伝えたい、響き合い。学校法人武蔵野大学100周年プロジェクトの広報担当! プロジェクトリーダーの想いをインタビュー
みなさん、こんにちは! 学生広報チームの森です。みなさんは、武蔵野大学100周年の魅力を伝えるために活動している「プロジェクト10(プロジェクトテン)」をご存じですか? 現在、学校法人武蔵野大学は、創立100周年を記念して様々なプロジェクトが進行しています。今回は、その中でも創立100周年を盛り上げるために広報活動を行っている「プロジェクト10」のプロジェクトリーダーである矢澤 美香子先生にインタビューをしてきました。「プロジェクト10」がどんな活動をしているのか、そして矢澤先生の「プロジェクト10」にかける想いを、多くの人に知っていただけたら嬉しいです。
【プロフィール】
矢澤 美香子先生
武蔵野大学 人間科学部 人間科学科 教授/キャリアセンター長
研究分野:臨床心理学、産業・組織心理学
「プロジェクト10」ってどんなことをしているの?
・学内装飾
武蔵野キャンパスと有明キャンパスの建物の壁やドア、柱に100周年を祝う装飾を行っています。イラストは、イラストレーターのユリコフ・カワヒロさんによってデザインされました。100周年記念事業メッセージ「響き合って、未来へ。」からイメージされた、視覚的にも多様性を感じられるような世界中の人々が描かれています。
・学生広報チームの運営
2023年度から始まった、学生たちが武蔵野大学100周年記念事業プロジェクトを中心に取材・記事の執筆を行うプロジェクトです。皆さんが見てくださっているこのnoteも、この活動の一環です!
・学校法人武蔵野大学 創立100周年記念動画の制作
学校法人武蔵野大学100周年を記念して制作された記念動画です。創立記念日にあたる5月21日に行われた式典「同慶節」で公開されました。動画内では、これまでの歴史を振り返りながら、未来へ進んでいくメッセージが伝えられています。100周年記念プロジェクトの1つとして作成されたスクールソングがBGMに使用されているところも見どころです。
・グッズ制作
学内装飾を担当してくださったユリコフ・カワヒロさんのイラストが描かれたかわいいTシャツが販売されています。様々なキャラクターが描かれているので、お気に入りの1枚を探してみてください。
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・ラッピングバス
西武バス・関東バス・都バス合わせて3つの路線で、創立100周年の装飾を施したラッピングバスが走っています。
・新聞、雑誌などのメディアへの広告出稿
2024年共通テスト実施日の1月14日と、武蔵野大学の創立記念日である5月21日に新聞広告で武蔵野大学の100周年をお知らせしました!
・学園祭で創立100年に関する展示を公開
武蔵野キャンパスでの大学祭「摩耶祭(まやさい)」と有明キャンパスの大学祭「黎明祭(れいめいさい)」、附属校の武蔵野大学中学校・高等学校の文化祭「樹華祭(じゅかさい)」、千代田国際中学校・武蔵野大学附属千代田高等学院の文化祭「籐華祭(とうかさい)」にて、創立100周年事業に関わる展示を行っています。100周年記念Tシャツや武蔵野大学の歴史が伝わるような昔の文献、写真等の展示のほか、来場記念品として、ユリコフ・カワヒロさんのイラストが描かれた缶バッチもプレゼントしています。
「プロジェクト10」のはじまり
学校法人武蔵野大学の創立100周年の年である2024年度に向けて、2021年に10個のプロジェクトが立ち上がりました。「プロジェクト10」は、個別に走っている各プロジェクトの全体像を把握し、客観的に、見える形で社会に発信するために立ち上げられました。
矢澤先生と「プロジェクト10」の出会い
矢澤先生は、2023年の4月、キャリアセンター長への就任とともにプロジェクトリーダーに就任されました。それまで矢澤先生は、「プロジェクト10」について存在は知ってはいたものの、1人の教員として遠くから見ているだけだったため、突然プロジェクトリーダーを任された時には責任の重さに押しつぶされそうだったそうです。しかし、進行中の企画の中身を知っていくうちに、“こんなにいろんな企画が展開されていてこれから世に出ていくんだ!”という衝撃と、多くの人の関わりや熱意にワクワク感が生まれ、初めは責任の重さから不安を感じていましたが、次第に100周年記念プロジェクトの広報担当として、“少しでも多くの人に届けていきたい!”という方向に考えがシフトしていったそうです。
“結果”だけではない、背景にある想い
「プロジェクト10」では、何かを完成させたら終わりではなく、より多くの人に武蔵野大学の魅力や武蔵野大学100周年のお祝いムードを伝えることを目標としています。そのため矢澤先生は、各プロジェクトの成果物として出来上がったものだけではなく、企画を遂行する上での背景にある想いやプロセス、関わった人達の願いを伝えることを大切にしているそうです。
学内装飾プロジェクトの誕生秘話!
