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🌜随筆です🌛

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自分の日々物思いにふけりながら記した随筆です。 よろしければどうぞ。
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#日常

流行よりマイ流行を (随筆52)

流行よりマイ流行を (随筆52)

流行とは面白いものです。誰かが「これがいい」と言い始めたら、みんなが一斉にそれに飛びつきます。洋服でも音楽でも、食べ物でも。流行の中心にいる人々が指を指す方向に、私たちは無意識のうちに従ってしまう。SNSで盛り上がるトレンドは、次の日には街中で見かけることが増えます。それはまるで、見えない手が私たちを操っているかのようです。

でも、ふと立ち止まって考えてみると、この流行という波に乗ることが本当に

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🫂あいさつ (随筆・45)

🫂あいさつ (随筆・45)

朝、爽やかな風が街を通り抜けていきます。人々はそれぞれの日常へと足を進める中で、ふとした瞬間に交わされる「おはよう」という言葉一つで、心が温かくなることがあります。

あいさつは、私たちの生活に根ざしたシンプルなコミュニケーションの形です。それは、ただの日常のルーチンではなく、相手を思いやる気持ちや、その日一日のスタートを切るための小さな儀式のようなもの。朝の挨拶一つで、その日の気分が決まることも

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📔日常に潜む発見 (随筆・36)

📔日常に潜む発見 (随筆・36)

私たちの日常は、予想もしない発見で満ちています。それは、朝の散歩で見つけた小さな花かもしれませんし、通勤途中のカフェの新メニューかもしれません。私にとって、そんな発見の一つが、古本屋の片隅で見つけた一冊の本でした。

その本は、表紙も色褪せ、ページの端は少し破れかけていましたが、何とも言えない温もりを感じさせる一冊でした。著者の名前も見覚えがなく、タイトルも今ひとつピンとこないものでしたが、手に取

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🔔鈴の音 (随筆・24)

🔔鈴の音 (随筆・24)

鈴の音は、私たちの日常に静かに溶け込んでいる音の一つです。
それは、風が吹くたびに、あるいは人が動くたびに、空気を振動させ、私たちの耳に届きます。この小さな音は、私たちにとってどのような意味を持っているのでしょうか。

まず、鈴の音は、多くの人にとって懐かしさを感じさせるものです。子供の頃、祖母の家の玄関に吊るされていた風鈴の音を思い出す人もいるでしょう。
夏の暑い日、風鈴が奏でる涼やかな音は、心

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🤱母の愛 (随筆・20)

🤱母の愛 (随筆・20)

母という存在は、私たちの生活において、温かな光をもたらす太陽のようなものです。
彼女の愛は、無条件で、常に私たちを照らし続けます。この随筆では、そんな母の愛の深さと、日常の中での小さな瞬間を捉えてみたいと思います。

子供の頃、私はよく転んで膝を擦りむきました。その度に、母は優しくバンドエイドを貼ってくれました。痛みはすぐに消えるわけではありませんが、母の手の温もりが心を落ち着かせてくれました。母

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🛜リサーチ (随筆・14)

🛜リサーチ (随筆・14)

リサーチの研究とは、知識の海に光を当てる行為です。それは、暗闇の中で道を照らす灯台のようなもの。
私たちは、その光に導かれ、未知の領域を探検します。研究者たちは、好奇心の炎を燃やし続け、答えのない問いに挑戦します。彼らは、世界がどのように機能するか、そして私たちがどのようにその一部として生きるかを理解するために、絶え間なく努力します。

私たちの日常生活は、研究によって形作られています。
パソコン

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🎚️隙間 (随筆・10)

私たちは日々、忙しく生活しています。

勉強や仕事に追われ、時間に追われ、時には自分の息抜きの時間さえも忘れがちです。しかし、そんな忙しい日常の中でも、ふとした瞬間に目に入る「隙間」があります。その隙間からは、意外な発見や新鮮な驚きが私たちを待っているのです。

電車での移動中、窓の隙間から見える景色があります。ビルの合間からのぞく一筋の光、遠くに見える山々のシルエット、そして空の青さ。それらは一

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