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暗記と記憶

みなさんは暗記と聞いてどんなイメージを持ちますか?得意な人もいれば苦手な人もいると思います。
今回は、心理学における記憶の面から苦手な人に向けて暗記のコツを紹介します。

記憶にはいくつか種類がありますが、暗記とより密接に関わるのは短期記憶と長期記憶です。電話番号を例にとってその違いを説明します。

例えば、スマホの連絡帳に友人の番号を登録したいとき、その場で聞いた番号を一時的に覚えて登録する作業は容易です。これが短期記憶です。短期記憶はその名の通り短い間しか保持することができません。そのため、時間が経って登録した友人の番号を突然尋ねられても答えることは難しいはずです。

長期記憶というのは、意識しなくても脳に定着して長期間覚えていることができる記憶のことですが、記憶がいきなり勝手に脳内に保存されることはなく、短期記憶として脳内に記憶された情報を何度も繰り返して想起することでようやく長期記憶として脳に保存されるのです。自分の住所や電話番号を覚えていない人はほとんどいませんが、最初から完璧に覚えていたわけではなく、必要があるたびに繰り返し思い出す作業を繰り返したことで知らず知らずのうちに長期記憶になって簡単に忘れることがなくなったのです。

つまり、なにかを覚えたいときは繰り返し反復することで必要な情報を短期記憶から長期記憶に移行・定着させることが基本かつ重要だと言えます。他にもコツはありますが、暗記が苦手な人は覚えたいことをまずはたくさん反復して見てください。

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