見出し画像

CRAFT MILK’S MILK 先行販売スタート

【CRAFT MILK’S PROJECT 第一弾】


CRAFT MILK’S MILK 先行販売スタート
8/31(土)11時~ @小泉牧場(練馬・大泉学園)

ようやく小泉牧場のシングルオリジンミルク CRAFT MILK'S MILKが販売スタートします!

一部の方はご存知かと思いますが、小泉牧場の牧場主小泉勝さんが病気を患い入院をしておりました。
長期の入院でしたが、なんとか復活しました。

退院後、色々と議論を重ねてきましたが、ようやく今後の目処がつき、発売をスタートさせるに至りました。

まだまだ暑いですが、8月31日(土)11時からの販売となります。

当日は小泉勝さんも参加し、冒頭には挨拶もしてもらう予定です。

東京23区最後の牧場の「初めてのクラフトミルク」をぜひ飲みにきてください!
元気になった小泉さんとともに、小泉さんのCRAFT MILKをみんなで飲みましょう。

◾️イベント場所
小泉牧場 東京都練馬区大泉学園町2丁目1−24
※駐車場はありません。もよりの駐車場を使うか、公共交通機関でお越しください(大泉学園駅から徒歩5分ほど)

◾️イベント時間
11:00~14:00 
※11時より小泉牧場の牧場主小泉勝さんが挨拶を行う予定です。

◾️販売商品
小泉牧場 CRAFT MILK
200ml 500円
900ml 1500円
※ヨーグルトやアイスはまだ開発中のため、今回はミルクのみになります。そちらもまたおってご連絡します


小泉牧場のシングルオリジンのミルク

長くなりますが、価格について大切なことなので書いておきます

== 値段が高い理由 ==

値段だけ見ると多くの人が高いと思うかもしれません。
ただ、やみくもに高級にしたかったということではありません。

そもそも、ミルクの価格はかなり安いんです。

牧場主が搾ったミルクが大体120~130円で購入されるのですが(地域によります)、それをタンクローリーで集めて、乳業メーカーで殺菌、パッケージングして、そして各地に運ばれてスーパーなどで販売される時には200~220円くらいになっています。
それだけの組織や人が動いてたった70-100円しか価格が上がっていないのです。

ビジネス感覚がある人ならおかしいと思いますよね。
様々なところで補助金が入りつつ、各所ほとんど利益をいれず、ようやく安い価格になっています。

近年、牧場を取り巻く環境は厳しく、エサ代や燃料が高くなってきて牧場主はミルク120-130円では厳しくなっています。
ミルクの価格を上げようとしても、業界のルールもあってそう簡単には変えられません。

乳業メーカーの多くもミルクではほとんど稼ぐことができていません。
ヨーグルトやチーズなど、その他の乳製品で加工することで利益を得られるようになっています。

そんな中で「苦しいことが当たり前」という状況を変えなければいけないなと思いました。

通常だと、「牧場→農協→乳業メーカー→販売店(流通)→生活者」という複雑な流れになっており、その中でさまざまなルールがあります。
価格を安定化させる意味では今の流れも良いのですが、付加価値をつけて販売するにはやりづらくなっています。

そこで、私たち武蔵野デーリーがミルクを集めて製造、販売するところまで行うことで、「牧場→武蔵野デーリー→生活者」というシンプルな構造にすることができます。
そうすることで、経営が厳しくなっている酪農家からも高い値段でミルクを買うことができます。

もちろん私たち乳業メーカーも持続するためにはしっかり利益をのせなければいけません。
そのために牧場やミルクのストーリーわかりやすく伝わり、これなら買ってもいいなと思えるように必要なデザイン、ブランディング、取り組みなどを作り上げたつもりです。

他の乳業メーカーも付加価値をつけることはできますが、私は牧場単体だからこそできるのではないかなと思っています。
牧場それぞれのこだわりをダイレクトに伝えることができるからです。

値段が高いことは重々承知ですが、これからも厳しいであろう酪農業界において、未来を見据えた販売にしていくための価格にしたつもりなので、ご理解いただければと思います。
そうして、牧場、乳業メーカー(自分たち)、そして、生活者がみんなが納得できる形になればうれしいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?