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家相は大事:2
以前書きましたように、家相は人生の中でかなり重要なウエイトを占めるのですが、肝心の家相の先生については「すごい!」と思える先生に出会った事は、私自身も数えるほどしかありません。
「お前だって家相の先生じゃないか!」と怒られるかもしれませんが、私は「当てる」という占いではなく、「人生を変える」占い師として、そのいくつかの手段として家相を使うだけで、「家相専門の占い師」ではありません。
その私からみて「すごい!」という人がいないという事は、前回書きましたように50%くらいしか当たらない、逆に言えば50%は外す占い師が多いという事です。家相の本を立ち読みでもしてもらえばわかりますが、家族構成とか、家を建てるタイミングとか、どういう仕事をしているかということについて書いてある本はありません。
つまり考慮していないということです。
私は占いの世界に入って5年くらいして家相を教わりましたが、それまでこのことを疑問に思っておりました。
例えば「公務員と企業家が同じ家で問題ないのか?」とか「子供が男だけの家や、女子だけの家が同じでいいのか?」、「会社を起業するタイミングや方位を問題にする(気にしない、信じられないような占い師もたくさんいますが)のに、家はいつ建ててもいいのか?」ということです。
こういうことが疑問ではなく、実際に現象として起こるから「家相なんて迷信だ!」という印象を持たれるのだと思います。
具体的に言えば、
・「良い」と言われて建てたのに「良い」どころか問題続き
・「悪い」と言われたのに強行して建てたけれども、さして「悪い」ことが起きない。
・「この家を建てれば○○が起きる」と言われて家を建てたけれども、実際にはその時に教えてもらわなかった、しかしはるかにとんでもないことが起きた。
ということです。
そうなると「あんな占い師に観てもらうから!」というようなことを言われることが多いのですが、お断りしておきますが「良いことが起きなかったり」「悪いことが起きた」というのは原因があるからでして、「当たらなかった」というのは、いい加減な家相の先生に頼んだからです。
自分が家相を勉強したからわかるのですが、前述のような条件について聞いて来ないで家相をああだこうだと言う先生は信用しない方が良いと思います。平気で外すからです。
私が学んだ先生は、そう言うことをすごく問題にされたし、そう言うことを考慮に入れると、家相は驚くほど当たります。
占いというのは、少なくとも東洋占術であればベースは一緒ですから、家相や行動学などは結びついてきます。
つまり「こういう行動をする人であれば、自分が家を建てる時は、こういう家を建てるはずだ」ということです。
これは私の師匠の話ですが、師匠が占いの勉強を始めて半年で、中国の国家主席も観ている盲目の占い師に会いに行かれたそうです。盲目ですよ!
その方に生年月日を告げたら、まず身長と体形を言われたそうです。
次に日本のどこから来たのかと、家族構成を聞かれ、答えるとお風呂が北西、仏壇が玄関の左の部屋にあることを言われたそうです。
全て当たっていたそうです。
そこからがすごくて、師匠のお父様が早く亡くなったことを言うと、病名を聞かれたので答えると「では、お父さんの生まれた家は・・」と話されました。師匠は父親の実家は知っていましたので「それは違います」と言うと「そんなわけはない。この電話を使っていいから、そのことがわかる人に聞きなさい」と言われ、日本の祖母に電話されたそうです。
驚いたことに、師匠が知っていたのは父親が育った家で、生まれた家ではありませんでした。生まれた家は、その先生が言われた通りの家だったそうです。
「先生は超能力者ですか?」ときいたら「全て行動科学です。あの日に生まれたあなたが、今日、上海に来ていることから計算しました。ただ、目が見えないので早見表が使えないので、全て頭の中でやらないといけませんが」と答えられたそうです。
さらに「これから、あなたが何をするのかわからないので、全ていうことは出来ませんが『仕事を変えないのであれば』という条件付きですが、あなたの5年後は・・」ということを話されたそうです。
当時の師匠からすれば「そんなバカな!」という内容だったそうですが、5年経ったら本当にその通りになっていたそうです。
キャリアがまだ半年だった師匠は、占いの凄まじさを見せられて震えがきたそうです。師匠の師匠にあたる大師匠も、師匠が初めて会った時、占いに対する概念をひっくり返された人だったそうです。
私もそういう凄い方々が普通に周りにいるところがスタートですから、なかなか「すごい!」という人には出会えないわけです。