ベルリンに住んでる事を思い出した
After lockdown in Berlin
規制緩和以降の街を覗きにちょっと街へ出てみたら、公園の一角から音楽が聞こえてきて、近くに行ってみるとパーティーが始まってた。
想像してた以上の光景を前にして唖然としたけど、なんだか楽しそうなので、結局僕もフロアに入って一緒に踊り始めた。
オーガナイザーの話を聞いてると、どうやらこのパーティーは
「自由に踊る権利へのデモンストレーション」
なんだそうで、この、つい参加したくなるデモの作り方や、デモ自体の在り方がユーモアたっぷりで面白い。(誰も怒ってない)
踊ってる人達と目が合うと、コロナなんてまるでなかったかの様にハグから始まるし、ジョイントだって普通に回って来る。
人とハグするなんて久しぶりだったけど、ハグしあえるって気持ち良いし、やっぱり踊るなら一人よりみんなと一緒の方が1000万倍楽しい。
ソーシャルディスタンスは何処へ?
マスク誰もしてないし!
とかも思うのだけど、僕が引きこもり中に見てた光景は、結局ベルリンの一部でしかないんだなあと実感した。
面白いのは、警察も10人くらい近くにいるんだけど、本当に唯そこにいるだけで、なんか楽しそうに喋ってるし、なんならちょっとリズムとってる人もいるし。笑
全くもってノープレッシャー。
ルールの範囲内なら、乗るも避けるも自由に選べるこの街で、自主警察なんて絶対生まれないと思う。
お話タイムで、何を喋ってるのかさっぱりわからないのがもどかしい。
雨が降り出すとみんな喜ぶ。
はちゃめちゃなアフリカ系男子(なぜか移動用枕を常備)と一緒に踊ってると、僕の手首に巻かれてたケニアの国旗のブレスレットを見た瞬間、すんごい喜んでくれて、自分の手に巻かれてる同じブレスを見せてくれた。
ピュア!!
時折、DJが音を止めて、何かの議論を始めてて(多分コロナの事やクラブやバーのあり方についてなのかなあ)その時間はみんなも座って話を聞いてる姿にちょっと驚いた。
真面目にパーティーをする人も大勢いる事を、パーティーに行かない人も知っておいた方が、世の中が少し楽になると思う。
何が正解なのか、まだ誰にもわからない。
ニュースじゃ流れない世界を僕はもっと見ていたい。
ベルリンにも初夏がやってきたよ。
【Social is dancing Rave】
外出規制後に始めた「森の録音記録」を毎朝配信してます。
なんで鳥の声で癒されるのかわからないけど心地良いのです。