「プロジェクト10」のそれぞれの企画は、立案から実行し完成するまで数か月単位で活動しています。約10名の教職員と協力企業であるPR会社が一緒に企画を考えているそうです。矢澤先生は、「プロジェクト10」として今までの企画の中で『学内装飾』のプロジェクトが最も大変だったとおっしゃっていました。イラストについているメッセージやリボンの掛け方、景観などの細かい部分においても配慮をして配置を考えていくため、“こうしたい”という思いと様々な制約のせめぎ合いの中で完成させていったそうです。
武蔵野大学のキャンパス全体で行われた大掛かりなプロジェクトのため、学生だけでなく、キャンパスを訪れた外部の人にとっても大きな印象を与えるものだと思います。もし武蔵野大学のキャンパスを訪れる機会があったら、学内装飾を眺めて好みのキャラクターを見つけてみてください。
ちなみに、矢澤先生のお気に入りのキャラクターはPerson in rabbit costume(ウサギの衣装を着た人)とProfessor(教授)だそうです!
100周年記念事業の広報担当!「プロジェクト10」の役割
矢澤先生は「プロジェクト10」について、100周年記念事業を体系的に世の中に発信する役割だと考えています。様々なプロジェクトが個々に運営している中で、「プロジェクト10」の活動を通して全体を把握しまとめて他者に伝えていくことで、背景まで感じ取ってもらえるような情報発信を意識しているそうです。個々のプロジェクトに込められた想いや願い、プロセスなどの“見えないもの”をどういった切り口で、魅力を高めつつ“見える”形にするのかが重要なのだそうです。完成した作品に込められたメッセージを伝えることで、受け取った人に何かを考えるきっかけを与えることや、作品を通して武蔵野大学に関わる人との『ご縁』を作ることを心掛けているとおっしゃっていました。
また、矢澤先生は、広報として発信したメッセージが、見た人にどう影響するかが非常に重要だと語っていました。メッセージを受け取った後、どう行動するかは人それぞれ違っていますが、そうした一人ひとりの違いを含めて“響き合う多様性”が創立100周年のテーマです。メッセージを見た人がどう受け取って、感じて、アクションするかまで、様々な観点から先を見据えて広報活動を行うことが「世界の幸せをカタチにする。」ことにも繋がっていくのだとおっしゃっていました。
取材を終えて
今回、矢澤先生に取材をさせていただいて、私たち学生広報チームも「プロジェクト10」の一環として武蔵野大学の100周年を更に盛り上げていきたいなと改めて感じました。矢澤先生のお話を聞いて、広報をする際に、ただ成果物の概要を伝えるだけでなくその想いや背景を伝えることで受け取った人にどんな影響をもたらすのかまで考えることは非常に重要なことだと感じました。これからの学生広報チームでの活動に活かすことのできる貴重なお話を聞く機会を頂くことができて嬉しく思っています。
「プロジェクト10」では現在、記念動画の制作や学園祭での展示、広告作成などの企画が進行中だとお聞きしたので今後も活動から目が離せません!
※学年、肩書は取材当時(2024年9月)のものです
経済学科 2年 森 まや
【学生広報チームについて】
学生広報チームは2023年9月に活動を開始しました。創立100周年事業プロジェクトの取材を行い、武蔵野大学だけでなく、学校法人武蔵野大学の中学校や高等学校の生徒や地域の方々にも武蔵野大学や100周年事業の魅力を発信できるように今後も活動していきます。