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🌜随筆です🌛

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自分の日々物思いにふけりながら記した随筆です。 よろしければどうぞ。
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#夜活

📔日常に潜む発見 (随筆・36)

📔日常に潜む発見 (随筆・36)

私たちの日常は、予想もしない発見で満ちています。それは、朝の散歩で見つけた小さな花かもしれませんし、通勤途中のカフェの新メニューかもしれません。私にとって、そんな発見の一つが、古本屋の片隅で見つけた一冊の本でした。

その本は、表紙も色褪せ、ページの端は少し破れかけていましたが、何とも言えない温もりを感じさせる一冊でした。著者の名前も見覚えがなく、タイトルも今ひとつピンとこないものでしたが、手に取

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👣フットワーク (随筆・27)

👣フットワーク (随筆・27)

フットワークは、私たちの日常生活において重要な役割を果たしています。それは、私たちが目標を達成し、夢を追求するために踏み出す一歩です。フットワークは、私たちが進む方向を決定し、未知の領域に足を踏み入れる勇気を与えてくれます。

フットワークは、スポーツやダンスの世界でよく耳にする言葉ですが、それは私たちの日常生活にも当てはまります。
例えば、新しい仕事に挑戦するとき、新しい趣味を始めるとき、あるい

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👣足音 (随筆・22)

👣足音 (随筆・22)

静かな夜、月明かりが窓から差し込む部屋で、私はふと耳を澄ませました。

外はすっかり静まり返り、人々の営みも眠りについたかのようです。しかし、そんな静寂を破るかのように、遠くから足音が聞こえてきました。一歩、また一歩と、それは徐々に近づいてくるのが分かります。不思議と心地よいリズムで、私の耳には明確にその音が響いていました。

足音というものは、その人の生き様を映し出す鏡のようなものだと思います。

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🗿大黒柱 (随筆・19)

🗿大黒柱 (随筆・19)

家族の船を静かに、しかし確かに導く存在、それが大黒柱です。
日々の暮らしの中で、その存在感はしばしば忘れがちになりますが、その大きな存在は家族の安定と幸せの礎であると言えましょう。

朝、家族が目覚めますと、大黒柱はすでに一日の始まりに備えています。コーヒーの香りが漂い、朝食の準備が整っています。家族の一員一員が、その日の活動に向けて力をもらいます。
大黒柱は、言葉少なに、しかし確かな手つきで、家

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🍎しりとり (随筆・17)

🍎しりとり (随筆・17)

ある晴れた日のこと、小さな町の片隅で、しりとりが始まりました。
子どもたちの無邪気な声が、空に向かって弾むように響き渡ります。
「りんご」「ごりら」「らっぱ」......と、言葉は次々と繋がっていきます。それはまるで、小さな言葉のバトンが手から手へと渡されていくよう。

しりとりは、単なる言葉遊びではありません。それは、人と人とが互いに心を通わせるコミュニケーションの形。一つの言葉が次の言葉を呼び

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🛜リサーチ (随筆・14)

🛜リサーチ (随筆・14)

リサーチの研究とは、知識の海に光を当てる行為です。それは、暗闇の中で道を照らす灯台のようなもの。
私たちは、その光に導かれ、未知の領域を探検します。研究者たちは、好奇心の炎を燃やし続け、答えのない問いに挑戦します。彼らは、世界がどのように機能するか、そして私たちがどのようにその一部として生きるかを理解するために、絶え間なく努力します。

私たちの日常生活は、研究によって形作られています。
パソコン

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🍀疲れた心に(随筆・12)

🍀疲れた心に(随筆・12)

日々の喧騒に疲れ、心が少し重く感じる時、私たちは静かな場所を求めます。
そんな時、ふと窓の外を見ると、木々は静かに風に揺れ、鳥たちは自由に空を飛び交っています。彼らは何も言わずとも、私たちに大切なことを教えてくれます。

「今」この瞬間を生きることの大切さや素晴らしさを。

私たちが今抱えている悩みや疲れも、この大きな世界の中では小さな一コマに過ぎません。
時には立ち止まり、深呼吸を一つ。頭上に広

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🛟妄想(随筆・11)

🛟妄想(随筆・11)

私たちの心は、現実の枠を超えた妄想の海に漂う小舟のようです。日常の喧騒から離れ、そっと目を閉じると、心の中に広がる無限の海原に漕ぎ出すことができます。その海は、時に穏やかで、時に荒れ狂うこともありますが、いつも新しい発見と冒険で満ちています。

あるとき、私はその妄想の海で、光り輝く都市に出会いました。その都市は、現実世界のどの地図にも載っていない場所にあり、建物はクリスタルのように透明で、空に浮

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