると、その背景があまり描かれていません。唐突に”主人公になる”ためのトーナメントが始まります。私は置いてけぼりくらいました。

 あることがきっかけに、この物語は始まった。

 と本文の冒頭にありますが、そのあることを是非教えていただきたかった。あらすじにも同文がありましたが、あらすじだから省略されているのかと思いましたが、本文でも同様でした。
 そもそも、そのあることを描かないのであれば、”あることがきっかけでこの物語がはじまった”という表現は本文では不要だと思います。

 そのことを踏まえて今後の展開を提案するとしたら、各国の出場選手の背景の深掘りをした方が良いと思います。何も背景が描かれぬまま、負けていくようなことがあれば、それこそ物語性が希薄になってしまいます。
 背景を描くのによくやる手法としては、バトル中にその選手の過去を回想する方法ですね。
 また選手だけでなく各国の国の事情や、政治的交渉の場面などもあると物語により深みが増すと思います。

 改善案もご希望なので、具体的な書き方をひとつ提案してみます。
 私がこの話を書くとしたら、まずは1回戦のバトルシーンから描写します。特に派手なシーンを冒頭に持ってくると良いでしょうね。そこで、一体何が起こっているんだ、何で戦っているんだ、と読者を引き込んでから、戦う理由について、バトルを進めると共に小出しにしていきます。
 1回戦で戦っている選手の回想でこのトーナメントの意義などを語らせれば違和感なく情報を読者に提供できると思います。
 ここで工夫が必要なのは、バトル描写と情報を出すバランスですね。このバランスに失敗すると読者がついてこれなくなります。
 これは私にも正解は分かりません。笑。試行錯誤していくしかないですね。

 散々書きましたが、今のままでもきっと好きな人はいる作品だと思います。細かいことはいいんだ、俺はとにかく熱いバトルが読みたいんだと言う人が。
 私の意見は参考程度にしてください。感想は以上です。ご依頼ありがとうございました。

2-10 脇役覚醒者100回目のやり直し

■依頼

■本文感想
 率直モードです。少しネガティブです。
 ちょっと情報量が多く感じました。天才の私でも処理しきれないほどに。恐らく、作者の方は伝えたいこと・思いがたくさんあるのでしょう。
 その気持ちはよく分かりました。ただ、肝心の伝えたいことが正確に伝わっていないかもしれません。

 また、逆説的なことを書いてキャッチーにしようと画策しますが、「伝えたいことが多い時こそ、伝える情報を絞る」ということが大切だと私は考えています。

 伝えたいことが多いというのは、世界観の設定やキャラクタの背景が複雑だということでしょう。本作も該当すると思います。
 複雑なものを複雑なまま理解できる人間は、一握りです。そういう方々をターゲットにしているのなら何も気にする必要はないですが、そうでないならば嚙み砕いて伝えてあげる必要があるでしょう。

 特に書き出し部分で情報量が多すぎると読者は逃げてしまいがちです。また、あえて情報を出さないこと(謎を残すこと)で読者に興味を持ってもらえる可能性もあります。

 そのあたりのバランスは、やはり試行錯誤していくしかないですね(そればっかり)

 和風なダンジョン攻略の物語の雰囲気は好きなので、余計にもったいなく感じました。やっぱり、日本人ですから、和風は馴染みます。

 感想は以上です。ご依頼ありがとうございました。

2-11 回収一課

■依頼

■本文感想
 はい、受け付けました。
 素直で朗らかな主人公、羽村善子さんがいいですね。読んでいてほっこりします。名は体を表すとはこのことでしょうか。
 代金(貸金)回収業務って大変なですよねぇ。お金は人を豹変させますから、暴力沙汰になることも実際にあるのでしょう。それを颯爽と解決する葛木さん、市松さんがカッコいいですよね。
 欲に葛木さんが普段は冴えない男っていうのが、グッときますね。ギャップが大事なんですよ、やっぱり。
 あらゆるキャラクターの魅力というのは、すなわちギャップだと言っても過言ではないと思います。(過言かも。笑)

