運気の強くなる家(部屋)⑦
風水の基本的な考え方は、全員共通で家にとって重要な位置と、各人にとって関係してくる位置の両方に、お風呂・トイレ・階段といった凶相になるものがないことです。
例えば、金運を意味する方位(お金の種類によって2箇所あります)が凶相になっていますと、必要なお金が足りていないことになります。
ただし、自分にとっての必要なお金ですから、金額としては他人より多めに入っている場合もあります。
ここでお断りしておきますが、以前は具体的な方位を書いていたのですが、方位のことなんて全然わかっていないのに「風水がわかる」と宣伝している人が驚くほど多く、その結果、迷惑を被ったり、損失をかぶるのは皆さんなので、その元になるような方位の意味をここで書くわけにはいかないのでご容赦ください。
ただし、ご相談にこられた方には、きちんとお話します。
私どもは運が悪いのか、私の師匠、大師匠以外で、まともな風水の先生には一人も会ったことがありませんし、師匠のお父様におかれましては、師匠が占いを始める前に、風水師を名乗る、本まで書いているらしい人に家を観てもらって、サラリーマンの給料の何ヶ月分にも相当する請求をされていたそうです。
それがわかったのは、大師匠が師匠の家に行かれた際に、お父様のお話は一切していないのに「どうやったら、こんなデタラメな家を建てられるんだい?お父さんは、早く亡くなったね」と言われた時だったそうです。
それまで風水なんて信用していない、というよりも、わからなかったのに、お父様が死んだ原因だったと知らされたわけです。
少なくとも、名前を出したら、風水に興味がない人でも知っているであろう占い師に観てもらって、健康状態が大変なことになったり、事業が倒産したという人たちが、何人も私どものところに来られますから、聞いている我々が卒倒しそうなことになるわけです。
ところが、お客さんのほとんどが、風水でそんなことが起きるという基礎知識がありませんから、「不運」で済まされてしまっているわけです。
風水には「身上(しんじょう)」と「事上(じじょう)」という現象の出方があって、身上の人は一生病気、事上の人は一生出来事で現れて、これが途中で切り変わることはありません。
例えば、仕事運と主人の位置は同じなのですが、ここが凶相になっていると、主人が病弱になるか、仕事がうまくいかないか、どちらかになります。
水の意味することは重要で、重篤な病気になったりします。例えば、娘の位置に洗面所や風呂があって、無駄な水を使っていると(必要な水は、いくら使っても構いません)娘が暗くなったり、「金食い虫」になったりします。
こうやって読んでいくと、家族の状況が読めてくるわけですが、この時点でなんのことなのかわからない占い師も多いことと思います。
大事な家です。
占い師に相談するのは、その実力を確かめてからにしましょう。
つづく