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【園児・生徒・学生が発表!】私たちが、世界の幸せをカタチにするためにできること。〜「令和6年度 学校法人武蔵野大学 創立100周年記念アワード」開催レポート〜

みなさん、こんにちは! 学生広報チームの加藤と森です。今回は、2024年11月16日(土)に行われた黎明祭(武蔵野大学 有明キャンパスの大学祭)の中で開催された「令和6年度 学校法人武蔵野大学創立100周年記念アワード」(以下アワードと記載)の様子をご紹介します。当日は、武蔵野大学附属有明こども園の園児から武蔵野大学の学生までの幅広い年代の方が自分たちの活動の成果を一生懸命に発表していました。ぜひ、この記事を読んでいただき、アワードの雰囲気や園児、生徒、学生たちの活動に対する熱意が少しでも伝わればと思います!


そもそも学校法人武蔵野大学創立100周年記念アワードとは?

学校法人武蔵野大学創立100周年記念アワードとは、学生・生徒・園児のみなさんが創立100周年という大きな節目を体感し、学校の枠を超えて1つの目的に取り組む機会として、昨年度から開催されているアワードです。2回目の開催となる今年度は『「世界の幸せをカタチにする。」ため、私たちにできること』というテーマをもとに、53団体(総勢約850名)の応募が集まりました。そして、厳選なる審査の末に最終選考進出団体として選出された20団体(園児部門が1団体、中学校部門が4団体、高校部門が5団体、大学部門が10団体)が本アワードにて発表を行いました。

本アワードは、はじめに、各団体の代表者が自分たちの活動の概要をわずか1分という短い時間で会場全体に対して紹介し、その後、来場者が各団体のパネルブースを自由に観覧し、より詳しい説明を受けるという形で進行しました。そして、最終的には審査委員長の小西副学長を中心とした審査員投票に加え、来場者がオンライン投票を行い、優秀な活動に対して表彰状と賞金が贈呈されました。

1分間アピールタイムの様子

また、有明キャンパスの会場やYouTube上での配信に加え、今年度はXR会場(バーチャル会場)が開設されました。バーチャル上で灯篭を飛ばすなどXR会場ならではの演出で盛り上がりました。

バーチャル上の灯篭の演出の様子

審査を通過した各団体の情報はこちら

数多くの素晴らしい発表の中から見事、栄誉に輝いた団体を紹介

今回のアワードでは、審査員の厳正なる審査と来場者による投票の結果、以下の13団体が受賞されました。おめでとうございます。

最優秀賞:3団体(中学部門、高校部門、大学部門で1団体ずつ)

・中学部門:Media Designゼミ
・高校部門:自然科学部
・大学部門:つなぎ・つながる・みんなの広場

優秀賞:8団体
・中学部門:MUL-SPLASH、農業×食ゼミ
・高校部門:MUL-CONNECT、医療研究
・大学部門:FUTATABI、任意団体Sora&Ryo、MURP、アントレプレナーシップ学科高松宏弥ゼミFS発展2B[西東京子ども]

オーディエンス賞:1団体

・中学部門:ジュラシック・チキン

お楽しみ参加賞:1団体

・園児部門:武蔵野大学附属有明こども園 (VTR参加)

惜しくも受賞を逃した団体の方々も素晴らしい発表でした。本当にお疲れ様でした。

その中でも今回は、最優秀賞を受賞した3団体と、オーディエンス賞に輝いた1団体、そして、我々が個人的におすすめしたい2団体の計6団体を紹介いたします。

最優秀賞

大学部門:つなぎ・つながる・みんなの広場

武蔵野大学4号館前のシンボルプロムナード公園の整備やイベントの開催を通じて、“自然と人”、“人と人”が繋がることの出来るような憩いの場を作ることで、地域コミュニティーの活性化と防災時の共助の基盤づくりのための活動をされています。100周年アワードが開催された黎明祭でも、シンボルプロムナード公園にて第2回目となる「じゅんぐりマーケット」というイベントを開催し、地域の活性化に貢献されていました。

高校部門:自然科学部

千代田区の特徴を生かした地域貢献を目指し、日々、調査と研究を行っています。今回はその中でも、コーヒーを抽出した後の搾りかすに着目し、その搾りかすがもたらす雑草除去や害虫対策といった効果について調査・研究を行ったそうです。現在、コーヒー業界では気候変動などの影響から、2050年までにコーヒー豆の栽培に適している面積が世界全体で約75%減少するという「コーヒー2050年問題」を抱えています。自然科学部の学生は「将来は、コーヒーの搾りかすを中心としたビジネスを立ち上げ、その収益でコーヒーの生産者の手助けをしたい」と話していました。