 物語とはあまり関係ないかもしれませんが、個室でお寿司……いつか食べてみたいですねぇ。一体いくらするんでしょうか。

 感想は以上です。ご依頼ありがとうございました。


2-14 地下迷宮《ダンジョン》の遺体回収班

■依頼

■タイあら感想
 率直モードです。
 タイトル。遺体回収、想像するだけで辟易してしまう仕事ですね。こういう縁の下の力持ちを描く作品は好きです。
 あらすじ。お仕事小説かと思っていたら、何やらミステリーのかほりがしてきましたね。助手が大きな謎を握っている予感。素直に面白そうだと思いました。本文に期待大ですね!

■本文感想
 率直モードです。
 まず、世界設定がありそうでなかった感じがありますね。特定の場所であるなら死者蘇生ができる。まぁどうしても、某DQを思い浮かべてしまいますが、それを小説に落とし込んでいるのはあまり見たことない気がします。

死と隣り合わせではあるが、蘇生魔法の存在が生命の終わりには結び付かないダンジョン。

 特殊な倫理観がそこにはあった。

 蘇生できると物語の緊張感が弛緩してしまうかもしれないと思いましたが、そのバランスがうまく構築された世界を作り上げている感がしました。

 そして、あらすじからの予感通り終盤にミステリー要素が来て、探偵役の桜庭君が何やら閃いたようです。良い引きですね! これは続きが気になります。

 これはミステリ要素を入れ込むのがうまいと感心しました。ミステリは200年近く前から天才達によって脈々と名作が作られ続けている上に、事件のリアリティを担保しつつ独自性を出すのが難しい分野だと思うので、既視感が生まれやすい分野だと思います。
 それを異世界、ダンジョン、蘇生可能という要素を入れることで斬新さが生まれていると感じました。最近のラノベはあまり読んでいないので、もし類似作があったらごめんなさい。XのTL、投稿サイトなどから一風変わったミステリが流行っている兆候は感じています。

 最後に私の個人的な願望を言えば、書き出しで是非桜庭君の推理も少し見たかったなと思いました。それが引きになるんですが、推理の触りを見せたらもっと気になるかもなぁとちょっと思いました。
 続きがあればぜひ読ませていただきたい作品でした。感想は以上です。ご依頼ありがとうございました。

2−16 最終的に原作とかどうでもよくなる異世界転生

■依頼

■タイあら感想
 タイトル。ハチャメチャコメディな予感。
 あらすじ。歯茎をむき出しにしちゃう系ヒロインがとても気になりますね。良いと思います。

■本文感想
 大丈夫です。率直希望が多いので、天才が怖い人だと思っている人もいるかもしれませんが、良い所だけを見ることだってできるんですよ。
 まず意外性が無いことが悪い事かというと、必ずしもそうではないです。奇をてらいすぎるとスベりまくることも往々にしてあります。
 無難に物語をまとめる、王道をしっかり歩めるというのも素晴らしい能力なんですよ。少なくとも天才の私にもできないことなので、誇ってよいと思います。

 それでは、良い所、私が好きだったところをあげていきましょう。
 まずはあらすじでも触れましたが、歯茎むき出しヒロインですね。ユーモアがあってよいです。やっぱり物語の中に笑いがあると、メリハリが効いてよいですよね。

 次に姉弟で転生しているのが、物語をうまく転がす装置になっていますよね。掛け合いも良いです。私は、甘々の恋愛が苦手なので、こういう距離感の男女はとても読みやすいです。

 そして、細かい所ですが、姉のが無類のコーヒー好きというのは良いキャラ付けだと思います。その好きの暴走が、物語が転ずるきっかけを与えています。今後も、そういう作用が起こっていく予感がしますね。
 ちなみに私はコーヒーより紅茶派です。笑

 感想は以上です。ご依頼ありがとうございました。

2-20 宝石の樹海と妖精の騎士

■依頼

■タイあら感想
 率直モードです。
 タイトル。おっと、私が読書カロリーを大きく消費する幻想系の予感がすしますね。覚悟しておきましょう。
 あらすじ。それほど、幻想色は強くない感じですね。そして、天才の姉とその姉にコンプレックスを持つと思われる凡人の妹。一転して私が好きそうな話かもしれません。本文に期待しましょう。

