Love Fest / Bluegrass Fest -2008-
San Francisco
2008
地元の友達を訪ねて、初めてサンフランシスコへやって来た。
何年振りかに会うサトシは、わざわざバスのりばまで迎えに来てくれて、僕を家に迎え入れてくれた。
到着した翌日、街の中でふたつの大きなフェスティバルがやってると聞きつけ、両方行き来するうちに、ここの街と人間に驚愕したのだった。
Love Festは街の中心にある、サンフランシスコのシンボルである、市役所の周囲数ブロックを解放して、フリーパーティーを開催。(マジで!?)
Bluegrass Festも、ゴールデンゲートパークという広大な公園内で、ここもフリーで開催してた。(アホなの!!?)
あまりにも自由で、ここの市長はどうかしてると思った。
僕は初めてのカリフォルニアに興奮していた。
全裸のおじさんや、半裸の女の子、バナナの着ぐるみでゲロ吐いてる兄ちゃん、ずっとディープなキスしてるゲイのカップル、ドレッドの老夫婦、なんでも来いだ。
テクノやトランスが流れる中で踊り狂う Love Fest と、フォークやソウルのコンサートで盛り上がる Bluegrass Fest。
マリファナやドラッグが非合法だというのは、きっと何かの冗談だろう。
ってくらい、どちらのフェスもあまりにも自由な雰囲気。
国境を超えると、それまでの常識も変わる。
自分の思う常識なんてのは、地球の人口の、ほんのわずかな極一部での常識に過ぎないのだと、国を超える度に痛感するのだった。
しかし、ここの市長はどうかしてると思った。
誰だよ、マリファナやドラッグを使う人間は、みんなとても危険な存在で、人を人とも思わないような野蛮な犯罪者だって教えたのは。
少なくとも、周りに居た人達はとても親切で、ピースフルで、争いなんかまるでなかったぞ。
結局人によるんじゃないか。
二日目ですっかりこの変な人達が集まる街、サンフランシスコが好きになってた。
あと、ここの市長はどうかしてると思った。
追記: Love festa、2009年で終わってたのだった。(涙)
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