冬至かぼちゃ
今日は真冬並みの寒さだったらしく、とても堪える寒さでした。
真冬といえば冬至、すなわち日の出から日の入りまでの時間が1年でもっとも短い日のことですが、みなさんは”冬至かぼちゃ”を聞いたことはありますか?
冬至といえばかぼちゃといわれるくらい両者の関係は密接ですが、そもそも冬至にかぼちゃというのはなぜなのでしょうか。
実はこの関係は江戸時代まで遡ります。かぼちゃは栄養素が豊富らしく、野菜が不足しがちだった当時冬に適した食材であったこと、ほかの野菜と比べ保存性が高かったことから重宝されたそうです。
また、かぼちゃの黄色は魔よけの色とされたこと、冬至が一陽来復と呼ばれ、悪運が幸運に向かう初めの日と考えられていたことから無病息災、運気上昇などを願う行事食として定着したそうです。
確かに冬至が近づくとかぼちゃの季節と感じることはありますが、こんなに歴史が深いものだとは思わなかったので驚きです。
このように特定の日と食材(食べ物)が密接したかかわりを持つ例は、七草粥などにもみられますね。
何気ない風習にも深い歴史があるかもしれないことを思うと、知的好奇心が刺激されます。