■本文感想
 率直モードです。
 構成がしっかりしているお話だと感じました。構成が練られている話は好 きです。
 冒頭の入りがいいですね。引き込まれる作りをしています。冒頭でいきなり尊敬、あるいは憎んでやまない姉の髪の毛が差し出される。
 安心してください。ホラーではありません。笑。
 姉が亡くなっている(かもしれない)、『採取者』は命の保証が無い危険な仕事、姉に何人かの仲間がいた、などの情報がすっと入ってくるのもいいですね。

 そして、後半の過去を宝石の力で思い出すデモンストレーションの仕方もいいですね。これからこういう風に過去を追っていくんだというのが、良く分かります。過去に何があったのかをフックに読者を引き込んでいく感じですね。

 本作は完成度が高く、指摘するような点は無いと思うのですが、作者様が忌憚のないと仰っているので、正直、蛇足になりかねないと思いますが、私の好みとしてもう少しこうだったらという点も書いておきます。

 それは姉のキャラクターがもう少し開示されると良かったかなと思います。私が本文から読み取れたのは、姉が非常に優秀で、ポジティブな性格ということです。
 私の好みとしてはキャラクターにもう一癖あって、それが書き出しで開示されるとより物語にのめり込んだと思います。

 ただ、これはいちゃもんに近いレベルの話で、前述したように十分読者を引き込む仕掛けはできていると思います。

 感想は以上です。ご依頼ありがとうございました。


3-2 光差す日の到来を祈る

■依頼

■タイあら感想
 率直モードです。少しネガティブです。
 タイトル。タイトルだけだと、申し訳ないですが期待感が薄いですね。あまりに日常的、悪く言うと平凡な文章で含みがありません。
 好みの問題ですが、私は何だろうと思わせてくれる違和感のあるタイトルが好きです。
 あらすじ。タイトルからは想像しづらい異能ファンタジーでした。主人公が何らかの重大な役割を担っているようですね。飽くまでも私に対してですが、あまりフック(読みたいと思わせる)になるような情報はなかったです。本文に期待しましょう。

■本文感想
 率直モードです。
 面白くなりそうな雰囲気は感じました。これから、何か厄介な事に主人公が巻き込まれていくんだなと感じさせるスタートだと思います。
 また三島がいいキャラしてますね。これが物語に良いスパイスを加えてくれそうです。私の推しですね。

 ただ、惜しい点として若干ノイズを感じてしまいました。ノイズというのは、私が今、思いつきで使っている言葉ですが(笑)、物語に集中できなくなる要素ですね。
 代表的な所で言うと誤字脱字がそうです。これがあまり多いと物語に集中できませんよね。

 本作はそんな初歩的な所ではなく、もっとテクニカルな所です。
 それはずばり、主人公の言動にリアリティがちょっと無いかもという点です。
 子供とはいえ、いきなり見ず知らずの者が自分の車に乗り込んで来て、命の危機さえ感じるような暴行を受けているのに、ちょっと冷静すぎると言うか、あまり恐怖を感じている様子がないんですよね。
 特に違和感があった台詞は「ライドシェアはやってないんだけどな」というものです。洋画の言い回しっぽくて台詞自体は好きなんですが、普通の大学生が脅された状況で言えるかな? という疑問が湧きました。

 ただ、これは伏線の可能性はあります。実は主人公は普通の大学生ではなく、特殊工作員的な存在で荒事にも慣れている、と。
 そうすると狙われる理由についても、思い当たる節が出てきそうですね。ただ1人称のモノローグで「俺!?」と驚いているので、その線も薄いかもしれません。これもカモフラージュの可能性があるので、なんとも言えませんが。