中学部門:Media Designゼミ

環境問題が深刻化している現状から、アクセサリーと環境問題を掛け合わせたサステナブルジュエリーブランドを立ち上げ「海洋ゴミ」問題の解決を目的として活動されています。自分たちで1からマーケティングの理論を学び、「海洋ゴミ」を使用して制作したアクセサリーのブランドを立ち上げ、販売戦略を立てるところまで取り組んでいる姿に感銘を受けました。

続いては、来場者の心をつかんだオーディエンス賞を紹介します!

オーディエンス賞

中学部門:ジュラシック・チキン

「現代に恐竜を蘇らせる」ということを目標に活動している団体です。具体的には、現代の鳥類の中で恐竜に近い骨格と羽毛をもつとされる、「にわとり」を中心に研究を進めているといいます。まるで映画のような話ですが、恐竜と人間が共生する未来を想像するとワクワクしますね。それが現実になる日もそう遠くはないかもしれません・・・
ちなみに、最初に蘇らせたい恐竜は恐竜の祖先とされる「始祖鳥」だそうです。

学生広報チームPICK UP!

惜しくも最優秀賞に選出されませんでしたが、今回、取材を担当した学生広報チームの2人が「ぜひ紹介したい!」と感じた団体2組をご紹介します。

〈加藤PICK UP!〉大学部門:社会福祉学科木下ゼミ

「みんなの居場所をつくること」を目標に、武蔵野キャンパス7号館の屋上や有明キャンパス3号館の屋上を拠点として、毎週火曜の昼休みに活動を行っている団体です。中でも、「ゼロからイチをつくりだすこと」を大切にしており、居場所に必要なベンチや植物のプランターなどは木材からつくるそうです。今後は、武蔵野大学の学生から「ここがあってほしい」と望まれるような場所にしていきたいと話していました。
世間ではインターネットが普及し、リアルでの居場所が減少していると感じるため、ゼロからイチを作り出す活動を通して人々の交流を深めるという取り組みに感銘を受け、選出させていただきました!

〈森PICK UP!〉大学部門:おむすび屋「結」

地方創生の観点から、福島県西会津町の米農家の方々と米作りを行い、日本橋のバーで週に1、2回程度おむすび屋を出店されています。西会津の農家さんが作ったおいしいお米を多くの人に広めるために、愛情と熱意をもって活動に取り組んでいらっしゃる姿がとても印象的だったので選ばせていただきました!

審査員のコメント

創立100周年記念アワード審査委員長の小西 聖子副学長は、「全体に共通しているのは、皆さん熱心で楽しくやっていることが伝わることです。様々な問題に気が付いて自分で確かめること、それが社会にも目が向くこと、そして、その活動を通じて学校や社会に貢献することが世界の幸せをカタチにすることに繋がっていくと思います。ぜひ活動を続けていって、武蔵野大学やそれぞれの学校だけでなく、社会全体にも貢献していただければと思います。」と話されていました。

最後に

今回、100周年記念アワードを取材させていただいた中で私は、熱意をもって生活することの大切さを学んだと同時に、学びは創造的で楽しい活動であり、人生を豊かにしてくれるものであることを再確認しました。また、幸せには多種多様なカタチがあり、正解はないため、自分自身で探究することの大切さを学びました。私は、執筆活動を通じて人々を幸せにできるよう日々精進していきたいです。(加藤)

今回、記念すべき創立100周年の年に、素晴らしい式典に参加し様々な団体のお話を聞けたことはとても貴重な体験だったと感じております。武蔵野大学附属有明こども園から中学生、高校生、そして大学生まで幅広い年代の団体が参加していましたが、それぞれが世界の幸せをカタチにするために問題意識と目的を持った活動をしていてとても興味深かったです。(森)
 

学生広報チームは、今後受賞された12団体に、さらに詳しくお話を聞き記事にする予定なのでぜひ楽しみにしていてください!

※学年、肩書は取材当時(2024年11月)のものです

経営学科2年 加藤 佳
経済学科2年 森 まや

【学生広報チームについて】
学生広報チームは2023年9月に活動を開始しました。創立100周年事業プロジェクトの取材を行い、武蔵野大学だけでなく、学校法人武蔵野大学の中学校や高等学校の生徒や地域の方々にも武蔵野大学や100周年事業の魅力を発信できるように今後も活動していきます。

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