バッタ兄貴映画レビュー"デビルマン"
滅びろ、デーモン!
どうも、バッタ兄貴です。久々の映画レビュー記事ですね。
今日の題材は実写デビルマン。クソ映画の代名詞として多くの人に知られてしまった映画ですね。今回は、漫画版アニメ版に触れてこなかった私視点で、単純に映画として感想やレビューを書きます。よろしく
★あらすじ
両親を失い、牧村家で生活している高校生不動明
彼はある日、昔からの親友であった飛鳥了に呼ばれる。
彼の父が悪魔を解放してしまったこと、そして悪魔は人間と合体、乗っ取ることでデーモンと化すこと、そして父もデーモンになったと告げられる
明もまた悪魔の勇者アモンに合体されるが、自我を失わなかった。
そうして、悪魔の力を身に着けた人間デビルマンが誕生
明はこの力で、人間を傷つけるデーモンと戦うのであった
「ハッピーバースデー、デビルマン!」
★良い点
1.絵×特撮×3DCGのデーモンバトル
本作では3DCGをふんだんに使い、一部のカットでは漫画のような絵を入れる独特な映像美は圧巻だった。特に最終決戦は神話のごとき風景でした。
CGに関しては流石に多少は時代を感じるものの、激しい死闘を繰り広げる様子は非常にハイクオリティであると感じました。
2.完成度の高いストーリー
私自身原作となる漫画版は読んでいませんが、単体としてはなかなか完成度が高いと感じました。何人かに書かせたけど結局監督の妻の脚本が選ばれたとのことでしたが、悪魔と人間の中間ともいえるデビルマンの苦悩、悪魔以上に悪魔のような人間たち、崩壊していく世界など、薄暗いストーリーはなかなかに魅力的に感じます。
★マイナス点
おそらく皆さんが気になっているコーナーです
1.演技力
この映画で一番演技が上手いのはボブ・サップ(ニュースキャスター役)というのは有名な評価ですが、個人的には少し過剰に感じました。ただ、やはりアイドル発の主演俳優と、ライバル役俳優の演技に関してはかなり目立っていたように感じます。全体的に固いんですよね。特にそれが滅びろ、デーモン!等大きな声を上げるシーンでは顕著であるように感じます。当該俳優にとっては演技初挑戦だったことを考慮しても、映画館行ってこれ見せられたら結構へこむと思います。
2.細かいところがなんか変
この映画、細かい部分が詰め切れてないように感じます。
勢いで見ると面白いが、細かく見るとなんかおかしくね?となるシーンや、
これ何?みたいな部分がぽつぽつ出てきます。
・意図は分かるが、なんか変な絵面になっているシーン
例:弁当に殻をむかずに入れられている毬栗、滅茶苦茶になった世界で一般人を襲うタンクトップデブ三人組(通称アポカリプスデブ)、後々の展開の布石なのか急に神を信じるか聞いてくるヒロイン、何故かノーダメで焦土の中に建っている教会等
・無駄に叫ぶ
例:正体がバレたシーンでの絶叫(通称ほわーん)、ショッキングな状況を見ての絶叫(やたら長い)
個人的に気になった大きな要素はこのへんですね。
特に後者と演技力のコンボが凄まじい威力を誇ります。
特に例に挙げたシーンは両方ともシリアスなシーンなのになぜかちょっと笑ってしまいました。笑うな
★まとめ
いかがだったでしょうか。実写デビルマン、個人的には楽しめましたね
漫画の実写化としてみると色々思うところもあるんでしょうが、
映画単体としてみると問題点こそあれ全然つまんないわけではないです。
ただ肉付けのタイミングでミスした感じですね。
皆も見よう、デビルマン!!!
ハッピーバースデー、視聴者!!!!!