 いずれにせよ今後の展開で、このリアリティについては評価が変わるかなと思います。

 感想は以上です。ご依頼ありがとうございました。


3-6 メタバースに潜むデジタル・ゴーストの謎

■依頼

■タイあら感想
タイトル。ドキュメンタリー番組みたいですね。どんな謎なのでしょうか。
あらすじ。これは何らかの陰謀が渦巻いてそうですね。それを主人公と姉が解き明かしていく。
 しかし、主人公がリアルで生死の境を彷徨っていたのも気になる謎ですね。ネオルディア王国が消失した理由にも絡んでくるのでしょうか。
 主人公が罪悪感を抱えているのも気になりますね。「腐女子たちの楽園」のワードも気になります。タイトルに謎とあるだけあって、気になることが多いですね。笑
 本文で謎がどこまで、どのように提示されるのか、楽しみです。

■本文感想
 懐かしさと共感を覚えました。メタバースなんで最新技術なんですけどね。コミュニケーションが文字チャットなんですよ。
 主人公が「文字チャットでこそ自分が演じたいキャラが演じられる」という趣旨の事を発言していて、分かる~ってなりました。物書き界隈の方は共感される方が多いのではないでしょうか?
 最近全然やらなくなりましたけど、私もMMO的なゲームをよくやっていた事があります。ゲームを楽しむというよりも、チャットを楽しんでいましたね。それを思い出しました。

 またマネーロンダリングにゲームが使われていたかもしれないというのはリアリティと恐ろしさ、伏線的なものがあってよいですね。やはり、大きな陰謀が渦巻いているのでしょうか?

 しかし、楽しい楽しい娯楽を悪い事に使うのは許せませんね。ただ、これは完全に偏見ですが、とにかく健全であろうとする、健全であることを至上とする娯楽は、たいていつまらないものになってしまう気がします。
 昨今のコンプライアンス至上主義は、私は懐疑的です。

 不良に恋する少女じゃないですが、怖いもの見たさみたいなものがあるんですかね。

 あと、この物語にはなかなかに濃厚なBL要素が含まれそうなので、好きな方にはおすすめです。

 感想は以上です。ご依頼ありがとうございました。


3-7 メカラミント

■依頼

■タイあら感想
 率直モードです。
 タイトル。意味は分かりません。でも、そういうタイトルは好きです。タイトルの伏線はきっと本編で回収されていくのでしょう。「目からミント」だったら面白いですね。笑
 あらすじ。出ました。「」で括った私。これは伏線ですねぇ。私がどういう私なのか、それが物語の中で大きな意味を持つ予感。
 また「花々の悪意」っていいですね。強烈な違和感がフックになります。花は愛でるもの、可憐なもの、悪意とは対極にあるイメージですが、それが悪意を持つとどうなってしまうのか。気になりますね。
 ただ、もしかしたら本当に「目からミント」の可能性が出てきて、それもワクワクしますね。笑

■本文感想
 率直モードです。
 はい、正解でした。目からミントでした。笑。もう、その絵面を想像するだけで狂気に侵されているなというのが分かります。

 さて、結論から申し上げると、このお話はnot for meではあるなと思いました。別作品の感想も含めて何度も同じようなことを主張しますが、これは個人的な嗜好なので作品の良し悪しを言っているわけではありません。

 むしろ作品の完成度は高いと思います。独自の世界観を詳細に描写できるのは才能ですよね。そして、花の悪意に侵されて更に狂気に満ちた世界になっていくのだろうなというのをひしひしと感じることができました。

 ただ、私の致命的な弱点でもあるんですが、その風景というか情景というか、そういう描写をイメージするのが苦手なんですよね。
 どういうことが起こっているのか、朧気にしかイメージできません。そうすると、小並感しか出てこないですよね。気持ち悪いな、という。

 あと本作に限って言えば、私、花の名前全然知らないんです。いや、勉強すればいいんですけど、興味がないことって勉強が手につかないじゃないですか(言い訳)

 読者には色々いるので、こういう読者もいるという程度の参考にしていただければと思います。

 感想は以上です。ご依頼ありがとうございました。


3-9 人工衛星サニーの冒険 ~転生した〝元〟気象衛星がお天気令嬢になるまで~

■依頼

■本文感想
 率直モードです。
感想スペースでも言及しました、これは目のシャー賞ですね。公式にはそんな賞は存在しませんが、筋肉痛個人賞としてお送りします。笑。
 スペース聞いていない方は目のシャーってどういうこと? と思いますよね。これは私も初めて聞いた時、結構衝撃だったんですが、昔、SHARPというメーカーのCMのキャッチコピーで「目の付け所どころがシャープでしょ」というのがありました。だいぶ前に変わったみたいですが。
 それを略して目のシャーです。

 いろいろ説明しましたが、端的に言うと目の付け所が良い、素晴らしいセンスをしているということをお伝えしたいだけです。

 斬新な……斬新すぎる発想ですね。これは決してネガティブな意味で書くわけではないですが、まず思いつかないですし、思いついても普通形にしようと思わないアイディアだと思います。

 なぜならば、斬新すぎるアイディアというのは、だいたい物語が破綻する運命にあるからです。
 テンプレ、言い換えると王道が何故王道足りえるのか。それは物語の展開として破綻なく面白いことが保証されているからなんですね。
 斬新さ、新規性だけを追い求めていくと陥ってしまう罠ですね。

 しかし、しかしですね。この作品は、物語としてちゃんとしてる。しかも面白そうであるというのが、素晴らしいですね。
 あと、めっちゃ私好みです。SF要素、明るい雰囲気、ポジティブな人間賛歌。「人間、楽しいかもしれないぞ。」という終わり方、好きですねぇ。

 依頼にあった続きが気になるかどうかは、もちろん気になりますとも。是非続きを書いてほしいです。
 宇宙空間の件は、私は宇宙やSFが好きなので気になるどころか、いいぞもっとやれなんですが、確かに苦手な人からしたら気になるかもしれません。
 ただですね、そんなことを吹き飛ばすぱわぁがこの作品にはあると思います。

 あと、苦手な人は気にしなくていいです。宇宙系が苦手な人は、タイトルに人口衛星って入っているだけで多分読みません。
 そして、そういう方を読者として取り込もうとすると、物語の強みを失ってしまうと思いますから、宇宙を受け入れてくれる読者を大切にした方が良いと思います。

 感想は以上です。ご依頼ありがとうございました。

3-18 悪役令嬢ガチャ ~婚約破棄されましたので流刑先の領地を勝手に治めてやります~

■依頼

■本文感想
 感じたことをそのまま書きます。
 まず、主人公のキャラクターがコメディタッチで好きですね。1人称で語られる文章でクスリと笑える部分がいくつかありました。
 羽毛を頼むという些細な願いが却下された後の……ダメでしたわ!!が特に笑いました。お嬢様口調でパンチありますよね。普通の言葉でも、勢いで笑ってしまいます。笑

 そして、貴能の設定もうまいことやるなぁと思いました。各先代の貴能がランダムで出てくるというのは、物語を転がしやすい設定ですね。

 能力系の物語を考える時、能力を先に考えて物語を作るのか、物語が先にあってそれに適した能力を考えるのか、それに良し悪しはありません。やり方は人それぞれでしょう。
 本作はどちらのタイプかは分かりませんが、いずれにせよ、どう転んでも面白くなりそうな能力ではあります。

 ピンチな時に都合の良い貴能が出て、困難を突破する切っ掛けを与えられますし、逆に全然役に立たない貴能が出てしまって、喜劇とすることもできます。
 いいですね。良く考えられたアイディアです。

 あまり、他作品を想起するのは良くない事かもしれませんが、歴代の当主の能力を引き継ぐ、そして自身にはオリジナルの能力が無いとなると、烈火の炎、主人公烈火の八竜を思い出しましたね。
 古い漫画なので知らないですかね。笑。

 感想は以上です。ご依頼ありがとうございました。


3-24 夜迦に呼ばれてはならない偽娘妃〜間違えて連れて来られた男は後宮で生き延びたい〜

■依頼

■タイあら感想
 率直モードです。
 タイトル。男の娘なのか!? もしかして男の娘なんですか!?いや、まぁ私の守備範囲ではないですが、ここはテンションをあげるのが伝統かと。笑
 あらすじ。やっぱりキター。男の娘です。紛うことなく。でも、女の園って大変ですよね。いや、女性蔑視とか言われてしまうかもしれませんが、女性の多い職場で働いて事がありますが、なかなかでした。(何が)
 そのドロドロ描写に私のハートが耐えられるか心配です。
 挙句の果てに殺されてしまう未来が見えるなんて。頑張れ、男の娘!

■本文感想
 率直モードです。
 読みやすかったです。物語はすんなり入ってきました。これは物語として重要な利点です。まず、理解できないと楽しむことはできませんから。
 これも個人の読解力の問題でしかないですが、私が理解できない物語というのはたくさん存在しています。まず、ここのハードルを越えてこないと好きになることはできません。そんなに高いハードルではないですけどね。笑

 ただ、本作は少し惜しい気がしています。あらすじで書いた感想と矛盾するような事を書いてしまいますが、もう少し後宮のドロドロ具合が書き出しで描写されると良かったかなと思います。

 やはりこの物語のポイントは、後宮の中の人間関係で恐らく嫉妬に狂った女性に殺される未来が見えているということだと思います。
 そのポイントに至るまでの過程を生々しく描くことで説得力も増しますし、後宮を舞台にした物語を読みに来る層はそれを期待していると思われます。

 よりベターなのは、この書き出し中に嫉妬する女性が、主人公の行動によって少し痛い目を見るという逆転、いわゆるざまぁをチラ見せするとフックとして強いのではないでしょうか。

 文字数的に難しかったと思いますが、もうひとつ思ったのは「先見」の能力を説明することに文字数を使いすぎかもと思いました。確かにこの物語のコアの部分だと思います。先見の能力で悪い未来を回避していくということは。
 ただ、それを説明するためだけに描写すると物語への没入感も薄れてしまう可能性があります。

 よって、言うは易しですが、ドロドロからの小さな逆転劇を先見で見た未来を変えることによって起こさせると、私にとってのベストになったかもしれません。

 あくまでも私の好みの話、サンプルの一つしてとらえていただければと思います。

 感想は以上です。ご依頼ありがとうございました。


4-11 悪役転生物語 ~どろぼう少年と人形使いのプリンセス~

■依頼

■本文感想
 キャラクターから入っていく。いいですね。私もよくやります。よく考えるとほぼそうかもしれません。こういう人がいたら面白いだろうな、こういう行動をするんだろうなということを取り留めもなく考えていくと、何やら面白いお話ができあがったりしますよね。

 さて、キャラクターに注目した感想ですね。かしこまりました。まず良く書けていると、例の如く私が思う所ですが、『人形つかい』とか『盗賊』がどんな能力で、どういう風に使ってきたのかということは良く分かりました。
 恐らく作者さんがここを一番書きたいと思っている所なんじゃないかと推測します。異能系のお話は、やっぱりそこがポイントなので、しっかり書くのはいいことだと思います。

 改善点も求められているので、ひとつだけ提案すると、感情の動きをもう少し表現するとキャラクターに愛着を持てるかもしれません。
 マリーは壮絶な前世を送ったようですが、その時のマリーの気持ちがあまり伝わってこず、事実だけが淡々と語られているように感じました。
 また、マルコがマリーを助ける経緯について語りますが、そこも同様に感情があまり通っていない感じがします。
 これは視点(地の文)を三人称神視点で書いていると陥りがちな罠ですね。この視点で感情の動きを違和感なく書くのは、高い技術が必要ですが、是非チャレンジしてみてください。
 どうしてもうまく書けない場合は、視点を変えてしまうのも有りだと思います。一人称はその辺がダイレクトに伝わるので、やりやすいですね。

 偉そうに書きましたが、飽くまでも私がそう感じたというだけなのであまり気にしないでください。
 感想は以上です。ご依頼ありがとうございました。



編集用

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■本文感想



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